観戦記2419 再起戦! カラム・ジョンソンvsショーン・モナハン | 人生マイペンライ

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東京オリンピックが2021年にあり、オリンピック出場選手が続々とプロ入りしてきて楽しみだ。そして、最終予選まで進むもオリンピック出場できなかった有力選手も続々とプロデビューしてきている。日本でも、最終予選でリオ五輪出場の成松大介選手に決勝で判定負けした今永虎雄選手は井上尚弥選手を超える高校8冠。そして、井上尚弥選手と同じ大橋ジムに入会して6月にデビューして衝撃の2RKO勝ちしている。同じボクシングと言ってもルール―も違い、単純には比較できないが 「ボクシングでプロの世界王者になるより、オリンピックのボクシングで金メダルを取る方が難しい」 という言葉もある通り井上尚弥選手でさえオリンピック最終予選で敗退している。

ボクシングとレスリングは古代オリンピックの時から開催されていた競技で、柔道などの他のオリンピック競技とは歴史が違う。しかし、ボクシングもアマチュアとプロでルールが違うと言ってもレスリングのプロとアマチュアは全く違う競技。イギリス連邦に所属する世界52ヶ国(東京オリンピック参加206国)で開催されるコモンウェルスゲームスでは、絶対に開催されなければいけない競技10種目にレスリングは入っていないがボクシングは入っている。

そのコモンウェルスゲームスでは、イギリスはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドに分かれて出ている。そのコモンウェルスゲームスには祖母の家系を辿りスコットランド代表として出場し金メダルを獲得したのがイングランド生まれのカラム・ジョンソン!

 

1985年8月にイギリスのリンカサー州ボストンで生まれた‘The ONE‘カラム・ジョンソンは、アマチュアで95勝25敗の戦績を積む。祖母の生まれた地を辿り、スコットランドチームとして出場したコモンウェルスゲームではライトヘビー級で金メダルを獲得。

2010年12月に25歳でデビューし、フィリップ・タウンリーに2RでTKO勝ち~さらに14連勝9KOし、2016年9月にウィルビー・フォース・シエプを9RにKOしてコモンウェルス英連邦ライトヘビー級王座を獲得~2018年3月にも、フランク・ブリオーニを1RにKOしてコモンウェルス英連邦王座の初防衛とBBBofc英連邦ライトヘビー級王座を獲得~10月に、IBF7位としてIBFライトヘビー級王者のアルツール・ベテルビエフに挑むも4RにKO敗けして初黒星で王座獲得ならず 『観戦記2245』

 

しかし、わずか5ヶ月で再起戦となり対戦するのは元WBC米大陸ライトヘビー級王者のショーン・モナハン!

 

1981年8月にアメリカのニューヨーク州ミネオラで生まれたショーン・ジョセフ・モナハンは、建築作業員をしながらアマチュアを15戦ほど闘う~2010年5月にデビューして、シメオン・トリグエーノに1RでTKO勝ち~さらに12連勝7KOして、2012年6月にロマロ・ジョンソンとのWBC米大陸ライトヘビー級王座決定戦を8RにTKOで降し王座栄冠。

8月のノンタイトル戦も3RでTKO勝ちし、10月にレイコ・サンダースを判定で降しWBC米大陸王座の初防衛に成功~さらに2連勝1KOして、2013年10月にアンソニー・カプト・スミスを3RでTKOで降しWBC米大陸王座の2度目の防衛に成功~2014年1月に、マット・バンダを1RにTKOで降しWBC米大陸王座の3度目の防衛に成功~4月にも、ジョー・マクレーリーを5RにTKOで降しWBC米大陸王座の4度目の防衛に成功~6月には、エルビル・ムリキを大差判定で降しWBC米大陸王座の5度目の防衛に成功~12月にも、ダニエル・レジ―を3RにTKOで降しWBC米大陸王座の6度目の防衛に成功~2015年5月には、クリートン・コンセイカオを判定で降しWBC米大陸王座の7度目の防衛に成功~6月のノンタイトル戦も9RにTKO勝ちし、10月にドノバン・ジョージを大差判定で降しWBC米大陸王座の8度目の防衛に成功とWBO北米王座も獲得~ベルトを返上し2連勝1KOするも、2017年7月に後にWBC暫定王座を獲得するマーカス・ブラウンに2RでTKO負け。

11月に、エベルト・ブラーボに判定勝ちし~2018年11月に、サリバン・バレラに判定負け。

 

全勝全KOのIBF王者アルツール・ベテルビエフからダウンを奪うも、4RにKO負けで初黒星となったカラム・ジョンソンの再起戦!無敗で世界ランキングを上げてきたものの、上位ランカーには弾き返されたショーン・モナハンが再び上位ランカーに挑戦

 

2019年3月9日 再起戦! カラム・ジョンソンvsショーン・モナハン

 

カラム・ジョンソン 17勝12KO1敗1分 元BBBofc英国&コモンウェルスライトヘビー級王者

 

ショーン・モナハン 29勝17KO2敗 元WBC米大陸&WBO北米ライトヘビー級王者

 

1R、ジョンソンが低い態勢から左を強く突き出し、モナガンのガードを突き破る!

 

廻るモナガンに、ジョンソンがガンガン右を打ち込んでいく!

 

モナガンも返してはいるが、ジョンソンの連打は止まらずコーナーに押し込まれる!

 

2R、モナガンから前に出ていく~しかし、手数は遠くから踏み込めるジョンソンが多い

 

モナガンは打たれても引かずに出続けて、ジョンソンをコーナーに追い込む!

 

再三モナガンがジョンソンをコーナーに詰めるも、パンチを当てているのはジョンソン

 

突っ込んでくるモナガンに、ジョンソンが狙い済ましたカウンターの右!

 

モナガン効いた~フラフラ下がったところを、ジョンソンが追いかけ左フックでダウンを奪う!

 

立ち上がったモナガンに、ジョンソンが右!右!左フックでモナガン再びダウン!

 

モナガンが、なんとか立ち上がったところでラウンド終了

 

3R、ラウンド開始直後からジョンソンが極めにいく~連打であっという間にモナガンをコーナーに追い込む!

 

ジョンソンが右ストレート~左フック!モナハン効いている!

 

さらにジョンソンが、回転力ある連打を上下に打ちまくりモナハンをコーナーに追い詰める!

 

ジョンソンが、左ボディーを鳩尾~レバー!左フック!

 

さらにジョンソンがアッパーを突き上げるが、モナガンも左フックを狙う!

 

ジョンソンの連打は止まらない!強烈な右を打ち抜く!

 

止まらないジョンソンの連打に、下を向いたモナガンにレフリーが割って入る!

 

見事にカラム・ジョンソンが、3RにTKO勝ちで再起を飾る!ちょっと格が違ったような対決となってしまったが、そう思わせるほどスピード&パンチ力&コンビネーションでジョンソンが2枚は上だった。そして再度世界挑戦を狙うカラム・ジョンソンは、コロナ禍もあり試合が流れ2020年5月にEBU欧州ライトヘビー級王座決定戦で対戦予定も流れる~2年のブランクを作り2021年4月にエミル・マルキッチとWBOライトヘビー級グローバル王者決定戦で対戦。

やはり上位ランカーには弾き飛ばされてしまったショーン・モナハンは、この後は試合をしていないみたいだが引退したのだろうか!?

 

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