観戦記2045 WBAスーパーフェザー級王座決定戦 ジャーボンテイ・デービスvsヘスス・クェジャ | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

日曜日(10月18日)なんとも衝撃的だった4団体統一ライト級王座戦のワシル・ロマチェンコvsテオフィモ・ロペスだったが、WBA王座はスーパー王座でWBCフランチャイズ王座なのでWBAには正規王者と暫定王者、WBCはフランチャイズ王座が賭けられていたので正規王者がいる状況。

WBCが訳の分からないフランチャイズ王座をつくってしまい、フランチャイズ王者に勝つとフランチャイズ王座が引き継がれる呆れる展開。まさにWBAのスーパー王者と同じ流れになってしまっているが、元々のWBAスーパー王者は5度以上防衛を果たしている王者や他団体の同階級のベルト保持者としていたはずだが・・・・

2017年8月にIBFスーパーフェザー級王座を体重オーバーで剥奪された、ジャーボンテイ・デービスに次戦でWBAスーパーフェザー級スーパー王者決定戦に出場させる特別待遇・・・・しかも、この時のWBAスーパーフェザー級王者のアルベルト・マチャドはWBAスーパーフェザー級スーパー王者のスーパー王者のジェスレル・コラレスが体重超過をしマチャドが8RにTKO勝ちして王座を栄冠してなぜか正規王者に認定だった(正規王者のジェイソン・ソーサは王座返上)

 

1994年11月にアメリカのメリーランド州で生まれたデービスは、育った西バルティモアのサンドタウン・ウィンチェスター地区は殺人などの犯罪発生率が全米でも群を抜いて高い地区。しかし、17歳でナショナルゴールデングローブを優勝~アマでは206勝15敗らしく、2013年2月に19歳でデビューしディシー・ウィリアムスを1RでKO~8戦目までは相手もデビュー戦だったり、大きく負け越している相手に連続KOしていく~2014年10月の9戦目に79戦こなしているジャーマン・メラズに判定勝ち~13戦目に40勝18敗4分のクリストバル・クルス~2016年6月の17戦目に、46戦28勝のクリストバル・クルスに勝利~その後も大事に育てられ、KOを続けて15戦目にギジェルモ・アビラを6RにKO 『観戦記1244』

 

さらに6月には、2011年12月に亀田興毅さんのWBAバンタム級王座に挑戦したマリオ・マシアスを1R41秒でKOしてIBFランキングも8位に上げる~そして、2017年1月にIBFスーパーフェザー級王者のホセ・ペドラサに挑戦し7RにTKO勝ちして無敗で世界王座を奪取 『観戦記1514』

わずか4ヶ月後に初防衛戦を、しかもランキング1位を敵地イギリスで全勝のリアム・ウォルシュと5月に対戦し3RにTKO勝ちして初防衛に成功 『観戦記1716』 2018年8月に、IBF7位のフランシスコ・フォンセカとの2度目の防衛戦を計量オーバー・・・・・試合は8RにTKO勝ち 『観戦記1755』 そして王座は空位。

 

試合前から暴行容疑も、被害者が提訴を取り下げて無罪となり今度はWBAスーパーフェザー級スーパー王座決定戦に挑む!対戦相手は、元WBAフェザー級王者のヘスス・クェジゃル!

 

1996年12月にアルゼンチン生またハスス・マルセーロ・アンドレス・クェジャルは、2005年の世界選手権、2007年世界選手権、2008年の北京オリンピックにも出場し1回戦負けなどアマチュアで230勝10敗の戦績を残しプロ転向~6月に、クリスティアン・オマール・ヒメネスを1RにTKOしてデビューを飾るとその後も8連勝7KO~2009年10月に、ルイス・アルマンド・フアレスを判定で降しWBOラテンアメリカフェザー級暫定王座を獲得~4度防衛する間にFABアルゼンチンフェザー級王座も獲得するが、2011年10月に後の2階級制覇王者のオスカル・エスカンドンに7RにTKO負けして初黒星。しかし、その後は5連勝4KOしWBAラテンアメリカフェザー級王座も獲得。2連勝後の2013年8月に、クラウディオ・マレーロとのWBAフェザー級暫定王座決定戦を判定勝ちし王座獲得(この時点で正規王者にニコラス・ウォータースがいる)

2014年5月に、元WBAスーパーバンタム級王者のリコ・ラモスに判定勝ちし初防衛に成功~9月にも、元2階級制覇王者のファン・マヌエル・ロペスを2RにKOし2度目の防衛に成功~12月にルーベン・タマヨを5RにTKOで降し3度目の防衛に成功~正規王者に昇格し、2015年6月に元2階級制覇王者のビック・ダルチニャンに8RにTKO勝ちし4度目の防衛に成功~WBAからWBAフェザー級スーパー王者のレオ・サンタ・クルスとの対戦指令がでるも・・・・12月にも、WBA9位のジョナサン・オケンドに大差判定勝ちし5度目の防衛に成功。

 

前戦で計量オーバーしてIBF王座を剥奪されたデービスは、階級を上げるかと思われたが再びスーパーフェザー級で世界戦!クェジャルも前戦でWBAフェザー級王座を失うも、再起戦が1階級上のスーパー王座決定戦となるWBAはどうなのか・・・

 

2018年4月21日 WBAスーパーフェザー級スーパー王者決定戦 ジャーボンテイ・デービスvsヘスス・クェジャル

 

ジャーボンテイ・デービス 19勝18KO無敗 前IBFスーパーフェザー級王者

 

ヘスス・クェジャル 28勝21KO2敗 元WBAフェザー級王者

 

止まらないクェジャルだが、デービスが速い!クェジャルの打ち終わりに左!

 

廻りながらパンパン当てていくデービス~カウンターのボディー!クェジャル効いた!

 

下がるクェジャルをデービスが追う~クェジャルが手を出せば、デービスが左を打ち降ろす!

 

2R、またもラウンド開始直後から、クェジャルが打ちまくり前に出る!

 

デービスはポジションを変えながら、クェジャルの左をかわして左!

 

打っては動き、クェジャルに当てさせない~飛び込んでボディー!クェジャルついにダウン!

 

立ち上がったクェジャルに、デービスが一気に詰める!ボディー!さらにデービス左!クェジャルも必死に返す

 

3R、クェジャルは、まだまだ前に出る~コーナーにデービスを追い込む!

 

しかしデービスは、余裕ある動きでかわしてカウンターのアッパー!

 

それでもクェジャルは止まらず攻めてくる~デービスは再びカウンターのアッパー!

 

一気にデービスが極めにいく~ボディー!ボディー!

 

効いたクェジャルのドテッ腹に左ボディー!クェジャルは再びダウン!

 

なんとか立ち上がったクェジャルだが、デービスのボディーで体が折れる!

 

廻ることしかできないクェジャルを、デービスは連打でロープに追い込み吹き飛ばす!

 

見事にジャーボンテイ・デービスが3RにTKO勝ち!

 

流石に強い!スピード&回転力はもちろんの事、ムダ打ちが少なく確実に急所を打つ素晴らしさ。相性の‘Tank(戦車)‘のごとく爆発力を詰めた肉体が、なにか不気味なぐらい暴力性を感じさせ強さと怖さを感じさせる。
師匠の?フロイド・メイウェザーは、この時点でワシル・ロマチェンコとやれ!と、言っていたが簡単には決まらないプロモーターの関係もあり、ロマチェンコはこの試合の3週間後の5月12日にWBOスーパーフェザー級王座を返上してWBAライト級王者のホルヘ・リナレスに挑戦し3階級制覇達成 『観戦記2026』 
デービスは9月にワシントンの午前2時半頃に酒場の外で殴り合いの喧嘩をして、現場からは逃げるも治安紊乱行為の容疑で逮捕される・・・・

 

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