スタンフォード監獄実験と言うのを御存知であろうか?
一般の人を集めて、「看守役」と「囚人役」に分け模擬刑務所で生活をさせると言う実験の事で、役割を与えられた人間がどう変化するかを観察すると言う心理実験であった。
実験は早い段階で破綻して、看守役によるリンチ騒動がおきたりして早々に中止になったそうです。
人は権力を持ったり、環境によって人間心理が変化する恐ろしさを感じさせる実験として有名になりました。
その実験を基にした映画がありまして
es エス
元記者の主人公がネタとして実験に秘密裏に潜入すると言う内容で、わざと看守役の人間をゆさぶったりと事を荒立てようとするなど映画的転回はあるものの。
気弱な人間が立場によって変わっていく様子とか非常に面白い物となっていました。
ところでっ!
本題とは大きく関わりの無い物語であるがっ!
私が、とある三泊五日のツーリングで体験した話をしたい。
その途中で友人Sの兄(以後S兄ぃ)がボランティア的に勤める農業支援施設(もっぱら第三諸国から来ている外国人に農業の事を教えて自国でリーダーシップを取る為の人材を育てる事を目的としている)
そこに泊めてくれて、その施設を見学して欲しいって事で旅の目的地の一つにしたのだった。
そこで私が感じたのは檻の無い「看守」と「囚人」であった。
・日本語以外は禁止
・ロビーにTVはあるが視聴禁止
・スタッフは個室で生活しているが生徒はタコ部屋のような集団生活
。日本語の使い方が間違っていると厳しく指摘(その割にスタッフは一切英語をしゃべらない様だ)
等々・・・
これがアングロサクソン系の外国人を相手にしているとしたら多分対応は違うのでは無いかと勘繰ってしまう。
私は手製の筋トレ用具で体を鍛えている彼らと混じって筋トレしたりしてコミュニケーションをとったりしていた
「Oh~グレイト!」
と笑う黒人の歯の白さが印象的だったのを覚えて居る
記念に写真を撮って置かなかったが悔やまれるなあ。
大学出のスタッフは自由時間の彼らには近づかないと言う事だった。(S兄ぃ談
どうやらS兄ぃもその軍隊っぽい感じに憤りを感じていた様で、常にスタッフとやりあっていたらしい。
後に聞いた話では
「大学しか行った事の無いお嬢様に何がわかる!」
とやり込めて女性スタッフを泣かし(!)クビになったらしいwwww
まあ、
彼はNPOの海外ボタンティア経験もあるのでそれなりに言う資格はあるのかもしれない。
駄菓子菓子!
その辺の事情を知らない私たちは、到着した時から何か歓迎されてないムードを感じてたんだよね。(;´Д`)
S兄ぃは我々に二泊の予定でイベントを計画していたらしいが、おなか一杯になった我らは一泊で他の目的地へ旅立ったのだった。(笑)
私的はなかなか出来ない面白い体験だった言う記憶だが、
他の仲間は黒人の暗がりから光る白い目が怖かった、一泊するのもいやだったと・・・
まあ!
人によっていろんな見方があるよね?
ってお話でした。(笑)
ちなみにS兄ぃには逸話が多く語るには一晩を要する。
その一つのエピソードがこちらになるのです。
お は り !