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10年乗ったロードバイクってどうなの?という話①

  • 10年乗ってもフレームは全然平気!
  • 駆動系の傷みは確実に進んでいる
  • 数年に一度、何かしら部品が壊れる
  • 長く乗るためにはマメに自転車屋さんに診てもらいましょう

という話の後半部分です。

 

 

10年間の交換・修理・入院歴

  • 1~2年目ぐらい:フロントホイールのニップルが抜け、ホイールがゆがむ
  • 2年目:サドルから異音
  • 3年目:リヤのシフトワイヤーの破断
  • 7年目:ブレーキを本体ごと交換
  • 8年目:リヤホイールのスポークが破断
  • 2~3年に一度:タイヤ交換
  • 3年に一度:ペダルの破損

こうしてまとめると、乗り始めて日が浅い頃に色々と起きていました。

 

 

「フロントホイールのニップルが抜け、ホイールがゆがむ」

これは2回ぐらい再発して、結構イラつきました。

緩んだ状態だとカラカラ音が出始めて、

しまいにすっぽ抜けたことでスポークが1本機能しなくなり、

ホイールが若干ゆがんでしまいました。

1度目の修理の時は抜けたところだけを締めてもらった結果再発したので、2回目の時は全てのニップルを締めなおしてもらいました。

あれ以来再発はないですが、今でも跳ねる道路を走ると思い出して不安になる時があります。

 

 

「サドルから異音」

これは巻き上げた泥がサドルの裏やシートポストのクランプ部分に入りこんだことで、

体重がかかるたびにキュッキュッと音を立てていました。

汚れたらすぐに拭きましょう、という教訓でした。

 

 

「リヤのシフトワイヤーの破断」

これは自分のギヤチェンジのやり方が悪いことが原因でした。

変速時にトルクをかけてしまっていたり、停車の際無理にギチギチとギヤを下げてしまっていたことで、ワイヤーに負担が蓄積した結果破断しました。

最初はブラケットの中でワイヤーがちぎれ始めてしまい、それがブラケットを突き破って親指を刺したことで異変に気づきました。

自転車屋に乗って行って修理に出そうとした道すがら、完全に破断。

フロントの2速しか使えなくなり、とんでもない苦行になってしまいました……

 

 

「ブレーキを本体ごと交換」

SCOTTの低グレードあるあるなのですが、TEKTROというメーカーのブレーキがついていました。

これがまあ効かない。

ぎゅっとかけてもヌルヌル滑る。

綺麗に停車しないんです。

ごまかして乗っていましたが、雨の淡路島でブレーキが効かず、

危うく交差点で飛び出すところの恐怖体験をして完全に懲りました。

強度と値段のバランスで105のブレーキに換装。

以来かっちり止まるようになり、下りが怖くなくなりました。

自動車のチューニングもそうですが、まずは止まるを大事にするところからですね。

 

 

「リヤホイールのスポークが破断」

これは多治見から愛知に帰る道中、荒れたアスファルトを下っているときでした。

ひときわ大きなギャップに突っ込んでしまい、乗り越えた瞬間バキッ!と大きな音を立て、

カラカラ異音がし始めました。

降りたところ、スポークの1本がすっぱり折れていました。

乗り味もぐにゃぐにゃになってしまい、恐る恐る近くの駅まで進み輪行して逃げました。

起きたのが山中でどうしようもなかったので乗りましたが、

ホイールを痛めたりスポークが絡まってさらなる惨事が起きるかもしれないので、

この手のトラブルが起きたら基本乗車はやめましょう。

 

 

「タイヤ交換」

これは当たり前な話ですが、タイヤは消耗品なので定期的に交換イベントが発生します。

ゴム質の劣化からパンクを起こすようにもなるので、もっても2年といったところですね。

  • KENDA:初期装備
  • ミシュラン PRO4 ENDURANCE:3回使用
  • パナレーサー Race D Evo 4:現在装着

という形で使ってきました。

 

初期装備のKENDAはマジで硬くてろくでもなかったですね。

パンクしたので交換することになり、自動車レースが好きなのもあってミシュランを選びましたが、

タイヤでここまで違うかと驚きました。

音が静かだし、乗り心地もだいぶ優しくなりました。

ただ、ミシュランは若干カットに弱かったりパンクしやすかったイメージです。

 

今のパナレーサーのタイヤは、乗り味にやや癖があり(タイヤの形状が山なりなせいなのか、まっすぐ走ろうとするとやや左右に振られます。反面コーナーはグイグイ曲がります)ですが、耐パンク性能については申し分ないですね。

走りも軽快です。

 

 

「ペダルの破損」

これも多かったですね。

実は長いことフラットペダルを使っていました。

靴を買うお金を惜しんだことと、どうもビンディングに怖いイメージがあって踏み出せず。。。

そんなわけでフラットペダルを使っていましたが、

大体踏む力に負けて最後は折れるんですよね。

ペダルがすっぽ抜け、棒だけが残るアレを何度か経験しました。

 

現在はボントレガーのコミューター ペダル セット(半分はSPD・半分はフラットペダルとして使えるモデル)を使っています。

2台目を購入した時に、合わせてこっちのペダルも新調してしまいました。

めったに出番はないですが、普通の靴で乗りたい瞬間にも困らないのがありがたいです。

 

 

長く乗るために必要なこと

やっぱり一番はプロに診てもらうことでしょう。
だんだん経験を積んで自分でできることを増やす、というのも大事だとは思いますが、
日ごろからたくさんの自転車を相手にしているプロに敵うはずはありません。
 
また、定期的に診てもらうことで乗り方のアドバイスをもらうのも大事ですね。
癖、特に悪癖は自分ではなかなか気づきません。
シフトワイヤーを切ったのは完全にそれでした。
客観的な視点で乗り方含めてみてもらうと、自分の知識含めてアップデートされていきます。
 
10年前の自分に言ってやりたいこととしては、
「それなりにトラブルは起きるけど致命的じゃないし、それも勉強だと思って、まあ気楽に楽しめ」
といった感じですかね。