観戦記2825 IBFフェザー級王座戦 ジョシュ・ワーリントンvsソフィアン・タクーシュ | 人生マイペンライ

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2026年のワールドカップは参加国が32ヵ国から48ヵ国になり、開催国はカナダ・アメリカ・メキシコの3ヵ国共同開催らしい。北米大陸共同開催ということなのだろうが、日韓共同開催の時もビックリしたが3ヵ国とは!?しかも、日韓どころの距離ではないので選手のコンディションも含めて色々な問題が出てくるだろう。サッカー不毛の地と云われたアメリカだが、最新のFIFAランキングでは、メキシコ17位に対しアメリカ16位(日本18位)地理的には隣同士だが、サッカーではライバル関係らしい話は聞かなきがどうなのだろうか!?

サッカーでのライバル対決となると本当に戦争につながるほど熱くなる国があるが、前回の2022年カタールでのワールドカップでもイングランドvsフランスの因縁の対決が準々決勝で実現しイングランドが2-1で勝利。かつて100年戦争をした両国で、フランスでジャンヌ・ダルクは英仏戦争の英雄として伝え、イギリスはジャンヌ・ダルクを‘頭の悪き魔女‘として伝えられている。

ボクシングでも地理的にも近いので多くのライバル対決があるが、世界戦となると層が厚いイギリス勢が大きく勝ち越している。イングランド北部のリーズ出身で‘リーズの戦士‘と呼ばれるジョシュ・ワーリントンが、フランスの挑戦者を地元リーズで迎え撃つとなれば会場は大盛り上がりになる!

 

1990年11月にイギリスのヨークシャー州リーズで生まれたThe Leeds of Warrior(リーズの戦士)と呼ばれるジョシュ・ワーリントンは、5歳から父親の教えでボクシングを始めアマで42戦。2009年10月に18歳でプロデビューし、デルロイ・スペンサーに判定勝ち~その後も11連勝を総て判定勝ちし、2012年11月にクリス・マレに判定勝ちしして、BBBofc英国フェザー級王座を獲得~2013年3月に、ジェイミー・スピイトに判定勝ちして初防衛に成功~9月にも、イアン・ベイリーに判定勝ちして2度目の防衛に成功~11月には、サミール・ムヌーネンとのコモンウェルス英連邦フェザー級王座決定戦を12RにTKO勝ちして王座栄冠~2014年4月にも、レンダル・モンローを7Rに棄権に追い込み初防衛に成功~5月にはBBBofcフェザー級王座も懸かった3度目の防衛戦で、マーティン・リンゼイに判定勝ち~10月には、ダビデ・ディリを4RにTKOで降しEBU欧州フェザー級王座を獲得~2015年2月にエドウィン・テジェスに5RTKO勝ちして、2015年4月、には、椎野大輝選手や 『観戦記500』 岩佐亮佑選手 『観戦記1085』 とも戦っているフィリピンのデニス・トゥビエロンを判定で降し、WBCインターナショナル王座を栄冠し世界ランキング上げる~9月にはジョエル・ブランカンに判定勝ちして、コモンウェルス英連邦3度目とWBCインターナショナル王座の初防衛に成功~2016年4月には天笠尚選手の挑戦を判定で降し、WBCインターナショナル王座の2度目の防衛に成功 『観戦記1136』

 

7月に、前戦でゲーリー・ラッセルJrのWBCフェザー級王座に挑戦し判定負けした 『観戦記1249』 パトリック・ハイランドを9RにTKOで降す~2017年5月に元IBFスーパーバンタム級王者のキコ・マルチネスを判定で降しWBAインターナショナル王座3度目の防衛に成功 『観戦記1697』

 

10月に、IBFフェザー級王座挑戦者決定戦でデニス・テイランと対戦し10RにTKO勝ち~そして、2018年5月にIBFフェザー級王者のリー・セルビーに挑戦して2-1の判定勝ちで王座奪取 『観戦記2096』

 

12月に、元2階級制覇王者のカール・フランプトンの挑戦を判定で降し初防衛に成功 『観戦記2311』

 

2019年6月にも、IBF1位のキッド・ギャラードを2-1の判定で降し2度目の防衛に成功。

 

そして、わずか4ヶ月を置いて3度目の防衛戦を再び地元リーズで待ち受ける!挑戦者はフランスのIBF4位ソフィアン・タクーシュ!

 

1985年10月にフランスのアルデンヌ州で生まれた‘Baby Face‘ソフィアン・タコウシュ(ソフィアン・タコーシュ)はアマチュア歴少なく、2006年12月にフランスのパリでデビューしてシルバン・シャペルに判定勝ち~さらに15連勝9KOして、2009年9月にギヨーム・フレノワのフランスフェザー級王座に挑戦も判定敗け~直ぐに再起し3連勝して、2010年8月にオレグ・エフィモビッチを2-1の判定で降しEBU欧州フェザー級王座を獲得。

2011年4月にノンタイトル戦で判定勝ちも、9月にアクサンダー・ミスキーティツクに判定敗けしEBU欧州フェザー級王座陥落~直ぐに3連勝2KOして、2012年12月にダビデ・ディリを判定で降しEBU―EU圏フェザー級王座を獲得~ノンタイトル戦を2連勝1KOして、2013年6月にイバン・ルイス・モロテと2R負傷ドローでEBU―EU圏フェザー級王座初防衛に成功~2014年1月に、アレクサンダー・ミスキーティツクとの再戦に挑むも判定敗け~5月に再起し3連勝1KOして、2017年4月にアレクサンドル・カサレスを判定で降しIBFインターナショナルフェザー級王座を獲得。

11月に、レストエル・カンティジャーに判定勝ち~2018年3月に、セルヒオ・プラドを判定で降しIBFインターナショナル王座初防衛に成功~さらにフランス国内で2連勝して、初の世界戦にイギリスへ乗り込む!

 

無敗の王者ジョシュ・ワーリントンが、またも地元リーズのディレクト・アリーナで防衛を果たすか!?100年戦争の敵地に乗り込んできたタクーシュが、初の世界戦で久しぶりのフランス人世界王者誕生となるか!?

 

2019年10月12日 IBFフェザー級王座戦 ジョシュ・ワーリントンvsソフィアン・タクーシュ

 

ジョシュ・ワーリントン 29勝6KO無敗 3度目の防衛戦

 

ソフィアン・タクーシュ 35勝13KO3敗1分 IBF4位

 

1R、ワーリントンが大きく廻りながらジャブ~タクーシュは、ワーリントンが入ってくるところに右フックを狙う

 

お互いに手数多く出しながら動く~大歓声に押されながら、ワーリントンが出ていく!

 

タクーシュはクリンチしながら廻る~ワーリントンは、追いかけていき右フック!

 

2R、ワーリントンが勢いよく出る~タクーシュも返してはいるが、ワーリントンが低くグイグイ押しまくる

 

ワーリントンはボディーにも散らして、タクーシュを追い回す

 

ワーリントンがアウトを取り、タクーシュが返してきたところを右カウンター!クーシュ吹っ飛びダウン!

 

立ち上がったタクーシュに、ワーリントンは極めにいく!

 

タクーシュもカウンターを狙うが、ワーリントンが左フックから右でタクーシュを吹っ飛ばす!

 

タクーシュは立ち上がり、ワーリントンが走って詰めるがタクーシュも打ち合う!

 

ワーリントンが無茶苦茶に打ちまくるも、タクーシュもクリンチで逃れる

 

ブレイク後に、再びワーリントンがラッシュ!タクーシュは防戦一方になる

 

タクーシュは必死にクリンチも、力無くワーリントンに振りほどかれ打たれる~ワーリントンのボディー!

 

必死にタクーシュも返そうとはするが、ワーリントンが左フックから右!

 

タクーシュ効いた!腰が落ちる~ワーリントンが右を大きく振り上げる!

 

大きく後方によろめくタクーシュに、レフリーが止めに飛び込む!

 

見事にジョシュ・ワーリントンが、2RにTKO勝ちでIBFフェザー級王座3度目の防衛に成功!世界戦では初のKOとなったワーリントンだが、リー・セルビーやカール・フランプトンを降しているだけにソフィアン・タクーシュには格の違いを魅せてのKO防衛。

そして、ワーリントンはWBAレギュラー王者の徐燦(シュ・ツァン)と統一戦を計画するが、IBFはWBAの複数王者問題を理由に(WBAスーパー王者にレオ・サンタ・クルスがいる)徐燦を正規王者と認めない~指名試合として、再びキッド・ギャラードとの防衛戦を指令しワーリントンは王座を返上してしまう。

そして、コロナ禍もありワーリントンの次戦は1年4ヶ月開いてしまい、2021年2月にウェンブリーアリーナでメキシコのマウリシオ・ララと対戦。初の世界戦で惨敗となったソフィアン・タクーシュは、1年10ヶ月明けて2020年8月に再びイギリスでマイケル・コンランと対戦。

 

★フランスのボクサーというとジュリアン・ロルシーに王座を持っていかれた悔しさ 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村