観戦記2160 WBCライト級王座挑戦者決定戦 ルーク・キャンベルvsイバン・メンディ | 人生マイペンライ

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《本日のDVD鑑賞》

 

WBAミドル級スーパー王者の村田諒太選手の2019年12月以来の 『観戦記1861』 2度目の防衛戦が、5月29日に両国国技館でWBA4位のカルロス・モンローと行われる予定だったとか・・・・

アメリカはボクシング&MMAの興業が開催されているので、メインイベントは無理にしても 「防衛戦をする」 ということならば出来るはずだが何故しないのだろう!?通常の王者の防衛戦期限は1年で、スーパー王者の防衛戦期限は18ヶ月なので来月で防衛戦期限が切れるがWBAだから関係ないのだろうな~

そんな村田選手が金メダルを獲得したロンドン五輪10階級では、ライトフライ級金メダルのゾウ・シミンがWBOフライ級王座、ライト級金メダルのワシル・ロマチェンコは3階級制覇、ヘビー級金メダルのオレクサンドル・ウシクはクルーザー級4団体制覇、スーパーヘビー級金メダルのアンソニー・ジョシュアはヘビー級3団体制覇。

フライ級金メダルのロベイシー・ラミレスはデビューでコケたが、ライトヘビー級金メダルのエゴー・メコンチェフとともに世界戦間近と言われる金メダリストとともに、バンタム級金メダルのルーク・キャンベルも世界王座には後1歩届かない。

 

1987年9月にイギリスのヨークシャー生まれのルーク・キャンベルは、後に宿敵となるワシル・ロマチェンコと同じ年齢。やはり若くからボクシングを始め、2008年に欧州選手権で優勝~そして、2012年の地元開催となるロンドン五輪に出場~準決勝で清水聡選手を破り(ルーク・キャンベルのダウンをレフリーが取ってくれなかった)決勝ではジョン・ジョー・ネビンを降しバンタム級金メダルを獲得

 

2013年7月にデビューし、アンディ・ハリスに1RでKO勝ち~その後も10連勝8KOして、2015年8月にWBCインターナショナルライト級王座決定戦&WBCライト級挑戦者決定戦でトミー・コイルを10RにTKOで降し王座と挑戦権を獲得~しかし12月の初防衛戦で、イバン・メンディに1-2の判定負けでWBCインターナショナルライト級王者から陥落~2016年3月に、ゲイリー・サイクスとのコモンウェルズ英連邦ライト級王座決定戦を2RにTKO勝ち~7月にアルへニス・メンデスと、WBCライト級シルバー王座決定戦で対戦し判定勝ちで王座獲得~10月に元WBAライト級暫定王者のデリー・マシューズを4RにKOして、WBCライト級シルバー&コモンウェル英連邦王座の初防衛に成功 『観戦記2158』

2017年2月にもハイロ・ロペスを2RにTKOで降し、WBCライト級シルバー&コモンウェルズ英連邦王座の2度目の防衛に成功~2017年4月にダルレイス・ロペスに9RでTKO勝ち。

そして9月に、WBAライト級王者のホルヘ・リナレスに挑戦も1-2の判定負け 『観戦記1795』

 

2018年5月に再起し、トロイ・ジェイムスを5RにTKOで降す。そして、再び世界戦へ向かう前に再戦し倒さなければいけない相手がWBCライト級シルバー王者のイバン・メンディ!

 

1985年5月にフランスのオワーズで生まれた‘ライオン‘イバン・メンディは、2006年3月に19歳でデビューしてファイサル・バハッチに2RでTKO勝ち~その後も18勝9KO1敗1無効試合で、2010年6月にピーター・マクドナフを判定で降しWBFインターコンチネンタルスーパーライト級王座を獲得。

12月には、サム・ラカンドを判定で降し初防衛に成功~2011年4月には、アブドゥライスクナのフランススーパーライト級王座に挑戦もドロー~6月にダイレクトリマッチでアブドゥライスクナに再挑戦も、判定負けで王座獲得ならず~11月の再起戦を3RにTKO勝ちして、12月にタリク・マドニを4RにKOしてWBFインターコンチネンタルスーパーライト級王座の2度目の防衛に成功~さらに2連勝1KOして、2012年6月に後にWBCスーパーライト級王者になるビクトル・ポストルのWBOインターナショナルシルバー王座に挑戦も判定負け。

2013年6月にマービン・プチを判定で降して、フランススーパーライト級王座を再栄冠~11月に、セバスチャン・ベニートを8RにTKOで降し初防衛に成功~2014年1月にも、シルバン・シャベルを判定で降しフランス王座の2度目の防衛に成功~5月にも、再びセバスチャン・ベニートを2RにTKOで降し3度目の防衛に成功~10月には、アブウバケル・ベチェラゲムを判定で降し4度目の防衛に成功~2015年4月には、エディス・タトゥリのEBU欧州ライト級王座に挑戦も判定負け。

6月に再起して2連勝1KOし、12月にルークキャンベルのWBOインターナショナルスーパーライト級王座に挑戦し判定勝ちで王座栄冠~2016年3月に、サミル・カスミを9RにTKOで降し初防衛に成功~5月にもEBU欧州ライト級王座決定戦で、フランシスコ・パテラを判定で降し王座獲得~11月にも、マッシミリアーノ・バリサイを5RにKOしてIBFインターコンチネンタルライト級王座を獲得。

2017年3月に、ファン・オクラを判定で降す~6月に、WBCライト級シルバー王座決定戦でハビエル・ホセ・クラベロを判定で降し王座栄冠~10月にノンタイトル戦で、フロリアン・モンテロスを判定で降す~12月にも、ヘスス・アレバロを8RにKOしてWBCシルバー王座の初防衛に成功。

そして、WBC1位としてイギリス・ウェンブリースタジアムに立つ! 

 

WBCライト級1位にランクされるイバン・メンディと、WBC2位のキャンベルのWBCライト級王座挑戦者決定戦!この時点でWBC王者はIBF王座をも統一したマイキー・ガルシアだが、WBAライト級王座を奪取したばかりの 『観戦記2026』 ワシル・ロマチェンコもリング下で見つめる!

 

2018年9月22日 WBCライト級王座挑戦者決定戦 ルーク・キャンベルvsイバン・メンディ

 

イバン・メンディ 40勝19KO4敗1分1無効試合 WBC1位

 

ルーク・キャンベル 18勝15KO2敗 WBC2位

 

1R、広くスタンスを取りながらゆっくり廻るキャンベルに、メンディはジリジリ詰めていき右!

 

キャンベルが廻りながらボディー~さらに飛び込んでボディー!

 

2R、前に出ているのはメンディだが、手数は廻りながらのキャンベル

 

それでもメンディは突っ込んで右!右!キャンベルもカウンターを狙う!

 

3R、やはり、廻るキャンベルと追いかけるメンディ~メンディが踏み込む!右!

 

キャンベルは廻りながら距離をキープしつつ上下に打つ!

 

4R、前には出るがパンチが出ないメンディに、下がりながらも手数多く打つキャンベル

 

ボディーにも散らしながら、さらにキャンベルが大きく左右に廻る~コンビネーションからアッパー!

 

5R、メンディは、多少打たれようとも強引に突っ込んで振り回す!

 

キャンベルは大きく廻りながら右フックを引っかける~ボディー!

 

6R、さらにメンディがプレスを強めていくが、パンチの的中率は悪い

 

キャンベルもカウンターを狙うが、メンディはガードを固めながら押し込んでくる!

 

7R、やはりガードを固めて前に出るメンディと、廻りながら上下に打つキャンベル

 

メンディの厳しいプレスに、キャンベルはジャブを打ちながら廻る

 

8R、やはり、廻るキャンベルをメンディがガード高く追いかける~キャンベルのジャブに、メンディが右をリターン!

 

ガンガン詰めていくメンディだが手数少ない~それでもキャンベルをロープに追い込みボディー!

 

9R、キャンベルは打ち合う気はなく、いきなり下がる~メンディは追いかけ右!右!

 

メンディがキャンベルを追い回す~キャンベルは廻りながらボディー!

 

10R、ガードを固めながら溜めて振ってくるメンディに、キャンベルは軽いながらも速く数を多く打つ

 

細かく動きながら手数多いキャンベルに、メンディは前に出るもパンチが出ない

 

11R、ポイントでは厳しいだろうメンディが振ってくる~キャンベルはジャブを打ちながら廻る

 

止まらないメンディが強く振りまくるが、打ち合う気はないキャンベルはガードも固い

 

12R、逆転KOを狙うしかないメンディがさらに強振!キャンベルは足を使いながらクリンチ

 

廻りながら遠い距離で打つキャンベルに、突っ込んでなんとかしようとするメンディも試合終了

 

判定は、112-116 111-118 109-119 3-0の判定勝利でルーク・キャンベルがWBCライト級王座挑戦権を獲得!

 

突っ込んでくるメンディに、ジャブを当てながら右フックで廻し捌ききったキャンベルが完勝と言っていい内容だが4ポイント~10ポイント差と分かれたように前に出て攻めているがヒットしていないメンディと軽いながらもジャブ~右フックを引っかけて廻るキャンベルの展開が続いた試合内容。キャンベルも何処かのラウンドでラッシュをかけるか、打ち合って見せ場をつくってくれれば盛り上がてくれれば文句の無い内容だったのだが・・・

これで2度目の世界王座挑戦を待つキャンベルだが、WBCライト級王者のマイキー・ガルシアは結局WBC&IBFライト級王座を返上して2019年3月にIBFウェルター級王者のエロール・スペンスJrのIBFウェルター級王座に挑戦する。そして、空位になったWBCライト級王座を賭けてWBAスーパー&WBOライト級王者のワシル・ロマチェンコとWBCライト級王座決定戦で対戦するのは11ヶ月後の2019年8月にロンドンO2アリーナで!

 

★負けたメンディは2019年3月にWBAインターコンチネンタル王座を獲得 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村