《本日のTV鑑賞》
12月28日に埼玉スーパーアリーナで決定!と、飛び込んできたWBAミドル級スーパー王者の村田諒太選手とIBFミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキンの統一戦。
来年の1月には36歳になる村田諒太選手がボクサー人生集大成になるだろう待ちに待ったビックマッチが無事に開催されて、できれば超満員の大歓声の中で派手な演出でみたい!ゴロフキンをプロモートするトム・ロフラーは、何度か日本で村田選手と対戦も!と発言していたが、リップサービスだと思っていた。同じくマネージメントし、ゴロフキンと同興行に出場していたローマン・ゴンサレスも帝拳ジムとの関係もあり出場するのだろうか!?
そのトム・ロフラーが企画プロデュースし、本来ならばローマン・ゴンサレスをアメリカで大スターにするべく開催された大会‘SUPER FLY‘しかし、SUPER FLY前にシーサケット・ソー・ルンヴィサイに不運な判定負け 『観戦記1286』 そして、SUPER FLY.1で雪辱を狙うが4RにKO負け 『観戦記1382』 そしてローマン・ゴンサレスは長期急に入る~視聴率もよく好評だったSUPER FLYの第2段が開催されたのが5か月半後の2018年2月で、メインにはSUPER FLYのセミでWBC2位のカルロス・クアドラスを降し 『観戦記1785』 WBCスーパーフライ級王座挑戦権を獲得したファン・フランシスコ・エストラーダが登場!
1990年4月にメキシコのソノラ州で生まれたファン・フランシスコ・エストラーダ・ロメロは、家が貧しくて叔母に7歳まで育てられたらい~幼い頃からボクシングを始め、今もチーフトレーナーのアルフレド・カバジェロに育成される~五輪代表候補にまでなるが 「1日も早く収入を得て、家族を助けたかった。プロボクサーになる事が、一番の早道だった」 と、2008年8月に18歳でデビューしてセルヒオ・チャベスに判定勝ち~その後も14連勝13KOして、2010年10月にマヌエル・アルメンダリスを2RにTKOで降しWBCスペイン語圏スーパーフライ級王座を獲得~さらに2連勝1KOするも、2011年5月に後にIBFスーパーフライ級王者に成るファン・カルロス・サンチェスに判定負け~その後は4連勝2KOして、12月にファン・カルロス・サンチェスとの再戦を10RにTKOに降す~さらに3連勝2KOして、2012年12月にローマン・ゴンサレスのWBAライトフライ級王座に挑戦するも判定負け。
再起戦はフライ級で、WBAスーパー&WBOフライ級王者のブライアン・ビロリアに挑戦し2-1の判定勝ちして王座獲得 『観戦記480』 7月に、WBA9位&WBO1位で全勝中のミラン・メリンドを判定で降しWBA&WBOの初防衛に成功 『観戦記569』 2014年4月に、WBO10位のリッチー・メプラマムを9R終了時にTKOで降しWBA&WBO2度目の防衛に成功~9月にも元WBAスーパー&WBOフライ級王者のジョバンニ・セグラを11RにTKOで降しWBA&WBO王座3度目の防衛に成功~12月には、WBA9位&WBO8位のジョバート・アルバレスを判定で降すがWBAが王座戦を認定しなくノンタイトル戦~2015年3月に、WBA15位&WBO12位のロンメル・アセンホを3RにTKOで降しWBA&WBO王座4度目の防衛に成功~9月には、WBA&WBO3位のエルナン・マルケスを10RにKOしてWBA&WBO王座5度目の防衛に成功。
WBA&WBOフライ級王座を返上してスーパーフライ級に上げ、10月にレイモンド・タブゴンを判定で降す~2017年3月にアヌアル・サラスと、WBCスーパーフライ級シルバー王座決定戦で対戦し5RにKOして王座獲得~そして9月に「SUPER FLY」でWBC2位のカルロス・クアドラスとWBCスーパーフライ級王座決定戦を判定で降し挑戦権を獲得 『観戦記1785』
そして2018年2月に開催されたSUPER FLY.2のメインで、シーサケット・ソー・ルンヴィサイのWBCスーパーフライ級王座に挑戦するも0-2の判定負け 『観戦記1989』
SUPER FLY.3で、シーサケットとエストラーダの再戦が組まれると思われたが・・・シーサケットは彼女と別れマンションも取られたとかで!?失意の中で参戦はしなく、メインでエストラーダと対戦するのはWBCスーパーフライ級7位のフィリペ・オルクタ!
1985年10月にメキシコのハリスコ州グアダラハラで生まれたフェリペ・オルクタは、2006年9月にデビューしてクリスチャン・エルナンデスに3RでKO勝ち~さらに9連勝8KOして、2008年3月にホルヘ・ロメロを3RにKOしてWBC中央アメリカバンタム級王座を獲得~さらに7連勝4KOして、2010年12月にカンペンオン・アステカトーナメント決勝に挑むもダニエル・ロサスに判定負け。
直ぐに再起して7連勝7KOして、2012年11月にマヌエル・デロス・レイジェス・エレラを1RにKOしてWBC米大陸スーパーフライ級王座を獲得~2013年1月にも、フェルナンド・ルマカドを1RにKO~そして5月に、WBOスーパーフライ級王者のオマール・ナルバエスに挑戦するも1-2の判定負け~直ぐに再起し2連勝1KOして、2014年9月に再度オマール・ナルバエスのWBOスーパーフライ級王座に挑戦も0-2の判定負け(次の防衛戦でナルバエスは井上尚弥選手にKO負け『観戦記1947』)その後は7勝6KO1敗でランキングを上げて、SUPER FLYのメインに登場!
シーサケットもローマン・ゴンサレスもいなくなったSUPER FLYのリングに、SUPER FLYフル出場のエストラーダがメインの仕事を魅せるか!?「ガジョ(雄鶏)」の異名を持つエストラーダと 「ガリート(若い雄鶏)」の異名を持つオルクタの、WBC指名挑戦者決定戦!
2018年9月8日 WBCスーパーフライ級王座挑戦者決定戦 ファン・フランシスコ・エストラーダvsフェリペ・オルクタ
ファン・フランシスコ・エストラーダ 36勝25KO3敗 元WBAWBOフライ級王者
フェリペ・オルクタ 36勝30KO4敗 WBC7位
1R、エストラーダ、体を振りながら上下に左を伸ばしていく
エストラーダが、様々なフェイントを入れながら廻る~オルクタは、真っ直ぐ詰めていくもかわされる
エストラーダが、軽快に動きながらコンビネーション~下を見ながら顔面へ右ストレート!
2R、オルクタが出始める~体格を生かしてプレスをかけていく!
オルクタがガンガン打っていくが、エストラーダは足を使いかわす
3R、まだまだオルクタが積極的に攻める~エストラーダは様子見で廻っていく
エストラーダは前後左右に動く~パンチを合わせるが、まだ手数は少ない
4R、振っていくオルクタだが、エストラーダが徐々に打ち込んでくる!
オルクタもパンチを出すが、エストラーダに打ち終わりを狙われる
5R、いよいよエストラーダが、ジリジリ詰めていく~オルクタは、廻って足を滑らすなど追い込まれてくる
オルクタも打ち返す!的中率は悪いが、エストラーダを下がらせる!
6R、再びオルクタが前に出てくる~左右に動きながら上下に打ち分けて、エストラーダをロープに追い込む!
エストラーダは足を使いいなしていくも、オルクタは止まらず追いかける!
7R、さらにオルクタが強く出て左を突いていく~しかしエストラーダは、廻りながら柔らかくかわす
オルクタが攻めるも、エストラーダはパンチを流す~カウンターの左フック!
メキシカン同士らしい凄まじい打ち合いになる~オルクタは打たれても打ち続ける!
8R、エストラーダは休んでいるのか!?手数少なく廻る~オルクタは振り回していく!
それでもエストラーダが、速いコンビネーション~右!
オルクタは、パンチを受けながらも前に出て必死に振る!
9R、廻りながらコツコツ当てるエストラーダも、オルクタは突っ込み続けてパンチを当てる!
オルクタは打ち続けるが、エストラーダは軽やかに避けていく
10R、エストラーダから前に出て攻める~オルクタが打ってくれば、エストラーダは廻りながら細かく連打!
しかしオルクタは体力で持っていき、エストラーダを押し返して連打!
11R、またもエストラーダが、ゴング直後から手数多く出る~真っ直ぐ下がったオルクタに左フック!
さらにエストラーダが左ボディー!くっついていき連打も、オルクタは右アッパーを返す!
12R、ポイントではリードしているだろうエストラーダだが、流さずに左フックを連打していく!
打たれながらも、前に出ていくオルクタ~エストラーダも打ち合い倒しにいく!オルクタが意地の左フック!
判定は、118-110 117-111 117-111 3-0でファン・フランシスコ・エストラーダが判定勝ち!
見事にエストラーダが、改めてシーサケット・ソー・ルンヴィサイのWBCスーパーフライ級王座指名挑戦権を獲得!エストラーダはオールマイティーで引きながらディフェンス中心でも、左を突きながらポイントを取りに行っても、そしてメキシカンらしく打ち合っても強さを魅せつけた。それでも大柄なオルクタは体格を利してエストラーダを苦しめた。このSUPER FLY.3では、井岡一翔選手が引退から現劇復帰して、WBC&WBOスーパーフライ級3位のマックウィリアムズ・アローヨを判定で降してWBCスーパーフライ級シルバー王座を獲得している 『観戦記1533』 そして、フライ級王者時代に対戦を指令されたエストラーダと井岡選手の対決がスーパーフライ級で期待されたが・・・
またも世界王者に届かなかったフェリペ・オルクタは、メキシコのシワタネホで行なわれたWBCメキシコ・スーパーフライ級王座戦でジョナタン・ハビエル・ロドリゲス(メキシコ)に10回TKO負け後、意識不明となって救急搬送された。脳内出血のため手術後、入院が続いている
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