観戦記2508 BOMライト級王座決定戦 梅野源治vsシラー | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のDVD鑑賞》

 

2022年を振り返ると、何と言っても6月に東京ドームに56,000人を集めPPV50万件を売った 「The Match」 の大成功だろう。そして、年末のRIZIN40終了後の会見で急遽、平本蓮選手とのスタンディングバウトの相手で出場した‘日本ムエタイ界の至宝‘梅野源治選手が 『リングに上がるにあたって1つだけ条件を出しました。来年2023年にRIZINで立ち技で大きい大会をやってくれと。そこでムエタイルールで学ばせるからと』 と話す。榊原代表も 『平本蓮には感謝しているが、それ以上に梅野源治にも感謝している。男気には男気で返すしかないかなと思っている。立ち技のみの大会があってもいいかなと。単純にRIZINとして立ち技のプロモーションをもう一つ走らせるというわけではなく、競技会的なものとか。少し時間をいただいて考えたい』 と応える。

私は元々立ち技が好きなのでRIZINのキックボクシング部門は続けて欲しかったが、MMAファンからは‘カード数合わせ‘と言われ、那須川天心選手のボクシング転向により尻つぼみになると思っていた。まして2021年末に那須川選手の相手に吉成名高選手へオファー~断りに対し、感情的なムエタイやキックボクシングへの嫌悪感を出したが嬉しいニュース。

その急遽の出場から蹴りが得意ながらボクシングマッチに出場し、終了際に強烈なダウンを奪われた梅野選手だが、かつてはK-1に出場し2019年にはRISEワールドトーナメントに出場している。

 

1988年12月生まれの梅野源治選手は、2007年11月にデビュー後は様々な団体で闘い2年2か月で負けなしの9連勝~2010年3月のREBELS.2でタイのノラシン・ギャットプラサーンチャイに判定で初黒星。その後、WPMFスーパーバンタム級日本王座、WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座、M-1フェザー級王座を獲得。2011年7月には、ラジャダムナンのランカーのカイチョン・シット・タームサブを3RでKO~9月には、ルンピニースタジアムのランカーで2008年のMVPに輝いているウティデート・ルークプラパートを4RでKOしルンピニースタジアムのスーパーフェザー級ランキングにランクイン。11月には、W PMF世界スーパーフェザー級王座決定戦でデッカモン・ヒマライジムを1RでKO 『観戦記39』 12月には藤原祭りで、戦前からの舌戦で大いに盛り上がった森井洋介選手に完封勝利 『観戦記100』

 

2012年2月にルンピニースタジアムで負けた 『観戦記140』 ゴンナパー・シリモンコンには日本で雪辱 『観戦記195』 ルンピニースタジアムでのランキングも6位まで上がり、6月のアンカーンレック・エクシデンコンジムも2RでKO 『観戦記230』しかし、まさかのK-1に参戦しチャンヒョン・リーにまさかの敗北 『観戦記314』 RISEのリングでリベンジをする 『観戦記452』そして、再び打倒ムエタイ路線に戻り、ルードペット・ポーワラシンを1RでKOするも 『観戦記534』 ゲーオ・フェアテックス(現ゲーオ・ウィラサクレック)に2RにKO負け。しかし、ルンピニースタジアム認定ランキング査定試合のゴンサヤーム・トーピッタックチャイを3RでKO、2014年2月の NO KICK NO LIFE では元ルンピニースタジアム・フェザー級王者の‘爆撃機‘ポンサネー・シットモンチャイ4RにTKO勝ち 『観戦記722』 2014年4月には、NJKFのリングでステファン・メレディを判定で破りWBCムエタイスーパーフェザー級王座を獲得 『観戦記791』2014年11月には、ジョムピチット・チュワタナを判定で破りWBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座を獲得。2015年2月には、元ラジャダムナンスタジアム2階級制覇・WMC世界スーパーバンダム級王者のルンラット・ナーラーティクンに勝利~そして、いよいよ4月にルンピニースタジアム・スーパーフェザー級王座に挑むも、ペットモラコット・ウォー・サンプラパイのテクニックに惜敗 『観戦記891』

 

その後も1流タイ人と激戦を重ね、ムアンタイ・PKセンチャイムエタイジムにTKO勝ち、ペット・ブーンチュー・ソー・ソンマイもKO~2015年9月には、ラジャダムナンスタジアムに出場も、セクサン・オー・クワンムアイに判定負けしてしまう。2016年6月には、NO KICK NO LIFE FINALでヨードワンディ・ニッティサムイとドロー 『観戦記1167』 8月のREBELS.45では、ヤスユキ選手との日本人頂上対決と期待されたが負傷判定勝ち~9月にはNJKFで、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座戦で10位のキース・マクラクランを2RでTKO勝ち~そして!10月のREBELS.46でヨードレックペット・オー・ピティサックを判定で破り、念願のラジャダムナン・ライト級王座に輝く!

 

12月のKNOCK OUT.0では、元ラジャダムナン2階級制覇のシリモンコン・PKセンチャイジムを5R圧倒して判定勝ち 『観戦記1248』 2017年2月のKNOCK OUT VOL.1ではワンマリオ・ゲオサムリットに判定勝ち 『観戦記1288』 4月のKNOCK OUT VOL.2では‘鉄車輪‘ロートレック・ジャオタオアライトーンに判定勝ち 『観戦記1301』 しかし、5月にタイでのラジャダムナン・ライト級王座の防衛戦でサックモンコン・ソーソンマイに判定負けして王座陥落。

闘い方や考えに、KNOCK OUTとズレが出たか?REBELSへ戻り、9月のREBELS.52でスアレック・ルークカムイに判定勝ち~11月のREBELS.53では、インディトーン・ポー・ピナブハットを4RにTKOで降す~そして、2018年2月のREBELS.54でルンピニースタジアム・ライト級王者のクラップダム・ソーチョーピャッウータイに4RでKO負け~8月のREBELS.56では、ピンペット・シットジャーディンに判定勝ち~8月のREBELS.57ではピエトロ・ドウリャを3RにTKOで降すが、10月のREBELS.58ではギャットペット・ピークマーイレストランに判定負け~12月のREBELS.59では、ジョン・キハンに判定勝ち~そして2019年からは、まさかのヒジ&首相撲無しのRISEワールドトーナメントに参戦して1回戦でル・ジュンに判定勝ち~そして、準決勝で因縁のチャン・ヒョン・リーとの対決前に 「K-1ルールになれておきたい」 と5月のRISE132に参戦して、韓国のイ・ギュドンを2RにKOする 『観戦記2333』 7月の準決勝では、因縁深いチャンヒョン・リーを判定で降す 『観戦記1946』

 

9月のRISEワールドトーナメント決勝では、白鳥大珠選手に1RでKO敗け 『観戦記2098』

 

ダメージが心配される中、わずか3ヶ月弱で再びムエタイ路線に戻りBOMで対戦するのは元ラジャダムナンスタジアムバンタム級王者のシラー・Y‘ZDジム!

 

シラー・Y‘ZDジムはタイではオムノーイスタジアムを中心に活躍し、元オムノーイスタジアムフェザー級王者に輝く。防衛戦では、あのプアカーオ・ポー・プラムックにも勝利している。2010年に来日して、シラー・トーバンセンのリングネームでMAキックで大江和也選手、モハン・ドラゴンなどに勝利。その後はトレーナーに専念していたが、2019年9月に新日本キックで現役復帰。WKBA世界ライト級王者の重森陽太と引き分けるなど40歳目前ながら健在ぶりを魅せ日本人相手には無敗。

 

1年振りにムエタイ路線に戻ってきた梅野選手が、日本では少なくなったムエタイ興行であるBOMに参戦!RISEでは見られなかったヒジ&ヒザを使い、日本人には無敗のシラーを降して再びムエタイ路線を突き進むのか!?

 

2019年12月8日 BOMライト級王者決定戦 梅野源治vsシラー・Y‘ZDジム

 

1R、お互いにジャブで距離を測る~梅野選手が得意の左ミドル!

 

さらに梅野選手が奥足ローを蹴る~シラーもローからボディーストレート!

 

梅野選手は左ミドルでシラーを止め、奥足ロー効かせる

 

さらに梅野選手がミドルを蹴るが、シラーはキャッチして蹴る!

 

梅野選手は、ローから踏み込んで縦ヒジ!

 

シラーも左ミドルをキャッチして、軸足を払って梅野選手をコカす

 

梅野選手はミドルは止めて、パンチから奥足ロー!

 

シラーもローを返すが、梅野選手がパンチからヒジ!

 

梅野選手がガンガン蹴る~左ミドルはカットされるが、奥足ローは効いている!

 

さらに梅野選手がヒジを狙うがかわされる~しかし、奥足ロー2発にシラーは棒立ち

 

一気に梅野選手がラッシュ~右ストレート~左右のヒジ!

 

梅野選手が組み付いてヒザ~左ヒジ!

 

直ぐにレフリーは止めて、ドクターチェックも即座にストップ!

 

見事に1Rで梅野選手がTKO勝ちで、BOMライト級王座に輝く!流石に300戦はしているシラーだけに得意の左ミドルは封じ込まれたが、奥足を効かせてタイ人相手にヒジで勝利という梅野選手らしさを魅せた。

そして2020年も再びラジャダムナン&ルンピー王座を目指すのかと思われたが、コロナウィルスの蔓延により試合が4月、9月と流れてしまう。梅野選手いわくは4つのタイトルマッチが流れたらしく、試合は2020年12月に同じくBOMでWMCインターコンチネンタルスーパーフェザー級王者で日本在住のキヨソンセン・FLYSKYジムと対戦。

 

★RIZINキック大会はトーナメントでの開催なのかなぁ~ 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村