最近に気になっているマンガを紹介します。
です。
幼少期に国際テロ組織に拉致され、戦闘工作員となった男・島崎真悟。30年の時を経て、組織からの脱出に成功した彼は故郷である日本に帰ってくる。島崎は新天地で平和な日常を手に入れられるのか――。
意志を持つナイフとして生きてきた島崎が、武器としてでなく人々の役に立つ道具としてのナイフに目覚めつつある。たまきちという庇護すべき相棒を得、気に掛けてくれる人々と巡り合い、平和な日々へ。だがLELは島崎を排除すべき裏切り者として包囲を狭めてくる。辛いな。凍らせてしまった心がようやく溶け始めてきた島崎は、それでもやっぱり非人間的な冷徹な観察眼を以て事態を俯瞰しているように見える。人間性は戦場では不要なものだから、それを大切に思い始めた島崎は本当に戦場に立てるのだろうか。
たまきちと言うペットを飼うことで犬オババと知り合い公園でのルールを学ぶ、
ナイフのような島崎と公園に秩序があり犬オババに顔通ししなければならないと言う平和な感じのギャップがほほえましくも面白い第三巻。
犬は牙を持った獣であって
あたしらの手をその牙で噛み砕く事だって出来る
しかし
人間に躾けられて「社会化」した犬はその力を使わない
そう躾けらてる、と言う事もあるけど
彼らがおそらくそれを望んでいるのだろうと思う
意志を持つナイフとして生きてきた島崎が、武器としてでなく人々の役に立つ道具としてのナイフに目覚めつつある事を暗示させるセリフ。
その一方でテロ組織の包囲網がせまりつつある・・。
「ここがルビコン川か・・」
ユリアス・シーザーの言葉になぞらえ決断を迫られる島崎!
彼は優しい人々を守る為のナイフとして生きる決意をしたのだろうか?
そして常に話の最後に
島崎が戦場に復帰するまで○○日
というテロップが入り、
島崎は平和な日常を手に入れる事はできないのだろうか?
常に読者を不安にさせる演出が憎い。