櫻の森満開の下キャンプの後日談
先日のキャンプ道具の片づけをしていたところ、
どうやら小さ目のナイフを落として来たらしいって事に気づきました。
そんで仕事帰りにキャンプ場へ探しに行ったんですよ。
その日は三月の終わりの満月。
ワームムーン(芋虫月)というらしい。
なんとも不気味な響きです。
ただでさえ、人っ子一人いないであろうキャンプ場へ行くのもおっかないものですが、
(遠くはないんだけど、結構さびしい山道を登る。)
こうこうとまばゆい程の月明りもなんだか落ち着かない物がありますね。
いざ、キャンプ場へ着くと平日なのに焚火をやっている男が一人・・。
しかも
何十個あるカマドの中でよりによって先日使っていたカマドの隣で焚火してるのです。
まあ、声はかけますよね。
「こんばんはー
実は先日このあたりでナイフを落としたみたいで、探しにきたんですよ~」
「あっ!ボクですよ、ボク!」
朴?墨??
誰だよ?
って、
むっちゃ知ってるやつやん?!
「いまからホルモン焼くんで一緒にたべますかあ?」
「おう、食べる食べる~」
あ、
件のナイフは見つかりました。
半分土に埋まってました。(;'∀')
で、何故か一緒にホルモン食べながら思ったんですが、
彼は普段全然キャンプとかやらないヤツなんですよね・・・。
それなのに
こんな偶然ってありえる?
しかも、
こんな平日の八時過ぎに・・・
月夜の不気味さと桜の怪しさも相まって、
実は狐狸ムジナの類に騙されてるんじゃないか?
「何で今日こんな所におるの?」
と聞いたら、
全く想定外、
訳のわからない答えが返ってきました、
「実は俺、今日海沿いのリゾートホテルに泊まってるんだよね。」
は?
は、話が通じん・・・
これはいよいよやヴぁいやつなんじゃないか?
といったところで、次回へ!
つ づ く !