観戦記2111 WBAスーパーバンタム級王座統一戦 ダニエル・ローマンvsモイセス・フローレス | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のTV鑑賞》

 

一都三県の緊急事態宣言の終了まで2週間を切ったが、感染者の減少が鈍化していると延長の話も出ているが・・・・感染の予防は継続して、なんとか解除になり以前の生活に近づいていきますように。

格闘技興業も観客数の規制はあるものの、やっと開催が増えてきたが収支は厳しいのかなぁ~。コロナ禍で試合が減り引退してしまった格闘家の話も多く聞く中で、真正ジムの山下会長は緊急事態解除後に 『関西からボクシングの火を消したくない』 と、毎月興行実施する方針を示している。

まずは、3月28日に神戸市立中央体育館で真正ジムの久保隼選手と岐阜ヨコゼキジム佐伯瑠壱斗選手の対戦をメインの興行を無事に成功させてもらいたい。

フェザー級での2階級制覇を目指す久保選手は、元WBAスーパーバンタム級王者で2017年9月に地元の京都での初防衛戦で、WBA2位のダニエル・ローマンに9RTKO負けして王座を明け渡した 『観戦記1364』 さらに5ヶ月後の2018年2月の初防衛戦も、日本でWBA11位の松本亮選手に大差判定勝ちしている 『観戦記1440』

 

1990年5月にカルフォルニア州ロスアンゼルスで生まれたダニエル・ローマンの国籍はアメリカだが、リング上では「ビバ・メヒコ」と言っていたので両親が移民なのかな?6才からボクシングを始めて、2010年10月に20歳でデビューしてクリスチャン・クルーズに1RでKO勝ち~2011年2月にジェンセン・ラミレスとドロー、7月の4戦目に岡田隆志選手に1-2の判定負けで初黒星。2012年3月にヘッセ・アダメに4RTKO勝ちしてから5連勝1KOも、2013年10月にフアン・レイエスに判定負け。またも直ぐに再起して2014年3月からは7連勝2KO~2015年7月に、NABA北米スーパーバンタム級王座決定戦でダニエル・ノリエガに判定勝ちし王座栄冠。

9月に、エリック・ルイスを判定で降し初防衛に成功~2016年2月にも、ラミロ・ロブレスを5RにKOして2度目の防衛に成功~5月には、山中慎介選手とWBCバンタム級王座を争った 『観戦記20』 クリスチャン・エスキベルを5RにKOして3度目の防衛に成功~8月にエンリケ・ケベドに大差判定勝ちで4度目の防衛に成功~11月にノンタイトル戦でマルロン・オリアに判定勝ちし、2017年1月にアダム・ロペスとのWBOス-パーバンタム級挑戦者決定戦を9R棄権に追い込み挑戦権を獲得。

2017年9月に、久保隼選手のWBAスーパーバンタム級王座に挑戦し9RにTKO勝ちで王座獲得 『観戦記1364』

 

2018年2月にも日本で、WBA11位の松本亮選手を大差判定で降し2度目の防衛に成功 『観戦記1440』

 

そして3度目の防衛戦は、WBAスーパーバンタム級暫定王者のモイセス・フローレスとの統一戦!

 

1986年11月にメキシコのハリスコ州グアダラハラで生まれたモイセス・フローレス・バルバは、ホラー映画「チャイルド・プレイ」の登場人物‘チャッキー‘の異名を持つ。2008年8月に21歳でデビューし、オズワルド・サルガドに2RKO勝ち~その後も16連勝11KOで、2012年11月にマリオ・ムニョスとIBFスーパーバンタム級ユース王座決定戦で対戦するもバッティングによるムニョスのカットで4R無効試合~4連勝3KO後の2014年11月に、マリオ・マシアスを7RにTKOで降しWBC中央アメリカスーパーバンタム級王座を獲得~2015年4月に、WBAスーパーバンタム級暫定王者の(この時もリゴンドーはスーパー王者)オスカル・エスカンドンに挑戦し2-1の判定勝ちで暫定王座を奪取する。

9月に、ルイス・エマヌエル・クソリトを12RにTKO勝ちして暫定王座の初防衛に成功~2016年6月に、元WBOバンタム級王者のパウルス・アムブンダを判定で降し暫定王座の2度目の防衛に成功~2017年6月には、2014年の天笠尚さんとの試合以来となるWBAスーパー王者のギジェルモ・リゴンドーとの統一戦で1RにKO負けと思われたが・・・リゴンドーのパンチがゴング後との裁定で無効試合になる 『観戦記1711』

 

1年5ヶ月振りに本国アメリカでの試合となる王者のローマンと、暫定王者のフローレスの統一戦だったが・・・・フローレスが1回目の計量で1.5ポンド(680g)オーバーし、2回目の計量でも1ポンド(450g)オーバーでWBA暫定王座は剝奪される。会場はテキサス州のフォードセンターで、地元のチャーロ兄弟もリングサイドに!

 

2018年6月16日 WBAスーパーバンタム級王座戦 ダニエル・ローマンvsモイセス・フローレス

 

ダニエル・ローマン 23勝9KO2敗1分 2度目の防衛戦

 

モイセス・フローレス 25勝17KO無敗2無効試合

 

1R、フローレスが豪快に振っていくが、ローマンは距離を取りながら左を伸ばす!

 

フローレスが止まらない~原料失敗で前半勝負なのか?振りまくる!

 

2R、やはりフローレスが振っていくも、スピードで勝るローマンが細かく動きながら打ち終わりに当てていく

 

動きながらボディーを叩くローマンだが、フローレスの連打が止まらず、ローマンもパンチを貰う

 

3R、フローレスが声をあげながら力んで打っていくが、ローマンはかわしながらボディーを打つ!

 

ローマンは絶妙な距離を保つも、フローレスは振る!しかし、そこはブロッキングに定評があるローマン

 

4R、ローマンはリズムよく動き、フローレスのパンチをかわしながら当てる

 

それでもフローレスは、豪快に振っていきローマンの手数を止める!

 

5R、豪快に振るフローレスだが、スピードで完全に上回るローマンにパンチを合わせられてしまう

 

しかし、フローレスは全く止まらずに振りまくる!ローマンは、サイドに廻りながらボディー!

 

6R、さらに、声をあげながら突進するフローレス~ローマンは足を使い、左を当てながら廻る

 

それでもフローレスは、頭を押し付けながらボディー連打でローマンをロープに押し付ける!さらに左!

 

7R、やはり、フローレスが突進していく~しかし、パンチはヒットしていないか!?

 

体ごと押され下がる場面が多いローマンだが、パンチはヒットさせている

 

8R、フローレスが頭から入り、ボディー連打で突進~ローマンは、廻りながらアッパーを突き上げる!

 

頭を突きだしながらボディーを連打してくるフローレスに、ローマンはサイドへサイドへ廻りながらパンチを当てていく

 

9R、突っ込んでくるフローレスに、ローマンは左右に動きながらボディー!

 

フローレスは効いたように見えたが、またまだ止まらずスイッチしながら左!

 

10R、お互いにボディーを打ち合う~体を預けてのボディー合戦は、フローレスが押す!しかし、ローマンは下がりながらも右フック!

 

ローマンは、足を使いながら入ってくるフローレスにボディーを何発も入れる!フローレス効いているか!?

 

11R、流石にダメージもあり動きが鈍くなったフローレスに、ローマンはパンチをかわしながらボディーを入れていく!

 

フローレスは、ついにフラついてくる~ローマンの右!

 

12R、フローレスは、疲れとダメージに動き鈍る~ローマンにノシ掛かるも、ローマンが右で突き上げる!

 

もたれ掛かりながらボディーを打つフローレスも、ローマンはスカしながら右アッパー!

 

判定は、116-112 118-110 120-108 3-0でダニエル・ローマンが2度目の防衛に成功!

 

勝っても王座獲得がならないフローレスは、打たれても打たれても試合を諦めることなく耐えきった。が・・・採点が割れすぎだなぁ~12ポイント差が出る試合には見えなかったが、ローマンの完勝では間違いない。ローマンのパンチが無いのも採点に響いているのか!?ここまで当てていれば、フローレスを下げさせる場面をつくれば見栄えがちがったのだろう。

ダメージがそれ程なかったのか?ローマンは、またもインターバル4ヶ月で3度目の防衛戦をWBAスーパーバンタム級2位のギャビン・マクドネル戦をシカゴで迎える!

暫定王座を失ったフローレスは、デビュー以来17連勝12KOのブランドン・フィゲロアとWBAスーパーバンタム級王座挑戦者決定戦で7ヶ月後の2019年1月に対戦。

 

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