観戦記2151 WBSSクルーザー級決勝戦 オレクサンドル・ウシクvsムラト・ガシエフ | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

いよいよ3週間後に(日本時間4月30日)迫った、WBCバンタム級王座戦ノルディーヌ・ウバーリvsノニト・ドネア!エキサイトマッチもオンデマンドではなく、生中継される嬉しさもあって楽しみでしょうがない。

2019年11月の素晴らしくドラマティックだった 『観戦記1832』 WBSSバンタム級決勝戦以来のノニト・ドネアは38歳6ヶ月で‘閃光‘を再び輝かせるのか!?同日のセミファイナルで、井上拓真選手との統一戦を大差判定勝ちした 『観戦記1835』 無敗のノルディーヌ・ウバーリが3度目の防衛なるか!?

そもそもWBSSバンタム級開催時に、WBC王者が空位で不参加だったのが悔やまれる(IBF王者のゾラニ・テテも1回戦勝利後離脱)

第1回WBSSだったクルーザー級トーナメントでは4団体王者が揃い、しかも参加時点で4人の世界王者が‘無敗‘というヨダレが出る2度とないだろうトーナメントだった。

そしてトーナメントでは王者は1回戦をそれぞれ勝ち上がり、準決勝でWBO王者のオレクサンドル・ウシクとWBC王者のマイリス・ブリエディス 『観戦記1968』 WBA王者のユニエル・ドルティコスとIBF王者のムラト・ガシエフ 『観戦記1975』 そして、WBO&WBC王者のオレクサンドル・ウシクと、WBA&IBF王者のムラト・ガシエフで4団体統一戦の決勝戦となる!

 

1987年1月生まれのオレクサンドル・アレクサンドロビッチ・ウシクは、幼少の時はサッカーをしていたらしいが、15歳からボクシングを始める~2006年欧州選手権のミドル級でマット・コロボフに判定負けし銅メダル~2008年の欧州選手権はライトヘビー級金メダル~同年の北京オリンピックはベスト8~2009年の世界選手権も銅メダル~2011年の世界選手権は後のIBFライトヘビー級王者になるアルツール・ベテルビエフに勝利し金メダル獲得~2012年の北京オリンピックでは準々決勝で再びアルツール・ベテルビエフに勝利し金メダルを獲得!アマでは93勝16敗の戦績を残し(335勝15敗説も)クリチコ兄弟が率いるK2プロモーションと契約しプロ転向~2013年11月に、フェリペ・ロメロを5RにTKOで降しデビュー~3連勝3KOし、2014年10月にダニエ・ブルワーとWBOインターコンチネンタル・クルーザー級暫定王座決定戦で争い7RにTKO勝ちし王座獲得~正規王者認定され、12月にダニエ・ベンダーを9RにTKOで降し初防衛に成功~2015年4月にアンドレイ・クニャゼフ8RにTKOで降し2度目の防衛に成功~8月にはジョニー・ミラーを3RにTKOで降し3度目の防衛に成功~12月にもペドロ・ロドリゲスを7RにTKOで降し4度目の防衛に成功。そして、2016年10月にわずか10戦目でWBOクルーザー級王者のクシシュトフ・グロワツキに挑戦し大差判定勝利で世界王座栄冠 『観戦記1446』 2016年12月に、WBO12位のサビソ・ムチュヌを9RにKOして初防衛に成功 『観戦記1592』 2017年4月にも、WBO9位のマイケル・ハンターに判定勝ちして2度目の防衛に成功。

そして、9月に第1回WBSSに参加して、1回戦で元WBO王者のマルコ・フックを10RにTKOで降しWBO王座3度目の防衛に成功し準決勝へ進む 『観戦記1815』

 

2018年1月の準決勝は、WBC王者のマイリス・ブリエディスを判定で降し王座統一 『観戦記1968』

 

ウシクの肘の負傷などもあり、延期されたがついにロシアのモスクワで決勝戦!対戦するのは、WBA&IBF王者のムラト・ガシエフ!

 

1993年10月生まれ、ロシアの北カフカス地方の北オセチア共和国出身のガシエフはアマチュアでは25戦のみ~18歳になる1ヶ月前にデビューして、ローマン・ミルゾエフに判定勝ち~その後も10連勝6KOして、2013年6月にレバン・ジョマーダシュビリとのWBCクルーザー級ユース王座決定戦を2RにTKO勝ちで王座獲得~9月にもローマン・ミルゾエフに3RTKO勝ちし、12月にもイビカ・バクリン判定勝ちししてWBCユース王座の初防衛に成功~2014年2月には、イスマイル・アブドゥルを判定で降してIBF東西欧州クルーザー級王座を獲得~さらに3連勝3KOして、2014年10月にはエンギン・ケラキュプランを1RにTKOで降しIBFインターコンチネンタルクルーザー級王座を獲得~2015年1月にはテランス・スミスを4RにTKOで降し、4月にもフェリックス・コーラJrを9RにTKOで降しIBFインターコンチネンタル王座の初防衛に成功~6月にロドニー・ムーアを2RにKOし、12月にはIBFクルーザー級王座挑戦者決定戦でアイゼア・トーマスと対戦も3R無効試合~2016年5月に再度、IBFクルーザー級王座挑戦者決定戦でジョルダン・ジャミールを1RでKOして挑戦権を獲得。

そして12月に、WBAスーパー&IBFクルーザー級王座のデニス・レベデフに挑戦し2-1の判定勝ちをするもWBAが王座戦を認定しなかった為にIBF王座だけ獲得。

そして2017年10月にWBSSクルーアー吸トーナメントに参戦して、元WBC&IBF王者のクシシュトフ・ヴウォダルチクを3RにKOして 『観戦記1830』 IBF王座の初防衛を成功するとともに準決勝に進出。

 

2018年2月にWBA王者のユニエル・ドルディコスを12RにTKOし、IBF王座2度目の成功とWBA王座を獲得 『観戦記1975』

 

10ヶ月に渡って世界各地で開催されたトーナメントがついにロシアで決勝戦!この時点でWBAは休養王者のデニス・レベデフがいるのが残念だが・・・・WBC&WBO王者のオレクサンドル・ウシクと、WBA&IBF王者のムラト・ガシエフが争う無敗同士のクルーザー級最強決定戦!

 

2018年7月21日 WBSSクルーザー級決勝戦 オレクサンドル・ウシクvsムラト・ガシエフ

 

オレクサンドル・ウシク 14勝11KO無敗 WBC&WBO王者

 

ムラト・ガシエフ 26勝19KO無敗 WBA&IBF王者

 

1R、ガシエフが前に出ていくが、ウシクは素晴らしいステップで廻りながらジャブを打つ

 

ウシクが動きながら手数多く打つ~ガシエフはガッチとリガード

 

2R、やはり、ウシクがジャブをポンポン出しながら廻る~ガードを固めて前に出るガシエフもやっと手を出していく

 

しかし、廻りながら速いジャブを連打するウシク~ダイレクトの左がガシエフのガードを割る!

 

3R、さらにウシクが、スピードを上げて手数を増していく!ガシエフも突っ込んでいき左フック~左アッパー!

 

ガシエフがさらに圧力を増して前に出るが、細かくヒットさせているのはウシクか!?

 

4R、展開を変えるべく、ガシエフが強引に突っ込み左右のボディー!

 

しかし、ウシクは軽やかに廻りながらパンチを出す~左ストレート!右アッパー!

 

ウシクが軽快にパンチを出す~しかし、ラウンド終了際にガシエフがウシクの左をかわして右!ウシクはクリンチして堪える

 

5R、ウシクのダメージはどうか!?ガシエフが前に出るが、当てているのはウシク

 

さらにウシクがジャブを当てながら廻る~ガシエフ突っ込むが、ウシクの左ストレート!

 

6R、手数ではまったく敵わないガシエフは、接近していき左右のボディー!

 

しかし、さらにウシクの回転が上がり手数が増していく!

 

7R、足を踏ん張り1発を強く打つガシエフと、廻りながら手数のウシク

 

さらにウシクの手数が増していき、ガシエフは手が出なくなる

 

8R、まだまだ慎重なウシクは、打ち込んではいかない~前に出てくるガシエフに、ウシクがスピードを生かしたコンビネーション!

 

それでもガシエフは前に出続けて、手数のウシクに強振して対抗していく!

 

9R、ラウンド開始直後にウシクが強く出る~ガシエフも押し返してきくるが、ウシクがインサイドからパンチを当てる

 

ガシエフもガードは固めながら右を当てるが、ウシクの流れるようなコンビネーションに翻弄される

 

10R、ジャブをポンポン弾くように当てるウシク~ガシエフが突っ込むが、右フックで廻す

 

それでもガシエフは右を振る!しかし、当てているのはコンビネーションで攻めるウシク

 

11R、廻りながら、角度を変えながら右を突いていくウシク

 

まだまだウシクが縦横無尽に動く~ガシエフは着いていけず打たれる

 

12R、ガシエフは前に出るが、ウシクの細かいパンチを貰う~止まったところに、ウシクが左ストレート!

 

最後までガシエフは前には出るが、ウシクのサイドへの動きには着いていけず打たれる

 

判定は、119-109 119-109 120-108 ほぼフルマークの大差でオレクサンドル・ウシクがWBSSを優勝して4団体統一!

 

手数と足捌きで圧倒したウシクが、見事に敵地ロシアでモハメド・アリトロフィーを掲げる。サウスポーのウシクはジャブを519発打って99発をヒットさせ、ガシエフは74発で9発がヒットという集計。スタイルの差もありジャブを多く打ったというか、ガシエフに出させない上手さが光ったウシクの動き。クルーザー級のサウスポーで、手数多くあれだけ縦横無尽に柔らかく動かれたらガシエフの右が脅威だったのは4Rの終了際の1発だけだったか!?

そして4団体統一王者のウシクは、激闘からわずか3ヶ月半後の11月10日にWBCクルーザー級王者~WBC名誉王者も、元3団体クルーザー級&元WBAヘビー級王者のデビッド・ヘイとの2連戦で 『観戦記1637』 『観戦記2095』 強さを魅せつけたトニー・ベリューと4団体クルーザー級王座の防衛戦!

ガシエフはプロモーションと契約で揉めて2年3ヶ月のブランクをつくってしまい、2020年10月にヘビー級で再起しセフェル・セフェリの弟のヌリ・セフェリと対戦。

 

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