観戦記2287 K―1スーパーフェザー級王座戦 武尊vs村越優汰 | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のTV鑑賞》

 

いよいよ2022年6月に、那須川天心選手がボクシングの転向を伸ばす事で武尊選手との対戦が合意した!そして、その興奮が冷めやらぬうちに、那須川選手の大晦日の対戦相手が発表になったが・・・・五味隆則選手とボクシングマッチ。榊原さんは1年前から吉成名高選手に(地元の仲間の息子です!)声をかけ、6月に大晦日のオファーを出していたが12月に入り断られたと。シバター選手と皇治選手には、対戦が流れた経緯を言うな!と言っておいて何とも誰も得しない話。

那須川選手のライバルというと、武尊選手以外だとロッタン・ジットムアンノン、スアキム・PKセンチャイジムのタイ人勢。日本人だと那須川選手を追いかけ2度対戦した、内藤大樹選手、鈴木真彦選手、志朗選手がいるが、武尊選手には2度闘った小沢海斗選手、大雅選手などはいるがライバルという感じでは無い。散々、挑発して盛り上げた皇治選手だが勝負論ではライバルか!?と聞かれると微妙な感じがする。

皇治選手と同じく那須川選手と、武尊選手の両者と対戦したのが‘湘南の蹴撃スナイパー‘村越優汰選手!

 

1994年生まれの村越優汰選手は、親御さんの影響で幼稚園から空手を習う~中学に入るとキックボクシングに転向し、高校時にK-1甲子園に出場~2011年4月に16歳の時にRISE77でデビューするもシンダムM16に3RにKO負け~9月のRISE82でユンボ選手に1RでKO勝ち~12月にも鎌田裕史選手に判定勝ちし、2012年3月に2012年RISING ROOKIES CUPバンタム級トーナメント1回戦で勇次選手に2RでKO勝ち~6月にJ-NETで大釜広路選手に2RにKO勝ち~10月のRISE90で流星選手と決勝予定も不戦勝で優勝となり、代役の古岡大八選手に判定勝ち~2013年1月のRISE91で第4代RISEバンタム級トーナメントに参戦も、六川星矢選手に延長で1-2の判定負けし初黒星~6月のRISE93で藤橋光選手に判定勝ち、7月のRISE94では青木朋哉選手にも判定勝ち~9月のRISE95で有松朝選手を2RにKO~11月のRISE96からのRISEバンタム級(55kg)王座決定トーナメントでは田中一輝選手を2RでKO~2014年3月、RISE98で宮崎就斗選手との準決勝を4RでKO~7月のRISE100(BLADE.0)での決勝で前田浩喜選手に判定勝ちして王座栄冠。9月のRISE101では大野貴史選手に判定勝ち~11月のRISE102でナーカーレック・ゲーオ・カンラーヤに2RでKO勝ち~2015年3月のRISE104でソ・ジョンウを2RでKO~そして・・・・5月のRISE105で当時17歳の那須川天心選手の挑戦を受け、2RにKO負け王座陥落~8月のBLADEで開催された55kgトーナメント1回戦で、ユウ・ウォーワンチャイに判定勝ち~しかし、準決勝で内藤大樹選手に判定負け~11月のRISE108で一刀選手に判定勝ち~2016年3月のRISE110で、有松朝選手を3RにKOで降す~7月のRISE112で小笠原瑛作選手と、RISEバンタム級王座次期挑戦者決定戦で闘い3RにTKO勝ち~そして、9月のRISE113で、那須川天心選手のRISEバンタム級王座に挑戦するも判定負け。さすがに間を置き、2017年5月にJ-NETで伊仙町典久選手に判定勝ち~7月のRISE118でも、工藤政英選手に判定勝ち~10月のBig Bangでも駿太選手に判定勝ち。

 

12月にはK-1に参戦し、芦澤竜誠選手に判定勝ちする~そして、2018年3月のKrush.86で、Krush初参戦ながら58kg王者の西京春馬選手に挑戦するも延長1-2で判定負け 『観戦記1532』

 

 6月のK-1では、武尊選手が返上したフェザー級王座の王者決定トーナメントに参戦~1回戦でエリアス・マムーディに延長判定勝ち~準決勝でも、ジョージ・バレラに延長判定勝ち~そして決勝では3月の再戦となる西京春馬選手と対戦し、1Rに西京選手が足の負傷でTKO勝ちして涙のK-1王座戴冠

 

しかし11月のK-1では、17歳のアレックス・リーバイにダウンを奪われて判定負け~そして2019年3月のKS‘FESTA.2では、卜部弘嵩選手を判定で降し初防衛に成功 『観戦記1905』 

 

そして、ついに新生K―1初の横浜アリーナ大会で武尊選手と対戦!

 

武尊選手は小学2年生でK-1に憧れ空手を始め(テレビで観て憧れた1999年大会の東京ドームは、後の師匠になる前田憲作さんも出ている)高校はボクシング部がある学校を選ぶも、わずか3ヶ月で退学~K-1甲子園に出場する目的で、通信制の高校に再入学。アルバイトで貯めたお金でタイへ練習に行くなどしながら、アマチュア大会で経験を積む。2009年に、念願のK-1甲子園関西大会に出場するも2回戦で敗退~高校を卒業後に上京してチームドラゴンに入門。2011年9月のKrush.12でデビューし、鎌田裕史選手を2RでKO~その後も4連勝3KOするが、2012年6月のKrush.19で京谷祐希選手に1RにKO負け。9月に結城将人選手に判定勝ち~10月に鈴木優也選手を2RにKOする~12月のKrush.25でも、榊克樹選手を1RでKO~2013年1月のKrush.26からの58kg級王座決定トーナメントで八神剣太選手を1RでKO~3月のKrush.27で鈴木雄三選手に判定勝ちで決勝進出~5月のKrush.28で寺戸伸近選手と決勝も、判定勝ちし王座獲得 『観戦記492』  

Krush.30でイ・ソルビンを2RでKO~Krush.35でも後藤勝也選手を1RでKO~2014年3月のKrush.39で神戸翔太選手に判定勝ちし、Krush.58kg級王座の初防衛に成功 『観戦記753』 8月のKrush.44でも、鈴木雄三選手に判定勝ちして2度目の防衛に成功。

そして、2014年11月に念願の復活したK-1で大雅選手を3RでKOする 『観戦記856』

 

2015年2月のKrush.51では、大滝裕太選手を判定で降しKrush58kg級王座の3度目の防衛に成功~2015年4月のK-1 55kg級初代王座決定トーナメントでは、1回戦でアレクサンダー・プリリップを2RでKO~準決勝では瀧谷渉太選手を1RでKO~決勝では大雅選手に判定勝ちし、K-1 初代55kg級王者に輝く~7月のK-1でもハキム・ハメッシュに判定勝ち~11月のK-155kg級王座初防衛戦では、チャールズ・ボンジョバーニを2RでKOして初防衛に成功 『観戦記1017』 そして、那須川選手に挑戦を叩きつけられる~大晦日にはRIZINに出陣し、ヤン・ミンを2RでKOする~2016年4月のK-1でも、ヨーセンチャイ・ソー.ソーピットを3RでKO~6月のK-1でも小沢海斗選手に判定勝ち。

ここでチームドラゴンからの大量離脱騒動があり、所属がKRESTになる~K-1 スーパーバンタム級王座(55kg)を返上して、11月のK-1フェザー級王座決定トーナメントに参戦。1回戦で、ジェイミー・ウィーランに判定勝ち~準決勝ではユン・チーを2RにTKOで降す~決勝では小澤海斗選手に判定勝ちし2階級制覇。

2017年4月のK-1でもビクトー・サラビアを3RでKO~6月のK-1でブバイサ・パスハエフを3RでKO~9月のK-1でもワン・ジュングァンを判定で降す~そして、3月のKS‘FESTでは大雅選手のK-1スーパーフェザー級王座に挑戦してK-13階級制覇を狙うハズだったが・・・・大雅選手の所属するTRY HARDジムの契約違反?で大雅選手のK-1王座は剥奪となり、新王者決定トーナメントが開催される!1回戦では、ギリシャのスタウロス・エグザコスティディに判定勝ち~準決勝ではKrush60kg級王者の郷州征宜選手を1RでKO~決勝では、BLADE61kgトーナメント優勝の小宮山工介選手に判定勝ちしてK-1 3階級制覇 『観戦記1598』

 

9月にK-1でダニエル・ピュータスを1RでKOして~12月に、挑発されまくった皇治選手の地元大阪でK-1スーパーフェザー級王座の挑戦を受けて判定勝ち 『観戦記1890』

そして、リング上で切なすぎる那須川選手へというか格闘技界へのメッセージを返す。2019年3月のKS‘FESTA.2で、ラキャダムナンフェザー級王者のヨーキッサダー・ユッタチョンブリーを2RにKOする 『観戦記1910』

 

しかし拳を怪我して手術となり、キャリア最長の8ヶ月のブランクを空いてしまう。

 

那須川選手にも三日月蹴りで善戦し0-2の判定負けだった村越選手に、KO絶対主義の武尊選手がどんな闘いを魅せるか!?サウスポーが苦手ではと云われる武尊選手は、どんな闘いを魅せるか!?

 

2019年11月24日 K―1スーパーフェザー級王座戦 武尊vs村越優汰

 

武尊 38勝22KO1敗 K-13階級制覇王者

 

村越優汰 28勝11KO7敗 元K-1フェザー級王者

 

1R、廻っていく村越選手に、武尊選手がロー~さらに武尊選手がローも、村越選手はしっかり距離を取る

 

武尊選手が圧力を掛けながらロー~村越は廻りながらジャブと前蹴りも、武尊選手のプレッシャーがキツイ

 

武尊選手のパンチに対して、村越選手は蹴りで上手く対抗する

 

前に出る武尊選手も、村越選手が上手くジャブと前蹴りで捌く~左ストレート!

 

それでも武尊選手が、プレスをかけ続ける~村越選手は廻りながらインから細かく当てる!

 

2R、武尊選手が詰めていきパンチも、村越選手は距離をキープしながら顔面前蹴り!

 

武尊選手がプレッシャー掛けながらローを蹴るも、村越選手は軽快に廻りながらボディー!さらに左!

 

村越選手が廻りながら、ジャブ~ヒザを当てていく!武尊選手はバックブローも不発

 

廻る村越選手を、武尊は捕まえきれない~強引に接戦戦にいくと、村越選手がテンカオ~右で突き放す!

 

しかし、武尊選手のプレスは弱まらずに右!村越選手は必死に廻るが、武尊選手は逃がさない~ジャブを貰おうとも正面から右!

 

3R、村越選手はバックステップして、武尊選手の攻撃をかわしながら左!

 

村越選手は、とにかく動いて武尊選手に打ち合いに持ち込ませない~武尊選手か追っていき右ボディー!左フック!

 

村越選手は廻りながら蹴ってはいくが、武尊選手は貰いながらパンチを合わせる!

 

さらに武尊選手が詰めていき右ストレートも、村越選手は回り込みボディーから連打!

 

しかし、武尊選手は貰って勢い付く~村越選手のテンカオに右!

 

村越は下がるが、それでも左ストレート!廻りながらも手数は落ちずに右アッパー!

 

武尊選手は、前には出ているが手が出ない~村越選手は、サイドにズラし右アッパー~左ストレート!

 

村越選手の前蹴り~ヒザを貰いながら、武尊選手は右ストレート!

 

武尊選手らしく、笑いながら詰めていく~村越選手はコーナーに入ってしまい、武尊選手が凄まじい連打!

 

判定は、30-29 29-29 30-29 2-0で武尊選手の判定勝ち!

 

見事に武尊選手が判定勝ちをしたが、村越選手のアウトボクシングに手を焼き那須川選手と同じく2-0の判定勝ちとなった。ジャブを含めたヒット数は村越選手が勝っていたと思うが、クリーンヒットとダメージは武尊選手が勝った。

村越選手は 『1R終わって、自分の中では上手く戦えているなと思っていて、全然いけると思いました。武尊選手の後半になっても止まらないところに、負けたなと思いました。負けは認めるんですけど、フルマークでは負けてはいないので、少しは良い試合はできたと思います。ファンにずっと結果としての勝ちが欲しいと言ってきて、実際勝てなかったのは悔しいです。良い試合と言ってもらったけど負けてしまったので、そこは自分の実力不足だと思いました』

武尊選手は 『デビューした時はK-1が無くて、何もないところから始まって、後楽園ホールとか新宿フェイスとか小さい会場でやりながら、ここまで来て、横浜アリーナにKー1として戻って来れてうれしいです。皆さんのおかげです。ありがとうございます。今日の試合、KOを楽しみにしてくれた皆さん、すみません。次も仕上げて、KO見せるんで、また見に来てください。来年、東京オリンピックが開催されるんですけど、オリンピックに負けないぐらいの格闘技の大会、やりましょう。みんなの望んでいる試合、来年、オリンピックイヤーに実現させたいと思うんで、ぜひ会場で応援お願いします。絶対勝って、僕について来てくれているみんなを裏切らないんで、僕がK-1最強証明するんで、来年も応援お願いします。絶対勝ちます。ありがとうございました。K-1最高!』 と、締める。2020年にも那須川選手との対戦が期待されたが、プロモーションの問題やコロナ禍もあり3月のKS‘FESTA.3だけの試合となる。そして2021年の大晦日で開催されたRIZIN.26で、那須川選手の試合をリングサイドで観戦しるいに2022年6月に対戦が決定!

 

★村越選手はKS‘FESTA.3で鉄の拳レオナぺタス戦! 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村