《本日のDVD鑑賞》
11月15日に両国国技館予定されていた、WBAバンタム級王座戦 井上拓真vsジェルウィン・アンカハス、WBAフライ級王座戦 アルテム・ダラキアンvsユーリ阿久井政悟、与那覇勇気vs辰吉寿以輝の豪華興行が、井上拓真選手の負傷で延期。大興行だけに簡単には延期の日程は決まらないのだろうが、拓真選手は王者でユーリ阿久井選手はWBA1位なので試合が流れる事は無いのだろうが2月ぐらいまでには開催してほしい。
2019年11月にWBCバンタム級王座統一戦で敗けてから 『観戦記1835』 スーパーバンタム級で世界戦を狙っていたが、兄の井上尚弥選手がバンタム級4団体の世界王座を返上~バンタム級に下げた途端に、何故かWBAバンタム級1位にランクされた井上拓真選手。2018年12月にWBCバンタム級暫定王座決定戦に出場したのも、ルイス・ネリの山中慎介さんとの2戦目で 『観戦記1432』 計量オーバー~王座剥奪も試合に勝利で王座は空位~WBC5位として、WBC2位のペッチ・CPフレッシュマートと暫定王座決定戦をして戴冠している 『観戦記1642』 この暫定王座戦は問題で、20日後の2019年1月に、WBCバンタム級王座決定戦がWBC1位のノルディ―ヌ・ウバーリとWBC2位のラウシー・ウォーレンで開催されるのに 『観戦記2364』 無理やりWBCバンタム級暫定王座決定戦を捻じ込んだ。
そしてラウシー・ウォーレンを判定で降したウバーリは、日本で暫定王者が誕生した事などどこ吹く風かと7月に初防衛戦に挑む!
1986年4月にフランスのパ・ド・カレーで生まれた(モロッコ説も)ノルディーヌ・ウバーリ(ノルディーヌ・ウーバーリ)は、2007年に21歳で世界選手権にライトフライ級で出場~準決勝で、後のWBOフライ級王者のゾウ・シミンに判定負けし銅メルを獲得。2008年の北京五輪に出場するも、2回戦で再びゾウ・シミンに判定負け~2012年のロンドン五輪にも出場し、2回戦では後のWBAバンタム級スーパー王者のルーシー・ウォーレンに判定勝ち~しかし、準々決勝でマイケル・コンランに敗北。
2014年3月にモロッコでデビューし、セルゲイ・タジモフに判定勝ち~さらに3連勝2KOして、2015年5月にアッサン・アザウーアーを1RにKOしてフランスバンタム級王座を獲得~5連勝4KO後の2016年12月に、フリオ・セサール・ミランダを12RにTKOで降しWBAインターコンチネンタルバンタム級王座を獲得~2017年6月にも、元WBOバンタム級暫定王者のアレハンドロ・エルナンデスを10RにTKOで降しWBCバンタム級シルバー王座を獲得~12月には、井上拓真選手と東洋太平洋バンタム)級王座を争った 『観戦記942』 マーク・アンソニー・ヘラルドを7RにKOしてWBCシルバー王座の初防衛に成功~2018年4月に、ルイス・メレンデスを2RにKOする~2019年1月にアマチュア時代に勝利している、元WBAバンタム級スーパー王者でWBC2位のラウシー・ウォーレンとWBCバンタム級王座決定戦で対戦し判定勝ちし王座栄冠 『観戦記2364』
そして井上拓真選手との統一戦ではなく、初防衛戦に迎えるのはWBC15位のアーサー・ビラヌエバ!
1989年1月にフィリピンの西ネグロ州バゴーで生まれた‘El Matador King Arthur‘アーサー・ビラヌエバは、2008年11月に地元のネグロ州でデビューしてアラン・マグロに3RにTKO勝ち~さらに11連勝7KOして、2010年8月にブリッックス・レイを7RにTKOで降しGABフィリピンフライ級王座を獲得~11月にも、ニカルド・カランバを5Rに棄権に追い込む~2011年2月に、サムエル・アピヤを1RにTKOで降しGABフィリピン王座の初防衛に成功~ノンタイトル戦を5連勝1KOし、2012年12月に日本で江藤大樹選手との東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦で対戦し判定勝ちで王座栄冠。
2013年4月に、マルコ・デメシリオを判定で降し東洋太平洋スーパーフライ級王座初防衛に成功~7月には、アルツーロ・バディージョを4RにTKOで降しWBOアジア太平洋スーパーフライ級王座を獲得~10月には、エドガル・アルフレド・マルチネスを1RにKOしてWBOインターナショナルスーパーフライ級王座を獲得~2014年3月に、フェルナンド・アギラールを判定で降す~9月には、IBFインターナショナルスーパーフライ級王座決定戦でヘンリー・マルドナドを2-1の判定で降し王座栄冠~2015年2月に、フリオ・セサール・ミランダに判定勝ち~7月に、マックジョー・アローヨとIBFスーパーフライ級王座決定戦で対戦も10R負傷判定敗け。
11月に、WBCインターナショナルスーパーフライ級王座決定戦でビクトル・メンデスに2-1の判定勝ちし王座栄冠~2016年5月にも、WBOアジア太平洋バンタム級王座決定戦でファン・ヒメナスを4RにKOして王座栄冠~2016年9月に、ファン・ヒメナスとの再戦を2RにKOしてWBOアジア太平洋王座の初防衛に成功してWBO1位に上げる~2017年4月に、WBOバンタム級暫定王座決定戦でゾラニ・テテと対戦も大差判定敗け 『観戦記1743』
9月に、リッチー・メプラナムを4Rに棄権に追い込む~11月に、山中慎介さんから王座奪った 『観戦記1356』 3ヶ月後のルイス・ネリに6RでTKO敗け~2018年6月に再起し、レンレン・テソリオを7RにTKOで降す~11月に、カルロ・デメシーリョとドロー。
山中慎介さんが12度防衛したWBCバンタム級王座が、ルイス・ネリとの2戦を経て混乱した状況にある中でウバーリが初防衛戦!何故かカザフスタンで開催されるWBCバンタム級王座戦だが、この時点でWBSSバンタム級トーナメント準決勝が終わったところ。勝者は、暫定王者の井上拓真選手との統一戦が義務付けられている!
2019年7月6日 WBCバンタム級王座戦 ノルディーヌ・ウバーリvsアーサー・ビラヌエバ
ノルディーヌ・ウバーリ 15勝11KO無敗 初防衛戦
アーサー・ビラヌエバ 32勝18KO3敗1分 WBC15位
1R、スタンス広いながらも、ウバーリが前後に素早く動き踏み込んでいく!
ビラヌエバは様子見なのか、廻るばかりで手数が出てこない
2R、ビラヌエバも右ストレートで踏み込んでくる~上下に打っていくも、ウバーリはステップでかわす
ウバーリが、多彩なパンチでビラヌエバを追い込んでいく~右フックからボディー!ビラヌエバ効いたか!?
3R、ウバーリが打ちまくる~必死にガードしながら廻るビラヌエバに、外から中からパンチをめり込ませる
必死に返すビラヌエバだが、顔面は当たらず渾身のボディー!
4R、前後左右に動きながら手数多いウバーリに、ビラヌエバはガードで耐えてからボディーを連打で返す
ウバーリは距離を取りながら、ビラヌエバが打ってきちところにカウンター!
5R、パンチが当たらないビラヌエバは手数が少なくなり、ウバーリが追い回し打ち込んでいく
ビラヌエバは打てばかわされ、止まれば打ち込まれ一方的になる
6R、なんとか局面を代えたいビラヌエバだが、打っていくとウバーリのカウンターが待っている
それでもビラヌエバは、廻りながら飛び込んでくる~かわしたウバーリが、左アッパーから右フックでダウンを奪う!
立ち上がったビラヌエバに、ウバーリが打ちまくる!
ビラヌエバも下がりながら返すが、ウバーリは多彩なコンビネーションで追い込む!
ラウンド終了後に、ビラヌエバ陣営はギブアップ!
見事に6R終了時棄権で、ノルディーヌ・ウバーリがWBCバンタム級正規王座の初防衛に成功!ウバーリが抜群のテクニシャン振りを魅せ、ビラヌエバの心を折り無敗を継続。ウバーリは 『最初に獲得したのがWBCのベルト。今、自分はすべてのベルトがほしい」と発言。井上拓との王座統一戦で勝利した後、階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズのバンタム級覇者(WBAスーパー王者ノニト・ドネアvsWBA&IBF王者井上尚弥)との対決を希望する』 と話すも、4ヶ月後の11月に暫定王者の拓真選手が統一戦をしてウバーリが判定勝ちで王座統一戦に勝利 『観戦記1835』
そして、WBSS決勝でドネアは井上尚弥選手に敗けるも 『観戦記1832』 不屈のフィリピーノフラッシュは、2021年5月にウバーリの3度目の防衛戦に挑戦。
ビラヌエバは2021年3月にフィリピンで再起し、ブライアン・タマヨに判定勝ち~2023年6月までに3連勝2KOしている。
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