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日本人がUFCで連勝を続けたのは水垣偉弥選手がバンタム級で5連勝、岡見勇信選手がミドル級4連勝、堀口恭司選手がバンタム級~フライ級4連勝の順だが、堀口選手が敗けたのは4連勝後のフライ級王座戦でデメトリアス・ジョンソンにだけで 『観戦記858』 王座戦に敗戦後も3連勝してUFC7勝1敗。そんな日本人でなかなか活躍できないUFCで、参戦以来4連勝~10月14日には、5連勝を賭けてダビッド・ドボジャークと対戦するのが‘スーパーノヴァ‘平達郎選手!平選手は、なんとアマチュアから無敗で修斗新人王~修斗世界フライ級王者に輝く。UFCでも無敗と未だに無敗でUFCランカーへ駆け上がる平選手にUFC初の王者を期待せずにはいられない。
そんな日本人どころかアジア人で王者が出ていなかったUFCで、UFC初のアジア人王者となったのが中国のジャン・ウェイリー。2019年8月のUFC Fight Night.157で、ジェシカ・アンドラージを1RにTKOで降しUFC女子フライ級王座を獲得した。
UFC Fight Night.157は中国の広東省深圳で開催され、6人の中国人が出場してメインでジャン・ウェイリーが見事にアジア人初の王者になり会場は大盛り上がり。そして、セミには日本人2人を撃破したUFC参戦5年のリー・ジャンリンが登場している!
1988年3月中国の新疆ウイグル自治区生まれのリー・ジンリャンは、散打とレスリングをしてからMMAを始める~ブラジリアン柔術茶帯も取得し、2007年9月にAOW.8でMMAデビューしてガジエフ・マハチを2Rにパウンドで1本勝ち~さらにUltimate Martial Arts Combatなどで2連勝し、2010年6月にLegend Fighting Chmpionshipに参戦するがパット・クローリーに判定負けで初黒星~その後3連勝して、2012年2月にペ・ミョンホのLegend Fighting Chmpionshipウェルター級王座に挑戦するも判定負け~6月にダン・ポーリングに判定勝ちし、2013年4月にルーク・ジュモーに3Rで1本勝ちしてLegend Fighting Chmpionshipウェルター級王座を獲得。
2014年5月のUFC173でUFCに初参戦し、デビッド・ミショーに2-1の判定勝ち~10月のUFC Fight Night.54でノーディン・タレブに判定負け~2015年5月のUFC Fight Night.66では、ディエゴ・リマを1RでKOする~9月の日本大会UFC Fight Night.75では、中村K太郎選手に3Rで1本勝ち~2016年7月のThe Ultimate Fighter.23ではアントン・ザフィアに1RでKO勝ち~2017年1月のUFC on FOX.23でも、ボビー・ナッシュを2RにKOする~6月のUFC Fight Night.111では、フランク・カマチョに判定勝ち~11月の地元中国でのUFC Fight Night.122では、ザック・オットーに1RにTKO勝ち~しかし、2018年2月のUFC221ではジェイク・マシューズに判定負け。
2018年6月、シンガポール開催のUFC Fight Night.132で阿部大治選手に判定勝ち 『観戦記1860』
11月に北京で開催のUFC Fight Night.141で、ダビッド・サワダに3RでTKO勝ち
そして、神の階級ウェルター級でランカーに挑戦!対戦するのは、ウェルター級14位のエリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス!
1986年11月にブラジルのバラーナ州で生まれたエリゼウ・ザレスキ・ドス・サントスは、9歳からカポエラを始め20歳でMMAに転向~農場で働きながら23歳になる4日前にデビューして、GIオープンファイトでダグラス・ヤンゾノに1RでKO勝ち~その後もブラジル国内の様々なマイナー団体で6連勝するも、2011年11月のアマゾンファイト.10でホセ・デ・リバマールに判定負けして初黒星。
その後は1勝2敗後の2013年5月に、スマッシュファイトのウェルター級トーナメントで優勝~ジャングルファイトに参戦し、2勝1敗~2014年7月にタマール・ローザを1RでKOしてジャングルファイトウェルター級王座を獲得~12月には、エドゥアルド・ラモンを2Rに1本で降し初防衛に成功。
UFCと契約し、2015年5月のUFC Fight Night.67に参戦もニコラス・ダルビーに1-2の判定負け~2016年4月のUFC on FOX.19オマリ・アフメドフに3RでTKO勝ち~10月のUFC Fight Night.96でも、中村K太郎選手に判定勝ち~2017年7月のUFC on FOX.25でライアン・グッドに2-1の判定勝ち~10月のUFC Fight Night.119では、マックス・グリフィンに判定勝ち~2018年5月のUFC224では、ショーン・ストリックランドを1RにバックスピンキックでKOする
2018年9月のUFC Fight Night.137では、ルイージ・ベンドラミニを2RでKOする
2019年3月のUFC Fight Night.146では、カーティス・ミレンダーを1Rに1本で降す 『観戦記2213』
広東省深圳で行われたUFC Fight Night.157で出場した中国人の中で敗退したのは魅津希選手に1-2の判定敗けしたウー・ヤナン選手だけの中でリー・ジンリャンはランカーに処理する事ができるか!?UFC参戦以降7連勝中のエリゼウ・ザレスキ・ドス・サントスは、一気にランキング1桁~王座戦へ進むために、敵地でも敗けられない1戦!
2019年8月31日 UFC Fight Night.157 リー・ジンリャンvsエリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス
リー・ジンリャン 16勝5敗 元LFCウェルター級王者
エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス 21勝5敗 ウェルター級14位
1R、お互いに、前手を伸ばしながら距離を計る~スイッチしたドス・サントスが関節蹴り
スイッチを繰り返しながら蹴りを出すドス・サントスに、ジンリャンは入れない~しかし、ドス・サントスのローをキャッチして右!
ドス・サントスひっくり返えるが、直ぐに立つ~ジンリャンがボディーストレート!
パンチで前に出るジンリャンに、廻りながら蹴りのドス・サントス
動き廻るドス・サントスをジンリャンが捕まえるが、ドス・サントスは首相撲でコントロールし離れる
ジンリャンが廻りながら右ストレート!ドス・サントス倒れるも直ぐに立つ
2R、やはり蹴ってくるドス・サントスに、ジンリャンは蹴り終わりを狙いワン・ツー!
ドス・サントスから組みにいくが離れる~お互いに入っていけず、打撃が届かない
ドス・サントスがバックスピン~パンチで出るも、ジンリャンは左フックを合わせる!
それでもドス・サントスがパンチで出ていく~しかし、下がりながらも当てているのはジンリャンか!?
ジンリャンもドス・サントスの蹴りをかわしてパンチを合わせるが、ドス・サントスも打ち合う!
3R、スイッチを繰り返しながら、足技で魅せるドス・サントス
ドス・サントスがバックブローからバックスピンも、ジンリャン読んでいる~ならばとドス・サントスがタックル!
しかし、ジンリャンは抜く~ジンリャン廻りながら、手数は少ないが当てていく
ジンリャンがドス・サントスの蹴り足をキャッチして倒すが、ドス・サントスは直ぐに立ち上がる
ジンリャンは、ポイントを取っていると読んでいるのか攻めずに廻る
3R、スイッチを繰り返しながら、足技で魅せるドス・サントス
ドス・サントスがバックブローからバックスピンも、ジンリャン読んでいる~ならばとドス・サントスがタックル!
しかし、ジンリャンは抜く~ジンリャン廻りながら、手数は少ないが当てていく
ジンリャンがドス・サントスの蹴り足をキャッチして倒すが、ドス・サントスは直ぐに立ち上がる
ジンリャンは、ポイントを取っていると読んでいるのか攻めずに廻る
ドス・サントスがパンチで追いかける~ジンリャンは廻りながらアッパー!擦った感じだが、ドス・サントスはダウン!
直ぐに立ち上がろうとするドス・サントスも、ジンリャンが詰めて左!左!
後方に吹っ飛んだドス・サントスに、ジンリャンが追撃をする前にレフリーが止める!
見事にリー・ジンリャンが、試合終了9秒前にTKO勝ち!なんとも身体の強さを感じさせるリー・ジンリャンその試合振りで、フォーマンス・オブ・ザ・ナイトにも選ばれてファイトマネー+5万$。ウェルター級14位にランクされていたエリゼウ・ザレスキ・ドス・サントススはランク外にダウンになるも、リー・ジンリャンのランキング入りはなかった。
リー・ジンリャンの次戦は、8ヶ月後のUFC248でニール・マグ二―と対戦。連勝が7で止まったエリゼウ・ザレスキ・ドス・サントスは、8ヶ月後のUFC Fight Night.170でアレクセイ・クンチェンコと対戦。
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