観戦記2581 無敗対決! スティーブン・フルトンvsアダム・ロペス | 人生マイペンライ

人生マイペンライ

格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のDVD観賞》

 

いよいよ7月25日の井上尚弥選手の4階級目となるWBC&WBOスーパーバンタム級王者スティーブン・フルトンへの挑戦する大会のチケット販売が12日からスタートした。かつてはお世辞にも会場満員やテレビの視聴率がよかったとは言えなかった井上尚弥選手。バンタム級に上げての秒殺王座奪取~WBSSでの優勝で実力に人気が追い付いてきた!しかし、スーパーバンタム級に上げていきなりの世界王座挑戦にアメリカのボクシングトレーナのスティーブン・エドワーズは 『なんとも言えないね……。イノウエは108ポンド(ライトフライ級)から始まって、初戦の相手になるだろうフルトンは122ポンドから始まっている。フルトンは体重の割に大きいので、それを考えると無理な注文だと思う。フルトンに比べて堂々とした体格ではないドネアより、イノウエは小さく見えるんだ』 と話す。

身長は井上選手が165cmリーチ171cm、フルトンが身長169cm、リーチが179cmと、やはりフルトンが大きい。フルトンのデビュー戦は123ポンドとスーパーバンタム級122ポンド(55.338kg)より1ポンド重い体重でデビューしている生粋のスーパーバンタム級。デビューから10戦までは敗け越しやキャリアの浅い選手に10連勝したが、11戦目に8戦無敗のルイス・サウル・ロサリオに判定勝ち。そして、12戦目にも無敗のアダム・ロペスと対戦している。

 

1994年7月にアメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアで生まれた‘COOL BOY STEPHE‘スティーブン・フルトンは、12歳からボクシングを始める~2012年2月の全米選手権フライ級ベスト4~2013年4月の全米選手権バンタム級準優勝~5月のナショナル・ゴールデングローブはフライ級で優勝~2014年5月のナショナル・ゴールデングローブでは、バンタム級でベスト4などアマチュア戦績75勝15敗。

2014年10月にアメリカのコネチカット州でデビューし、イサック・アナグマに2RでTKO勝ち~その後も6連勝2KOし、2015年12月にはジョシュア・グリアに2-0の判定勝ち~さらに2連勝2KOして、2017年4月にルイス・サウル・ロサリオと無敗対決を大差判定勝ち 『観戦記2561』

 

そして、8ヶ月後の12月にも無敗のアダム・ロペスと生き残りを賭けたサバイバルマッチ!

 

1996年4月にアメリカのカリフォルニア州グレンデールで生まれたアダム・ベニート・ロペスは、アマチュアでは目立った戦績は上げられてなく2016年5月にプロデビューしてエクトール・ガルシアに1RでTKO勝ち~その後もカリフォルニア州、アリゾナ州、テキサス州で7連勝2KOする。

 

会場はフロリダ州ハイアパーク競技場&カジノで、メインはライトヘビー級でジャン・パスカルが再起戦。セミはルイス・オルティスが、デオンテイ・ワイルダーのWBCヘビー級王座に挑戦する前哨戦の中で両者ともにKO率は高くないが、テクニカルな試合で無敗で世界ランキング入りを狙う!

 

2017年12月8日 無敗対決! スティーブン・フルトンvsアダム・ロペス

 

スティーブン・フルトン 11勝5KO無敗

 

アダム・ロペス 8勝3KO無敗

 

1R、フルトンが素早く動き廻り、上下に積極的に打っていく

 

ロペスもガンガン攻める~下がったフルトンをロープに詰め連打も、フルトンは固いガードからカウンター!

 

2R、フルトンから仕掛けてロペスをロープに追い込むが、ロペスも身体を入れ替え振っていく!

 

フルトンは大きく廻りながら打ち終わりを狙うが、逆にロペスにカウンターを貰う!

 

フルトン効いたか!?ズルズル下がりガードを固めるフルトンに、ロペスは一気に連打!

 

3R、前ラウンドの勢いのまま、ロペスがガンガン振っていく~フルトンはジャブを打ちながら廻る

 

フルトンは足を使い打ち合わない~クリンチから細かい連打!

 

4R、細かくジャブを入れながら、ロペスのパンチをかわしていくフルトン

 

フルトンも手数を増していくが、廻りながらのジャブ中心

 

5R、フルトンは距離を取りながらジャブを当てるが、ロペスはパンチを貰いながら突っ込んでいく!

 

ヒラヒラかわすフルトンは、コーナーに詰められてもダイレクトの右を当てながら抜けていく

 

6R、なんとか詰めていきたいロペスは、スイッチをして突っ込んでいく

 

サウスポーだと、フルトンの右ストレートをかわせるロペスが出る~しかし、離れ際にフルトンが左フック!

 

ロペスは前に出るが、フルトンはスペースを作って右ストレート!

 

7R、出てこないロペスに、フルトンから仕掛ける~連打から伸び上がるような左フック!

 

そのままフルトンが、ロペスをコーナーに追い込み連打!

 

しかし、フルトン効かせられない~ロペスも接近戦では打ち返し、フルトンの顔面を捕える!

 

8R、ラストラウンドでも、フルトンはロープづたいに廻る~ロペスは詰めて詰めて打ちまくる!

 

ロペスが攻める~廻るフルトンを追い回して右!右!

 

判定は、76-76 78-74 78-74 2-0でスティーブン・フルトンの勝利

 

無敗対決を見事に勝利したフルトンは、下がりながらもガード固く打ち終わりを狙うなど1枚上のテクニックを魅せた。細かいジャブと足捌きだが、パンチを効かせられなく物足りない感じもするが・・・・

フルトンは、この後も戦績を積んで2団体のスーパーバンタム級王者になるがKOは10試合して3つしか増えない。KOが強さの総てでは無いので、世界戦で判定でフルトンに120が付く試合をする不気味な強さを井上選手がブチ壊すのか!?井上選手を空転させて、4団体王座へ進むのはフルトンなのか!?早く、7月25日が来ないか2ヶ月と2週間は長すぎて意味もなく大橋ジムの前をウロウロしてしまう。

 

★アダム・ロペスはフェザー級に上げてオスカル・バルデス・ドグボエと対戦 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村