観戦記2712 UFC on ESPN6 ヤイール・ロドリゲスvsジェレミー・スティーブンス | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のDVD鑑賞》

 

2023年も大晦日になり、abema.TVでのLIFE TIME BOXINGとU―NEXTでのRIZIN.45を交互に観ながらの年越し。かつて民放3局で格闘技を大晦日に放送していた事もあったが、いまは配信の時代で寂しいような嬉しいような。RIZINの榊原実行委員長も視聴率や一般受けを気にせずにカードを組めていいと言っていたが、確かに2022年大晦日のシバターのような騒ぎも無理なカードによる副作用だろう。2023年の最終カードも、RIZINフライ級王座決定戦 堀口恭司vs神龍誠というド真ん中のカードで楽しみだ。セミのRIZINバンタム級王座戦 ファン・アーチュレッタvs朝倉海選手がアーチュレッタの計量オーバーが残念だが、メインがフライ級王座戦で良かった。

メインのフライ級王座戦は、2023年7月の超RIZIN.2で試合開始わずか25秒に堀口選手の指が神龍選手の目に入り無効試合。堀口選手は「手は握っていた」 その発言に神龍選手は「堀口選手って2人いるんですか」 と話すなど因縁の1戦となっている。映像だと、堀口選手の拳が神龍選手の目に当たったように見えるが、オープンフィンガーグローブだと瞬時の判断は難しいだろう。MMAのユニファイドルールでは、スタンド・ポジションの攻防において、一方の 競技者が手を広げた状態で相手に向かって腕を伸ばし、指を相手の顔や目に向ける行為は反則である。 レフェリーは、これに類する動作をする競技者に対して適時に注意を与え、指が目に入ることを 防がなければならない。競技者は、相手に打撃を 打つときは、拳を握っていなければならない。 ただし、スタンドの近い距離から、あるいはグ ラウンドの攻防において、指を相手に向けること なく、掌を相手に当てる打撃(いわゆる「掌打」)は反則ではない。となっている。

神龍選手にブーイングが飛んだのは可哀想だが、UFCでも対戦者からのアイポークでの目の異常を訴えたジェレミー・スティーブンスには大ブーイングだった。

 

1986年5月にアメリカのアイオワ州で生まれた‘LilHerthen‘ジェレミー・ディーン・スティーブンスは、母子家庭で育ったらしく車で母親と寝て月に向かい「こんな暮らしはもう嫌だ」と泣きながら呟いた幼少期を過ごし小学校を14回転校~辛さをバネに野球やレスリングに励み、16歳で祖父の勧めでMMAを始める~Downtown Destruction、CP Xtream、Kage Kombat、Midwest Cage Championshipで6勝1敗~その後も、MCCとUGCの155ポンド級王者(70.3kg、UFCだとライト級)

11勝1敗の戦績で、2007年にUFCと契約~5月のUFC71でディン・トーマスと対戦も、2Rに腕十字で1本負け~7月にMCCでニック・ウォーカーに1RでTKO勝ち~9月のUFC76でディエゴ・サライバに判定勝ち、2008年1月のUFC Fight Night.12でコール・ミラーに2RにTKO勝ち~しかし、12月にUFC194では後のフェザー級王者になるマックス・ホロウェイに判定負け~2009年2月のUFC Fight Night.17で、ジョー・ローザンに2Rで1本敗け~4月のUFC Fight Night.18でも、グレイゾン・シウバに判定敗け~9月のUFC Fight Night.19で、ジャスティン・バックホルツ1RでTKO勝ち~2010年5月のUFC113で、サム・スタウトに判定勝ち~9月のUFC119では、メルヴィン・ギラードに判定敗け~2011年1月のUFC125で、マーカス・デイヴィスに3RにKO勝ち~6月のThe Ultimte Fighter.13で、ダニー・ダウンズに判定勝ち~10月のUFC136で、アンソニー・ペティスに判定敗け~2012年5月のUFC on Fuel TV.3でも、ドナルド・セラー二に判定敗け~12月のUFC on FOX.5でも、イーズス・エドワーズに1RでKO敗け~2013年5月のUFC160で、エステヴァン・ペイヤンに判定勝ち~11月のUFC Fight Night.32で、ホニー・ジェイソンに1RでKO勝ち~2014年1月のUFC on FOX.10で、ダレン・エルキンスに判定勝ち~6月のUFC Fight Night.44で、カブ・スワンソンに判定敗け~12月のThe Ultimte Fighter.20でも、チャールズ・オリヴェイラに判定敗け~2017年7月のUFC189で、デニス・バミューデスを3RにTKOで降す。

 

12月のUFC194で、マックス・ホロウェイに判定敗け~2016年5月のUFC Fight Night.88で、ヘナン・バラオンに判定勝ち~11月のUFC205で、フランク・エドガーに判定敗け~2017年4月のUFC on FOX.24でも、ヘナート・モイカノに判定敗け~9月のUFC215で、ギルバート・メレンデスに判定勝ち~2018年1月のUFC Fight Night.124で、チェ・ドゥホに2RでTKO勝ち~2月のUFC on FOX.28でも、ジョシュ・エメットを2RにKOする。

 

7月のUFC on FOX.30で、フェザー級2位のジョゼ・アルドと対戦も1RにTKO敗け 『観戦記1721』 3月のUFC235で、フェザー級13位のザビット・マゴメドシャリポフに判定敗け~9月のUFC Fight Night.159では、フェザー級7位のヤイール・ロドリゲスと対戦も1R15秒でサミングによる無効試合 『観戦記2672』

 

ロドリゲスがスティーブンスをサミングのダメージではなく逃げただろ!と挑発をして・・・わずか4週間で再戦となる!

 

1992年10月にメキシコのチワワ州で生まれたロドリゲスは、17歳から格闘技を始めてテコンドー黒帯~19歳の2011年10月にFMP.8でデビューして、ジョナタン・グスマンに判定勝ち~その後はマイナー団体で3勝1敗の戦績を積み、2014年のThe Ultimate Fighter LatinAmericaでレオナルド・モラレスを判定で降し優勝。

2015年6月のUFC188でも、チャールズ・ローザに判定勝ち~10月のUFC192では、ダン・フッカーに判定勝ち~2016年4月のUFC197では、アンドレ・フィリを二段蹴りで2RにKOする~8月のUFC Fight Night.92でも、アレックス・カサレスに2-1の判定勝ち~2017年1月のUFC Fight Night.103では、元UFC2階級制覇のBJ・ペンに2RでTKO勝ち

 

2018年11月のUFC Fight Night.139では、フェザー級10位のジョン・チャンソンを試合終了1秒前に変則的なエルボーでTKO勝ち 『観戦記2018』

 

2019年9月のUFC Fight Night.159地元メキシコで、フェザー級8位のジェレミー・スティーブンスと対戦も試合開始15秒でサミングによる無効試合 『観戦記2672』

 

前戦ではロドリゲスの地元で大ブーイングを受けたジェレミー・スティーブンスだが、アメリカのボストンに場所を代えて3週間での再戦!ランキングも7位と8位のままで、どちらがランキングに生き残るか!?

 

2019年10月18日 UFC on ESPN.5 ヤイール・ロドリゲスvsジェレミー・スティーブンス

 

ヤイール・ロドリゲス 12勝2敗1無効試合 フェザー級7位

 

ジェレミー・スティーブンス 28勝16敗1無効試合 フェザー級8位

 

1R、開始と同時に、ロドリゲスが走っていき飛び蹴り!

 

しかし、直ぐにスティーブンスがパンチ連打~ロドリゲスが組み付き押し込むが、スティーブンスがヒザ!

 

スティーブンスが身体を入れ換えるが、ロドリゲスが投げるがスティーブンス堪える

 

ロドリゲスが、らしいトリッキーな蹴りを出す~ハイキック!

 

スティーブンスがパンチを振る~ロドリゲスが左ミドルから前に出るが、スティーブンスは再び身体を入れ換え金網に押し込む

 

離れて、蹴りのロドリゲスとパンチのスティーブンス~動くロドリゲスがバックスピン!

 

2R、ロドリゲスが、回転しながらのハイキック!

 

さらにロドリゲスがカーフキック~サイドキックを出し、左ミドルをスティーブンスのレバーに!

 

スティーブンス効いた!さらにロドリゲスの蹴りで、スティーブンスは倒れる~ロドリゲスがパウンドの嵐!

 

必死にしがみつき足を取るスティーブンスも、抜いたロドリゲスが再び殴りまくる!

 

なんとか動くスティーブンスも、ロドリゲスは殴る!殴る!

 

スティーブンスは必死に足を取りにいくが、ロドリゲスに殴られまくる~ロドリゲスが首を取る

 

ロドリゲスが絞る!なんとか抜けたスティーブンスが立ち上がる~首を取りながらヒザ!

 

廻りながら蹴るロドリゲスを、スティーブンスは捕まえテイクダウン!

 

スティーブンスが上を取り、ヒジを振り落としていく!

 

ロドリゲスも下から足を絡める~スティーブンスが押し込み殴り続けラウンド終了

 

3R、距離を取ろうとするロドリゲスに、スティーブンスは突っ込み振り回す!

 

ロドリゲスは廻って右ミドル~スティーブンスはパンチで追いかける

 

ロドリゲス蹴るも、スティーブンスはキャッチ~そのまま押し込みテイクダウン!

 

スティーブンス殴るも、ロドリゲスは立つ~しかし、スティーブンスがタックルから再びテイクダウンを奪う!

 

しかし、ロドリゲスも直ぐに下から足を絡める~スティーブンスは攻められない

 

振りほどいたスティーブンスが、コツコツとパウンド~ヒジを落とす

 

最後までロドリゲスを逃がさず、スティーブンスがパウンド&ヒジを落として試合終了

 

判定は、ジャッジ3者とも29-28でヤイール・ロドリゲスの勝利!

 

判定は、ジャッジ3者とも29-28でヤイール・ロドリゲスの勝利!前回の終わり方もあり、両陣営も含めて罵倒し合っていたが、試合後はノーサイドとなる。ロドリゲスはマイクでもスティーブンスに感謝の言葉を伝え、『3Rは寝かされた状態がほとんどだったから、少し妥協せざるを得なかったが、危険は全く感じていなかった。勝っているのは分かっていたから、しっかりと注意しながらできるだけ安全に試合を運んだんだ』 と話す。

この試合が大会のファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれ、両者にファイトマネー+5万$。ランキングはヤイール・ロドリゲスが1ランクアップし6位、敗れたジェレミー・スティーブンスが1ランクダウンして9位。アメリカ東部時間10月18日21時からESPN.2で生中継した『UFC on ESPN.6』の平均視聴者数は80万5,000人だったらしく、最高視聴者数はメインイベントの 『観戦記2708』 ドミニク・レイエスvsクリス・ワイドマンの100万人だったらしい。 裏のESPNでのボクシングの生中継は、IBFライトヘビー級王者アルツール・ベテルビエフvsWBCライト級王者オレクサンドル・グボジークだったが平均視聴者数は63万5,000人だったらしい。

 

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