国道1号上りは、
土山町頓宮の西部にある頓宮交差点を通過したところです。
ここで、新名神高速道路「甲賀土山」インターまで
あと2kmと案内されました。
頓宮交差点を終点とする県道24号には、同交差点から
R1を経由して次の前野交差点から甲賀土山インターに至る
バイパス道路が設けられており、
これより東、前野交差点までは
県道24号バイパスとの重複区間に入るようです。
同インターへの案内標識のところで、
443.1km地点を通過します。
この旅のスタートは、543.1km地点からでした。
途中、守口で数字が戻ったり京都で空白地帯を経ているので
正確な距離ではないと思いますが、数字上ではこれで
終点の梅田新道交差点から100km進んだことになりました。
目指す東京・日本橋まで、まだ全体の2割にも届かない
距離ですが、それでも6分の1ぐらいは進んだと言えそうです。
まもなく上りでは、ガソリンスタンド跡の前を通過します。
土山地域だけでもこれで3店目の閉店です。
よく見ると、建物には
「古川石油商事 近江土山SS」の文字が見られるので、
古川石油の店舗であったことが分かります。
近年では人口がゆるやかな減少傾向にある土山地域では、
ロードサイドに店舗が乱立した結果、
採算がとれなくなったのか店を畳む光景が後を絶たず、
業種によっては後に入居する店舗のめども立っていない
状況が続いているようです。
建物のないところでは、ごらんの通り
まだ一面田畑という昔ながらの光景も見られます。
国道1号沿いですらこのような状況ですから、他の国道では
どのような状況になっているか想像に難くないでしょう。
地方都市の厳しい現状をまたひとつ、
目の当たりにしました。
さて、頓宮交差点から200mほど進んだところで、
横断歩道の設置された小さな十字路に差し掛かります。
頓宮交差点から東、下り側ではのどかな茶畑が続いています。
土山はお茶の名産としても知られているので、
茶畑がところどころに見られるのが特徴的です。
十字路の手前で、443km地点を通過します。
447km地点以来4kmぶりとなったキロポストの所在地表示は、
旧土山町時代の「土山町 前野」がそのまま残っています。
下りでは、この付近から一旦土山町頓宮を抜けて
土山町前野に入っており、十字路の右折先には
「前野」方面が標識案内されています。
十字路を直進し、土山町頓宮の上り区間は
これより中盤に入っていきます。
ここからは、近年になって新設された店舗が続いていきます。
ここで、土山町大野地区から続いた
追い越し禁止指定がおよそ3.9kmぶりに解除されます。
その左手には、
ホームセンターの「ナフコ」土山店が見えました。
2014年に開業したばかりの滋賀県下6店目の店舗で、
この旅では湖南市の下り、
イオンタウン湖南(Part528)に見られた
湖南店以来2店舗目、上りでは初登場のナフコです。
1970年に創業した会社で、福岡県北九州市に本社をもち、
長らく九州で事業展開していましたが、
2008年の埼玉県出店を皮切りに、
現在では関東・関西・東海・東北と多くの地方に出店し、
急成長を続けている企業です。
元々は家具を専門に扱っていたようで、現在の主流となる
ホームセンター事業は1973年に開始したようです。
ナフコ前では、442.9km地点も通過しています。
土山町前野地区に入っている下りでは、茶畑が続いています。
時刻はまもなく正午を迎え、そろそろお昼を食べたいと
思っていたところで、左手にはスーパーマーケットの
「フレンドマート」土山店が見えてきました。
ここでなら軽く食事休憩ができるかもということで、
フレンドマートに立ち寄ろうと思います。
日本橋まで、あと443km。
つづく









