観戦記2236 Krush.108 スーパーバンタム級王座戦 玖村将史vs林勇汰 | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

ボクシングでオリンピックを!と、元K-1ウェルター級王者の久保優太選手がK-1グループを離脱したのが2020年6月。その後はプロボクシング転向などの話があったが、2021年8月に「総合格闘技が楽しすぎる」とRIZINと契約し・・・まさかの9月のRIZIN.30でMMAデビュー。弟の久保賢司選手もキックボクシング~ボクシング~K-1に復帰しているので、将来的にK-1じゃなくてもキックをしている久保優太選手が観たい!

幼い頃から空手を兄弟でやっていたなど、K-1&Krushには久保兄弟のように兄弟で活躍する選手が多い。卜部弘嵩選手&卜部功也選手、安保瑠輝也選手&璃紅選手、近藤大成選手&近藤拳成選手&近藤魁成選手、朝久裕貴選手&朝久泰央選手、レオナペタス&加藤虎於奈選手、西京春馬選手&西京佑馬選手、横山巧選手&横山朋也選手、TETSU&野田蒼選手、さらに他にもまだまだいる。そして、Krush初の大阪大会は兄弟Krushファイターによるタイトルマッチ!王者は‘ファーストフラッシュ‘Krushバンタム級王者の玖村将史選手!

 

1998年1月生まれで大阪府堺市出身の玖村将史選手は、3兄弟で育ち長男が空手を習っていた影響で次男の修平選手と三男の将史選手も幼稚園から空手を始める~しかし、長男も中学最後の大会で優勝をすると空手を辞めるなど廻りに練習相手がいなくなる。

しかしNJKFの関係者からキックボクシングをやらないか!と、誘われ次男の修平選手が高校1年生でデビュー~兄弟で午前中は現場仕事をし、午後にマンションの集会場や体育館などで練習をしていたらしくNJKFやDEEP☆KICKなどで5勝2敗。2敗は、2016年11月にDEEP☆KICK.31でタネヨシホ選手に1-2の判定負けと2017年4月のDEEP☆KICK.32で晃大選手と後の王者に付けられたもの~車を売って上京し、K-1ジム五反田チームキングに入る。兄の修平選手も追うようにチームキングスに入り、2018年1月のKrush.84でKrushに初参戦して大川一貴選手を1RでKOする~3月のKrush.86で椿原龍也選手に判定勝ち~6月のKrush.89で亀本勇翔選手に判定勝ち~10月からのスーパーバンタム級トーナメント1回戦で大岩翔大選手を1RでKOし、準決勝ではビクトー・サラビアを延長で判定勝ち~2019年2月のKrush.98で、軍司泰人選手とのスーパーバンタム級王座決定戦でも、判定勝ちしてKrushスーパーバンタム級王座を獲得 『観戦記1816』

 

そして、Krush王者としてK-1スーパーバンタム級トーナメントに乗り込み1回戦でラジャダムナン&ルンピニーの現役ランカーであるペッパンガン・モー・ラタナバンディットを1RでKOする 『観戦記1974』準決勝では、WKN53.5kgスペイン王者のサンベル・ババヤンを判定で降す

 

しかし決勝では、武居由樹選手に2RでKO負け 『観戦記2027』

 

そして11月のKrush.108で早くも再起戦となり、しかもKrushスーパーバンタム級王座初防衛戦!挑戦者は‘小さな狂拳‘林勇汰選手!

 

1998年7月に兵庫県加古川市で生まれた林勇汰選手は、林将太選手&林健太選手を兄に持つ林兄弟の三男。神戸のSFKジムでデビューするも、1勝3敗1分~兄を追って上京して、相模大野KRESTに所属する。

 

2017年5月のKHAOS.2で、翔太郎選手に判定勝ち~10月のKrush.81で石塚宏人選手にも判定勝ち~2018年5月のKHAOS.でも、黒田勇斗選手に判定勝ち~12月の地元大阪でK-1に初参戦も、1Rにバッティングで玖村修平選手と無効試合2019年2月のKrush.98で、佐々木洵樹選手に判定負け~しかし、6月のK-1スーパーバンタム級トーアメントリザーブ戦で小倉尚也選手に1RでKO勝ち

 

練習拠点だったフライスカイジムに正式に移籍する~8月のKrush.104では、元Krushバンタム級王者の金子晃大選手と対戦も判定負け。しかし、初のタイトルマッチに抜擢される!

初の大阪でKrushは関西出身同士のタイルマッチ!王者の玖村選手は金子選手が挑戦者だと思っていたらしく、記者会見では「ナメられているのかな」と、絶対的な自信をみせる。林選手は「K-1王者の弟と言われ続けるのが嫌だ」と話し、兄に続く王座栄冠を目指す!

 

2019年11月16日 Krush.108 スーパーバンタム級王座戦 玖村将史vs林勇汰

 

玖村将史 13勝7KO3敗 初防衛戦

 

林勇汰 5勝1KO5敗1分1無効試合

 

1R、玖村選手が、開始直後から前に出てプレッシャーをかけていく~林選手は下がりながら前蹴りも、玖村選手が左ミドル!

 

さらに玖村選手が、動きながら多彩な左の蹴りを放つ!

 

林選手が入ってこようとしても、玖村選手はリーチの差をいかしたジャブ~バックスピン!

 

玖村選手がプレッシャーをかけながらも、距離を外して林選手に攻めさせない~それでも林選手は、ローを当て始める

 

玖村選手が細かく当てながら狙っていく~林選手もかわしてカウンターを狙う

 

2R、入っていきたい林選手だが、玖村選手の左の蹴りで入れない~それでも林選手は、素早く踏み込んで左!

 

さらに入っていく林選手も、玖村が右~左フック!林選手はダウンかと思われたが、判定はスリップ

 

再び林選手が飛び込む~玖村選手もカウンターを狙う!

 

それでも林選手は入っていこうとするが、玖村選手は廻りながら蹴って入らせない

 

林選手は、強引にでも入っていくが頭が当たる~それでも林選手は、ガンガン飛び込んでいく!

 

3R、玖村選手が前蹴りも、林選手は飛び込んでパンチを振る!

 

廻る玖村選手に、林選手は必死に追いかけて振る!林戦sニュがしつこく追い回す~玖村選手は左右に動きながらカウンターを狙う!

 

林選手のプレスに、玖村選手の蹴りが出なくなる~林選手の左フック!打ち終わりに玖村選手が右!

 

林選手が凄まじい気迫で玖村選手をコーナーまで追い込むが、玖村選手はヒザで迎撃!

 

それでも林選手が連打で押し込む~玖村選手はプッシュしながらカウンターを返す!

 

判定は、29-28 28-28 29-28 2-0で玖村将史選手が初防衛に成功!

 

金子選手が挑戦を辞退してのチャンスを掴んだ林選手が、手数多く挑戦者らしい突っ込みを魅せたが玖村選手の有効だが勝った。素晴らしい空間支配力を魅せて、林選手が出てくれば攻撃を合わせていきドローのジャッジがいたのが私的にはビックリした。玖村選手は 『試合内容が全然納得いかなくて、つまらない試合をしてしまったと思いますが、これが今の自分の実力なので仕方ないと思います。でも、ここで終わるのではなく来年K-1チャンピオンと闘えるようになって、また大阪へ戻ってきます』 とリング上で話す。

そして玖村将史選手の次戦は、今回の防衛戦で流れた金子晃大選手と2019年3月のKS‘FESTA.3で対戦!王座栄冠ならなかった林勇汰選手は、2020年2月のKrush.111で軍司泰斗選手と再起戦予定も・・・・網膜剝離を発症して欠場。さらに9月のKrushフェザー級王座決定トーナメントにエントリーされるが・・・またも網膜剥離が再発して欠場。

 

★その後大阪でのKrushは開催されていないので復活を! 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村