観戦記2144 UFC Fight Night.144 ハファエル・アスンソンvsマルロン・モラ | 人生マイペンライ

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《本日のDVD鑑賞》

 

昨年末には、フリーエージェントになっていた元UFC&WECライト級王者のアンソニー・ペティスがPFL(Plofessional Fighter League)と複数年契約をした。PFLは、K-1などで活躍したレイ・セフォーが社長を務めるWSOF(World Series Of Fighting)がMMMAX InvestorsがWSOFの株式を取得してPFLに名前を変えた団体。

WSOFは、アメリカ国外での大会をメインとするWSOF GCも立ち上げて日本公演も実現したぐらいなので 『観戦記1183』 『観戦記1185』 スポンサーはお金を持っているのだろうな~と、思っていたが2017年に買収された。それでもレイ・セフォーは社長をしていて、2019年にはアメリカESPNでのテレビ放送も始まっていて元UFCヘビー級王者のファブリシオ・ベウドゥムとも契約したらしい。

当然、PFLやWSOFの王者になりUFCとの契約を掴む選手が出てきてUFCを頂点するピラミッドが出来上がっているのも素晴らしいところ。

元WSOFバンタム級王者のマルロン・モラエスも、2017年1月にWSOFバンタム級王座を返上してUFCと契約した1人!

 

1988年4月にブラジルのリオデジャネイロ州で生まれた‘MAGIC‘マルロン・ルイス・マラレスは、7歳からムエタイを始める~15歳からブラジリアン柔術を始め、2007年4月にDesafioでデビューしてブルーノ・サンタナに1Rで1本勝ち~2008年3月にも、MMA Sports Combat.2でホセ・ルーカス・デ・メロに1RでTKO勝ち~その後はSHHOT BRAZIL、DOJO COMBAT、WEFなどのマイナー団体で3勝3敗1分。

2011年11月にRing of Combat.38で、ディヴィダス・タウロセヴィチェスのROCフェザー級王座に挑戦するも1Rに1本負け~12月にはXFC.15でクリス・マヌエルに判定勝ち~2012年4月のXFC.17でジャロッド・カードに1RでKO勝ち~2012年11月からWSOFに参戦し、ミゲール・トーレスに判定勝ち~2013年3月のWSOF.2では、タイソン・ナムを1RでKOする~8月のWSOF.4でも、ブランドン・ヘンプマンに判定勝ち~10月のWSOF.6では、カーソン・ビービーに1RでKO勝ち~そして2014年3月のWSOF.9で、ジョシュ・レッティングハウスを判定で降しWSOFバンタム級王座を獲得。

9月のWSOF13で、ノンタイトル戦でコーリー・ボリンジャーに2Rで1本勝ち~9月のWSOF.18で、ジョシュ・ヒルを判定で降しWSOF王座の初防衛に成功~2014年9月のWSOF.22でも、シェイン・モラレスを3Rに1本で降し2度目の防衛に成功~2016年2月のWSOF.28では、ジョセフ・バラハスを1RにTKOで降し3度目の防衛に成功~7月のWSOF.32でも、ジョシュ・ヒルを2RにKOして4度目の防衛に成功~大晦日のWSOF.34では、ジョゼナウド・シウバを1RにTKOで降し5度目の防衛に成功。

 

2017年4月にUFCと契約し、6月のUFC212でバンタム級3位のハファエル・アスンソンと対戦も1-2の判定負け~しかし、11月のUFC Fight Night.120でバンタム級8位のジョン・ドッドソンに2-1の判定勝ち

 

12月のUFC Fight Night.123でも、バンタム級8位のアルジャメイン・スターリングに1RでKO勝ち

 

2018年6月のUFC Fight Night.131では、バンタム級4位のジミー・リベラを1R44秒にハイキックでKO勝ち

 

そしてUFC Fight Night.144で、次期バンタム級王座挑戦者決定戦といえる対決はバンタム級3位のハファエル・アスンソンとの再戦!

 

1982年7月にブラジルのペルナンブーコ州生まれのハファエウ・O・アスンソンは、従兄弟のグスタボ・オリベイラやホイス・グレイシーの影響で兄のジュニオール・アスンソン、弟のフレディ・アスンソンとともに柔術~MMAを始める。ブラジリアン柔術黒帯、パンアメリカ柔術選手権優勝~2004年松濤館流空手でも優勝。

2004年1月にISCFでデビューして、クリス・クラークに1RでTKO勝ち~さらに3連続1本勝ちして、2005年4月には後にUFCウェルター級で活躍するホルヘ・マスヴィダルにFull Throttle.1で判定勝ち~その後もジェフ・カランに判定負けがあるも、ジョー・ローザン、ジョー・ピアソンなど7勝1敗でWECと契約~2009年4月のWEC40で、ジャーミル・マスーに判定勝ち~10月のWEC43でも、イーブス・ジャボウィンに判定勝ち~2010年1月のWEC46では、ユライヤ・フェイバーと対戦も3Rに1本負け~6月のWEC46でも、ディエゴ・エネスに1-2の判定負け~11月のWEC52では、LC・デイビスに判定勝ち。

WECがUFCに吸収され、UFC128でエリック・コクに1Rで負け~8月のUFC134では、ジョニー・エドゥアルドに判定勝ち~2012年7月のUFC FUEL.TV4で田村一聖選手に2RでKO勝ち~12月のUFC on FOX.5でも、マイク・イーストンに判定勝ち~2013年6月のUFC FUEL.TV10で、ヴァウアン・リーに2Rで1本勝ち

 

10月のUFC Fight Night.29で、後のバンタム級王者のTJ・ディラショーに2-1の判定勝ち。2014年2月のUFC170で、ペドロ・ムニョスに判定勝ち~5月のUFC173でヘナン・バラオンのバンタム級王座に挑戦予定も、肋骨の怪我で欠場~10月のUFC Fight Night.54で、バンタム級10位のブライアン・キャラウェイに判定勝ち~足首の怪我でブランクをつくり、2016年7月のUFC200に参戦しバンタム級1位のTJ・ディラショーと再戦も判定負け。

2017年1月のUFC on FOX.23では、バンタム級7位のアルジャメイン・スターリングに判定勝ち

 

そして、6月にマルロン・モラレスと対戦し2-1の判定勝ち~11月のUFC Fight Night.120で、マシュー・ロペスに3RでKO勝ち~2018年7月のUFC226で、バンタム級11位のロブ・フォントに判定勝ち。

この時点でUFCバンタム級王者はTJ・ディラショーだが、1ヶ月前に階級を下げてフライ級王者のヘンリー・セフードに挑戦して1RでKO負け 『観戦記2106』 そして、次期バンタム級王座挑戦者と言っていい1戦で、アスンソンとモラエスが再戦!

 

2019年2月2日 UFC Fight Night.144 ハファエル・アスンソンvsマルロン・モラエス

 

ハファエル・アスンソン 27勝5敗 バンタム級3位

 

マルロン・モラエス 21勝5敗1分 バンタム級4位

 

1R、アスンソンが前に出るが、モラレスが廻りながらカーフキック!

 

アスンソンは、プレッシャーをかけ続けてバックスピン!モラレスはジャブを打ちながら、スイッチもしながら廻る

 

アスンソンがワン・ツーで入る!モラレスは左フックを合わせようとする!

 

さらにアスンソンが入ってくる~モラレスはアッパー!アスンソンはかわすが、モラレスはそのまま右フックで飛び込む!

 

アスンソン効いたか!?さらにモラレスが右!

 

アスンソン膝から崩れる~モラレスが直ぐに上を取ってパウンド!

 

アスンソンは、モラレスの首を押さえて必死にディフェンス

 

モラレスは振りほどいてハーフ~アスンソンも必死にディフェンスするが、モラレスがパウンド!

 

アスンソンはガードポジションも、モラレスは深く押さえ込み金網に押し込みパウンド!

 

嫌がって動いたアスンソンに、モラレスは一気に首を取って絞る!

 

モラレスは、足でアスンソンを挟み動けなくする

 

ついにアスンソンはタップ!大観衆の声援にモラレスが応える!

 

見事にマルロン・モラエスが1Rに1本勝ちでランキング上位対決を制する!パンチ~パウンド~チョークと、ハファエル・アスンソンにほぼ何もさせずに極めきったモラエスが2年4ヶ月前の雪辱を果たす。

モラエスは2年前まで住んでいたブラジルのミナスジェライス州で1週間前に起きた鉱山のダムが決壊し、死者110名以上、多くの行方不明者を出す事故があり 『この1週間はタフだった。自分へのテストになった。2年前に離れたミナスジェライスのことで胸を痛めていた。私の心は皆とある。次戦はスマートなんだから分かるだろう。私はこの階級のベストだよ。王者になりたい』 と話し、バンタム級王者のTJ・ディラショー戦をアピールするが・・・・この前月の2019年1月にディラショーはフライ級に落とし、王者のヘンリー・セフードに挑戦するが1R32秒でTKO負け 『観戦記2106』 さらにドーピング違反がありバンタム級王座も返上~6月のUFC238で、フライ級王座を保持したままのヘンリー・セフードとバンタム級王座決定戦。

 

★モラレスは2008年に日本でSASUKEに挑戦した事がある 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村