《本日のTV観賞》
連日報道されるロシア軍のウクライナ侵攻だが、ロシアと言っても北海道から肉眼で見えるのもロシアのサハリン(樺太)でウクライナもソビエト連邦の一部で1991年12月のソビエト連邦崩壊によりベラルーシ、ウズベキスタン、アルメニア、カズフスタン、アルメニアなどと独立した。格闘技界でのロシア勢の強さは、日本ではRINGSで1991年末からヴォルグ・ハンなどの活躍で馴染みが深いがヴォルグ・ハンはタゲスタン共和国、PRIDEヘビー級王者として活躍したエメリヤーエンコ・ヒョードルは国籍はロシアだが出身はウクライナ・ソ連共和国。ウクライナは今やボクシング大国としてボクシング界を席巻しているが、ヴォルグ・ハンを輩出したタゲスタン共和国からはWBC&IBFライトヘビー級王者のアルツール・ベテルビエフ、そして無敗でUFCライト級王者になったハビブ・ヌルマゴメドフもタゲスタン共和国出身。
そんなハビブ・ブルマゴメドフ、ウスマン・ヌルマゴメドフ、ウマル・ヌルマゴメドフのヌルマゴメドフ一族と幼馴染で幼少期からトレーニングを一緒にしていたのがUFCライト級で活躍するイスラム・マカチェフ!
1991年9月にタゲスタン共和国のマハチカラで生まれたイスラム・ラマザノヴィッチ・マカチェフは、北東コーカサス民族に生まれる~ヌルマゴメドフ一族と幼馴染で一緒にレスリング、サンボ、柔道を習う。2010年8月に、Tumada Fighting Championship.4でデビューしてマゴメド・ベクボラトフに判定勝ち~さらにマイナー団体で6連勝して、2013年4月にM-1 Charenge.38でマンスール・バルナウイに判定勝ち~さらにM-1 Charengeで4連勝してUFCと契約。
2015年5月にUFC187で、レネ・クンツに2Rで1本勝ち~しかし、10月のUFC192でアドリアーノ・マルチンスに1RにKO負け~コンバットサンボの世界選手権に出場して74kg級で優勝~2016年9月のUFC Fight Night.94で、クリス・ウェイドに判定勝ち~2017年2月のUFC208で、ニック・レンツに判定勝ち~2018年1月のUFC220でも、グレイゾン・チウバを1R57秒でKOする
7月のUFC on FOX.30では、ケイジャンジョンソンを1Rに1本で降す
そして、4年半ぶりにロシアでの闘いとなる1戦で対戦するのは同じくロシア国籍のアルマン・ツァルキヤン!
1996年10月に南コーカサスのジョージアに生まれたアルマン・ナイロヴィッチ・ツァルキヤンは、アルメニア系の家系で幼少時にロシアに移住して7歳からレスリングを始める~2015年9月にMEPでデビューしてシャミル・オロハノフに1RでTKO勝ち~しかし、12月のMEPでアレクサンダー・ベリクに1Rの30秒でKO負け~さらに様々なマイナー団体で7連勝して、2017年10月のRoad FCでキム・ギョンピョに判定勝ち~12月のMEP214で、元パンクラス・ウェルター級王者の佐藤豪則選手に判定勝ちしてFEMEPウェルター級王座を獲得。
2018年3月のGod of Warでウォー・ハオシャンに判定勝ち~5月にも、ジュニオール・アスンソンを判定で降しFEMEPウェルター級王座の初防衛に成功~8月のLeague S―70で、フェリペ・オリベエリーを3RにKOしてUFCと契約する。
お互いに1敗はしているものの、激戦区ライト級ランキング入りを目指す開催地のロシアをホームにしている1戦がセミファイナルに組まれる!オクタゴンサイドには、幼少からイスラム・マカチェフとトレーニングするロシアの英雄となったハビブ・ヌルマゴメドフの姿も!
2019年4月20日 UFC Fight Night.149 イスラム・マカチェフvsアルマン・ツァルキヤン
イスラム・マカチェフ 16勝1敗
アルマン・ツァルキヤン 13勝1敗 ライト級13位
1R、開始直後にツァルキニヤンがハイキックも、マカチェフは冷静にかわす
お互いに蹴り合うが当たらない~ツァルキニヤンが足を滑らせたところに、マカチェフがタックルから金網に押し込む!
ツァルキニヤンは、身体を入れ替えながら足を取る~振り回して、マカチェフを寝かせようとするが、マカチェフ倒れない
押し合いながらお互いにヒザ!マカチェフが足を払ってテイクダウンを奪う!
ツァルキニヤンは立ち上がるが、マカチェフがガブる~そのまま後方に投げる!
しかし、ツァルキニヤンも立ち上がり首を取る~マカチォフは外して金網に押し込みヒザ!ツァルキニヤンは、その足を抱え込み投げるがマカチェフ堪える
しかしツァルキニヤンは、しつこく崩しながらバックを取る
2R、マカチェフがプレッシャーをかけてハイキック~ツァルキニヤンがタックル!マカチォフは切る
マカチェフが前に出るが、ツァルキニヤンはハイキック~バックスピン!
打撃の牽制からツァルキニヤンが再びタックルも、またもマカチェフは切る
組んでの押し合いが続くが、マカチォフが足払いからコカす!
ツァルキニヤンは直ぐに立つ~マカチェフが押し込むがツァルキニヤンも腕を取る
マカチェフが崩してテイクダウンを奪うが、ツァルキニヤンも腕を離さない!
パスガードするマカチォフも、立ち上がったツァルキニヤンが足を取ろうと押し込む!
マカチェフが、身体を入れ替えて押し込んで足を取りにいくもラウンド終了
3R、ツァルキニヤンが打撃で出るハイキック~右!
ツァルキニヤンが蹴る!マカチェフは手数少ない~ツァルキニヤンがタックルもマカチォフは潰す
ツァルキニヤンが足を取るも、マカチェフからテイクダウンは奪えない~再びツラキニヤンがタックルも。マカチェフやはり切る
逆にマカチェフが、金網に押し込んでテイクダウン!ガッチリ押さえ込みながらバックを奪う!
ツァルキニヤンは立ち上がるが、マカチェフは組み付きを外さず押し込む
マカチェフは、クラッチを外さずにがテイクダウンを奪う
押さえ込んで足を刈り、ツァルキニヤンを動かさせなくして終了
判定は、30-27 30-27 29-28 3-0でイスラム・マカチェフの勝利!
いやぁ~マカチェフは現代MMAにおいて、これだけ組みに特化した試合で完封しての勝利。こういうロシア人(ツァルキニャンはアルメニア人のロシア在住だが)同士の試合が観られただけでもロシア大会が開催される価値があった。この試合がファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれて両選手にファイトマネー+5万$を獲得。
5連勝となったイスラム・マカチェフは、ライト級ランク外から15位にランクイン。そしてマカチェフの次戦は、4ヶ月と2週間後のUFC242でダビ・ラモスと対戦。UFC初参戦が2敗目となってしまったアルマン・ツァルキヤンは、3ヶ月後のUFC240でカナダのオリビエ・オーエン・メルシエと対戦。
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