【国道1号線徒歩の旅】Part574:土山町大野(大野今宿バス停付近) | きまぐれの国道1号徒歩の旅

国道1号上りは、土山町大野地区の区間が続いています。

 

歩道は上り・下りともに設けられていませんが、

下り側はときどきガードレールで守られるため、

上り歩道が復活するまでは

下り側を逆行する形で進んでいきます。

 

 

446.7km地点を通過するところで、

甲賀市土山町最初のバス停に差し掛かりました。

 

甲賀市コミュニティバスの

旧土山町(現・甲賀市土山町)エリアで主に運行される

「あいくるバス」の土山本線にある「大野今宿」バス停です。

 

 

 

土山本線は、甲賀市の主要駅である貴生川(きぶかわ)駅、

土山地域の中心地にある田村神社、

さらには奥地の大河原とを結ぶ、

あいくるバスのいくつかある路線の中でもメインとなる

重要な路線であり、便の数は時間帯を問わず多いです。

 

バス停の数は多く、

各停留所の間隔も比較的短めに設定されているので、

土山地域の地元の足として多くの方々に利用されています。

 

 

そのあいくるバスがちょうど、

大野今宿バス停に停車しました。

こちらは、下りの貴生川駅行きですね。

 

路肩をよく見ると、「バス停」の道路標示も見られ

バス停車用のスペースが確保されていることが分かります。

 

 

 

少し先の上り側にも大野今宿バス停が見えたので、

上り側に戻って見てみます。

 

こちらも、バスが停車できるだけの十分なスペースが

確保されており、待合所は外観がしっかりしています。

 

 

水口町名坂以東の水口バイパス区間では

旧道の市街地方面にバスルートが集中しており、

国道1号沿いのバス停は里北脇バス停(Part544)以来

およそ6.8kmぶりの設置となりました。

 

 

 

大野今宿の土山本線上り、

田村神社・大河原方面の時刻表です。

(2017年7月撮影。現在の内容と異なる場合があります)

 

ここでは「県道今宿」と記されています。

ひとつ前のバス停「県道今郷」と混ざって間違えてるのかな。

 

 

甲賀市土山町では最も便の数の多い土山本線ですが、

その大半は途中の田村神社までで、土休日や学校休日など

日によっては運休する便も少なくありません。

 

貴生川駅から土山地域最深部の大河原までは距離があるため

途中の近江土山バス停から向かう便が別に用意されており、

貴生川駅から大河原への直通便は1日数本で、

それも山中経由・黒川口経由と一部ルートが分かれています。

 

 

 

バス停脇の待合所には、

木の板を使用したベンチが用意されています。

 

 

滋賀県南部ではなぜかよく見かける「悪書追放ポスト」、

ここでも発見です。

 

 

 

同バス停のすぐ先には、

この国道1号の一筋北にある旧東海道へと通じる

左に折れる道があり、大野西交差点の時でも見かけた

「片山」「今宿」への案内標識が見られます。

 

 

国土交通省が設置する道路標識に記された

方面・名所の案内は白地に青色の文字で示されますが、

こちらは旧土山町が独自に設置したためか、

白地に緑色の文字で表示されています。

先ほど通過したばかりの大野西交差点で示された

標識と同様のものですね。

 

思い返せば、以前も大阪府枚方市が設置したものなど

緑字の標識を見かけたことはあったなぁと気が付いたり。

自治体による設置は緑色と決められているのかもしれません。

 

 

 

さて、大野今宿バス停で上りに戻ったものの、

歩道は相変わらず上り・下りともに

復活する気配がありません。

路肩の幅もこの通り、皆無に近い状況です。

 

 

ここからは、どちら側の安全度も大して変わりそうにないので

このまま上り側を渋々進みます。

 

 

 

446.6km地点を通過します。

 

 

今度は下り側でも、ガードレールも路肩の余裕もないですね。

 

 

 

通行する歩行者への救済措置なのか、

退避可能なスペースが上り側に所々設けられますが、

水口町中心街を過ぎたとはいえ

国道1号現旧道が合流したばかりの片側1車線ですから

交通量は当然多く、歩行者の通行は非常に困難です。

 

 

「Honda Cars土山」の手前で、

端を通す溝が車道側に出てきて行く手を遮ります。

 

自転車だと車道に出るしかありませんが、

歩行者なので安全には変えられないということで、

舗装されていない溝外スペースを通らせてもらいます。

 

 

 

うーん、さすがにこの芝生は通りづらいなぁ…(苦笑)

 

まあ通ったとしてもこの道だし、

Honda Carsさんも悪くは言えないことでしょう。

 

 

このあと、土山町大野地区の区間が一旦は終了しますが、

同地区はまだまだ東へと大きく広がっており、

土山町大野地区を出ている間は、

南から国道1号周辺まで伸びている

土山町徳原地区へと入っていきます。

 

 

 

つづく