観戦記2369 UFC Fight Night.150 ギルバート・バーンズvsマイク・デイビス | 人生マイペンライ

人生マイペンライ

格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のDVD観賞》

 

本来ならば、2年に1度の寝技の祭典アブダビコンバットは2021年に開催予定だった。しかし、このコロナ禍で2022年9月にラスベガスで開催される予定。アメリカに留学中に第1回UFC大会を観て、ホイス・グレイシーの寝技に感銘を受けたアラブ首長国連邦初代大統領の第6王子タハヌーン・ビン=スルターン・ビン・アール=ナヒヤーンブラジリアンがブラジリアン柔術を学んだことで私財で開催している寝技世界一大会。

イメージ的には全ての大会がアラブ首長国連邦で開催されていると思いがちだが、1999年~2001年はアラブ首長国連邦、2003年には初のアラブ首長国連邦以外でブラジルで開催~アメリカ、スペイン、イギリス、そして2013年には中国で開催されて7kg級ではクロン・グレイシーが金メダルを獲得している!そして、2015年にはブラジリアン柔術の母国であるブラジルで2回目の開催され、6階級18個のメダルのうち14個をブラジル人が獲得している(前大会では12個)前大会77kg級優勝のクロン・グレイシーは出場しなかったが、その時点でUFCに登場以来3連勝中だったギルバート・バーンズが77kg級で銅メダルを獲得している。

 

1986年7月にブラジルのリオデジャネイロ州ニテロイで生まれたギルバート・アレッシャンドリ・ポンテス・バーンズは、12歳から柔術を始め2007年に黒帯を取得~2009年柔術世界選手権76kg級準優勝~2010年には、世界ノーギ柔術選手権79.5kg級優勝、アブダビ・ワールド・プロフェッショナル柔術選手権74kg級優勝~2011年術世界選手権76kg級優勝。2012年1月にCrown Fighting Championships.5でデビューし、ホセ・サルガドに1Rで1本勝ち~さらに6連勝、6連続1Rで1本勝ち~2013年には、ノーギ柔術選手権76kg級でも優勝。

UFCと契約し、2014年7月のUFC on FOX.12でアレドレアス・スタルに判定勝ち~10月のUFC179で、クリストス・ジアゴスに1Rで1本勝ち~2015年3月のUFC Fight Night.62で、アレックス・オリベイラに3Rで1本勝ち~11月のUFC Fight Night.62では、ラシット・マゴメドフに判定負け~2016年7月のUFC Fight Night.90で、ウカシュ・サイェフスキに1Rで1本勝ち~9月のUFC Fight Night.95で、ミシュウ・プラゼレスに判定負け。

2017年9月にUFC Fight Night.116で、ジェイソン・サッゴに2RでKO勝ち~2018年4月のUFC on FOX.29で、ダン・モレットにも2RでKO勝ち~しかし、7月のUFC226でダン・フッカーに1RでKO負け~12月のUFC231で、オリビエ・オービン・メルシェに判定勝ち。

そして、わずか4ヶ月でエリック・ワイズリーと対戦予定も怪我で欠場~代役で急遽対戦するのはマイク・デイビス!

 

1992年10月にアメリカのニューヨーク州サウスカイロで生まれた‘Beast Boy‘マイク・デイビスは高校生からレスリングを始め、大学で生理学などを学ぶが、2015年7月にHouse of Fame.3でデビューしてリチャード・デーンツに3RにTKO勝ち~さらにマイナー団体で4連勝4KO(TKO)して、2018年6月にデイナ・ホワイト・コンテンダ-ス.14に参戦もソディック・ユサフに判定負け。

12月から再びマイナー団体に出場し2連勝すると、2019年4月のUFC Fight Night.150でエリック・ワイズリーの怪我の代役でUFC参戦!

 

柔術家のギルバート・バーンズと、ムエタイをベースの打撃系選手のマイク・デイビスの1戦!緊急出場のデイビスが、UFC参戦5年のバーンズにどこまで闘えるか!?

 

2019年4月27日 UFC Fight Night.150 ギルバート・バーンズvsマイク・デイビス

 

ギルバート・バーンズ 14勝3敗

 

マイク・デイビス 7勝1敗

 

1R、お互いにパンチのフェイントで探る~バーンズが踏み込んで左ミドル!

 

さらにバーンズがカーフキックも、デイビスがパンチで突っ込む!

 

打撃の展開が続くが、バーンズがパンチのフェイントからタックル!

 

しかし、デイビス切ってヒザ!バーンズも左ミドル~パンチも、やはりタックルに入りデイビスを投げる!

 

バーンズがバックを取り足を絡め、デイビスの首を狙う

 

立ち上がると再び打撃戦~デイビスのパンチと、バーンズのローが交差する!

 

デイビスはトリッキーの蹴りを出す~バーンズは、カーフキックでデイビスのバランスを崩す

 

パンチを打ち合う~打撃だとデイビスが押してくるが、バーンズがタックル!

 

バーンズがパウンド~ヒジを落とすもラウンド終了

 

2R、パンチのデイビスに、バーンズがカーフキックでバランスを崩させる

 

さらにバーンズが、蹴りからタックル!デイビス堪えるも、バーンズが押してテイクダウンを奪う!

 

バーンズが首を狙いながら殴る!さらにバーンズは、足でガッチリとデイビスをロックしておいてヒジを落とす!

 

パウンドを嫌がったデイビスに、バーンズが首を取って一気に伸ばす!

 

デイビスも必死に動いてズラすが、徐々にバーンズの腕がデービスの首に入っていく!

 

しかし、デイビスは堪える~それでもバーンズは上をキープしながら狙っていく

 

デイビスは立とうとするも、バーンズはバックに廻り押さえ込む

 

バーンズはバックをキープしたまま、しつこく絡み付いて首を狙う

 

必死にディフェンスするデイビスに、バーンズは殴りながら隙を探す

 

デイビスも必死にディフェンスするも、バーンズの足のフックから逃れられずバーンズのヒジを喰らう!

 

嫌がって動いたデイビスの首を捕え、バーンズが一気にチョーク!

 

バーンズの腕がガッチリ首に入り、デイビスはタップするしかない!

 

いいなぁ~重そうな打撃を出すデイビスに、とにかく寝かせてしつこくバックを奪いチョークで極める。まさにMMAの原点のような展開と柔術家振りを現代MMAで魅せたギルバート・バーンズに感服。やっぱり、金網の中で柔術家が1本を極める姿には美しさがあり日本人の三味線に触れるものがある。

ちょうど、このblogを書きながらRIZIN LANDMARK.3を観ているがメインでクレベル・コイケが打撃の荻原京平選手の対戦が組まれている。なんか、RIZINのクレベルに対しての冷たい対応には寂しおのがあるが、試合ではクレベルの柔術マジシャン振りに期待したい。

ギルバート・バーンズは、4ヶ月後のUFC Fight Night.156でアレクセイ・クンシェンコと対戦。UFC初戦を白星で飾れなかったマイク・デイビスは、6ヶ月後のUFC Fight Night.161でトーマス・ギフォートと対戦。

 

★ギルバート・バーンズのUFC王座挑戦はUFC参戦6年8ヶ月かけて 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村