【国道1号線徒歩の旅】Part274:九条大宮交差点 | きまぐれの国道1号徒歩の旅

国道1号線徒歩の旅は、復路4日目も午後5時を回り

いよいよ終盤に入ろうとしています。

 

 

九条通は、東寺の南東の端にある

五重塔の前まで進んでいます。

 

 

 

その五重塔前で、499.3km地点を通過します。

 

 

まもなく、九条通は九条大宮交差点に入り、

東寺の敷地と共に九条町の区間が終了します。

 

 

 

東寺は、1994(平成6)年に「古都京都の文化財」として、

京都市をはじめ3市に点在する他16件の構成遺産と共に

ユネスコの世界遺産に登録されています。

 

 

本堂である金堂は桃山時代に、

五重塔は江戸初期に再建されるなど

落雷や内乱等による焼失と再建を経て、現在に至ります。

 

創建当時の伽藍配置を今に伝える本寺は、

平安京復元の基準として重要な役割を担っています。

 

 

 

そのような理由もあるからでしょう、

この周辺では美化推進強化区域に指定されています。

 

 

近年では、国内の観光客のみならず

外国人観光客も増えており、京都を訪れる観光客

ひとりひとりに理解を深めてもらえるような

分かりやすい案内も必要そうですね。

 

 

 

さて、東寺の敷地はここまで。

 

 

国道1号九条通は、九条大宮交差点に入りました。

 

 

 

すでに述べた通り、ここでは大宮通との交差があります。

 

 

この交差点を境に、通りの幅の長さは大きく異なりますが

北・南側ともに大宮通です。

 

 

 

北側の府道114号はごらんの通り、大通りです。

 

 

同線は、起点の大宮七条交差点(下京区)から

ここ九条大宮交差点を経由して国道1号と重複し、

終点の京阪国道口交差点に至る道路です。

 

京阪国道口交差点は、京阪国道の起点であり、

国道171号の起点であり、府道13号の起点であり、

府道114号の終点でもあるわけですね。

 

 

 

なお、この交差点では時差式信号機を使用しています。

 

 

国道1号側に時差式信号機が使用されているのは、

枚方バイパス区間の池之宮交差点(Part139)以来のことです。

 

 

 

またその表記については、

大阪府内で見られた「時差信号」ではなく

「時差式信号機」と省略せずに記される違いがあります。

 

 

下り側には、交差点名の標識と、その向こうに

京阪国道口交差点の200m前予告案内が見えました。

 

 

大宮通を渡ると、

上りでは九条町から東寺東門前町に移ります。

 

 

 

つづく