【国道1号線徒歩の旅】番外編:四宮駅周辺 | きまぐれの国道1号徒歩の旅

さて、時刻が朝の6時45分を回ったところで、

国道1号へと復帰するため山科駅の周辺を後にします。

 

 

復路6日目では、いよいよ残りわずかとなった京都府を抜け、

滋賀県の長い旅が待っています。

 

 

 

山科駅を南に出ると最初に差し掛かるのが、

旧三条通と交差するこちらの山科駅前交差点です。

 

 

この交差点を直進すると、三条通と京都外環状線が交差する

外環三条交差点に出ます。

 

また正面奥、南西の角に見えるのは、大丸百貨店の山科店です。

建物内には、ニトリ・ユニクロ・マクドナルドなどもあります。

 

 

 

交差する旧三条通は、京~江戸間、

すなわち現在の東京~京都間を結ぶ「東海道」の一部で、

交差点の西側には、それを示す石碑があります。

 

 

交差点を直進すると三条通に出ますが、左折して

その三条通から枝分かれしたこの旧三条通を東へ進めば、

三条通を経由せずとも大津方面に行くことができます。

 

 

 

ということで、山科駅前交差点で左折して

旧三条通(旧東海道)に入り、ここからは東へと進んでいきます。

 

 

街区は、山科駅前では安朱中小路町、

山科駅前交差点からは安朱北屋敷町に変わっています。

 

 

 

四宮駅までの道中には、「東海道」の石碑と共に

「車石」に関する説明が記されていました。

 

 

江戸後期、多くの物資を積み東海道を通った牛車が

峠越えをしやすいよう、轍(わだち)の刻まれた「車石」と呼ばれる

石を敷き詰めて、そこに車輪を入れて通っていたそうです。

 

 

 

山科駅前交差点から旧三条通を東へ600m進み、

いくつか街区が変わったのち、四ノ宮堂ノ後町で

旧三条四ノ宮交差点に出てきました。

 

 

交差点に設置された単色の信号は、車両に対し

ここに交差点があると注意を促すもので、

見通しの悪くなる夜間には目立ちます。

信号の黄点滅は注意して徐行を、赤点滅は一時停止を、

と道路の優先度が異なっています。

 

ここで直進すると、滋賀県に入り

三条通および五条バイパスの脇に出ます。

また左折すると四宮駅に、右折すると5日目の旅でも経由した

三条通の四ノ宮交差点に出ることになります。

 

まずは四宮駅に向かうため、この交差点を左折します。

 

 

 

旧三条四ノ宮交差点から北へ50mほど進むと、

京阪京津線の四宮駅に到着します。

 

京阪山科駅の東隣りにある小さな駅です。

 

 

付近の地名は「四ノ宮」ですが、

本駅は同じ読みながら「四宮」と表記が異なっています。

 

 

 

京都市(京阪電車では京都府)最東端の駅であり、

東隣りの追分駅からは滋賀県に入っています。

 

 

現在の駅舎は1997年より使われているもので、

2002年には自動改札機が設置されています。

 

 

 

四宮駅ホームを撮影。

 

改札は上の写真に見られる1か所のみで、方面別に行先の異なる

2つのホームは、駅構内の遮断機付踏切で連絡します。

 

 

かつてはホームの向こう側、駅の北側に車庫があったようですが、

現在は解体されて留置線のみとなっているようです。

 

 

 

京阪京津線はこのあと東に進み、滋賀県から

大津市街地までの道中は、国道1号沿いを通ることになります。

 

 

さて、ここからは旧三条四ノ宮交差点に再び戻り、

さらに南、復路5日目で経由した四ノ宮交差点に戻ります。

 

 

 

つづく