観戦記1971 IBFスーパーフライ級王座戦 マックジョー・アローヨvsジェルウィン・アンカハス | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

いつまで、この格闘技興業が無い生活が続くのだろうか・・・・・コロナ騒ぎが無ければ、6月14日開催される予定だったRISE横浜大会も観戦予定だった。ボクシングも、7月30日の東日本新人王ライト級予選を応援に観戦予定だったが無観客試合での実施となってしまった。

本来ならば2020年は、日本ボクシングにとってビックイヤーになるハズだった!4月に井上尚弥選手の3団体統一バンタム級王座戦、村田諒太選手がビックネームとの対決!?WBCライトフライ級王者の拳四朗選手と、IBFライトフライ級王者の京口紘人選手による日本人王座統一戦などなど・・・

そして、昨年6月に電撃復帰してWBOスーパーフライ級王者になり日本人初の4階級制覇した 『観戦記1749』 井岡一翔選手とスーパー王者と権利でWBOスーパーフライ級指名挑戦権をもつ田中恒成選手との対戦は実現するのか!?

激戦階級のスーパーフライ級なので、再び 「SUPER FLY」 を開催され、そこで井岡選手に田中選手が挑戦!と、なったらもう堪らないな・・・・・

そんなスーパーフライ級で、かつては井上尚弥選手を挑発し!井岡一翔選手との対戦も話題上がるのがフィリピンの‘プリティボーイ‘ジェルウィン・アンカハス!

 

1992年1月にフィリピンのミンダナオ島で生まれたジェルウィン・アンカハス(ヘルウィン・アンカハス)は、2009年7月に17歳でデビューし、レイナルド・ブルアンを48秒でKO~9月の2戦目も、シャーウィン・マクドラングウェイを1RにKO~2010年5月の4戦目に、エルビン・ヤモと偶然のバッティングでアンカハスが左目を負傷し、試合続行不可能と判断され負傷判定で引き分け~その後も6連勝2KOして、2011年4月にレックス・ティトを判定で降しWBOアジア太平洋スーパーフライ級ユース王座を獲得。

さらにノンタイトル戦を3連勝2KOするも、2012年3月にマーク・アンソニー・ヘラルドとの初防衛戦に判定負けし王座陥落~8月に再起し5連勝5KOして、2014年2月に後に河野公平選手のWBAスーパーフライ級王座に挑戦する 『観戦記1126』 インタノン・シッチャムアンを2RにKO~2014年5月にペッチワンチャイ・ソービセキットとIBF環太平洋スーパーフライ級王座決定戦で闘い1RにKO勝ちで獲得~さらにノンタイトル戦を4連勝4KOして、ついにIBF3位として世界王座に挑戦!

 

挑む王者は、プエルトリコのIBFスーパーフライ級王者マックジョー・アローヨ!

 

1985年12月にプエルトリコのセイバで生まれたマックジョー・アローヨ・アセベドは、双子の元WBCフライ級王者のマックウィリアムス・アローヨと幼い頃からボクシングを始める~2007年の世界ボクシング選手権にバンタム級で出場し、銅メダルを獲得する~2008年の北京オリンピックにも出場するが、1回戦負してしまう~2009年の世界ボクシング選手権では3回戦で敗退。

2010年2月にプエルトリコでデビューし、ジョバンニ・リベラに2RでTKO勝ち~その後もハイペースで試合を重ね10連勝5KO~2013年2月にフェリペ・リバスを4RにTKOで降し、WBOラテンアメリカスーパーフライ級王座を獲得~2連勝後の2014年6月に、IBFスーパーフライ級挑戦者決定戦で元WBAフライ級王者のエルナン・マルケスを11RにTKOで降して挑戦権を獲得~しかし、IBFスーパーフライ級王者は前年の暮れに亀田大毅さんとWBA王者のリボリオ・ソリスとの統一戦で‘負けても王者問題‘が勃発して王座は空転・・・・

7月に、IBF1位のゾラニ・テテと6位の帝理木下選手でIBFスーパーフライ級王座決定戦を行いテテが判定勝ちで王座栄冠 『観戦記832』 12月にテテへの挑戦権を賭けてマーク・アンソニー・ヘラルドと対戦し判定勝ちで再度挑戦権を獲得~しかし、フィリピンとアフリカで興行権などで決裂してテテは王座を返上~2015年7月に、IBF1位としてIBF3位のアーサー・ビラヌエバとIBFスーパーフライ級王座決定戦で対戦し10R負傷判定で王座獲得。

 

そして、アローヨはアメリカ人の大物アル・ヘイモンと契約し指名挑戦の初防衛戦に挑む!いきなりアウェーのフィリピンのタギッグ市海軍体育館に乗り込む無敗の王者に対し、待ちに待った指名挑戦者のアンカハスが同国の英雄マニー・パッキャオ張りのサウスポーからの左ストレートを爆発させるか!?

 

2016年9月3日 IBFスーパーフライ級王座戦 マックジョー・アローヨvsジェルウィン・アンカハス

 

マックジョー・アローヨ 17勝8KO無敗 初防衛戦

 

ジェルウィン・アンカハス 24勝16KO1敗1分 IBF3位

 

1R、サウスポー同士、両者ともに右を伸ばし合う~アンカハスの出入りのスピードが上がる!

 

さらに距離を詰めたアンカハスが、右フック~右ボディー!

 

2R、アンカハスの勢いが止まらない~ガンガン左ストレートで飛び込む!

 

アローヨもかわしながら廻り、アンカハスの打ち終わりにパンチをまとめる!

 

3R、アローヨが大きく廻る~お互いに飛び込んで打つ!長い距離だと、体ごと打ちこむアンカハスのパンチがより伸びる!

 

アローヨもアンカハスの左をかわし、廻りながらカウンターを狙う!

 

4R、アンカハスがさらに勢いよく飛び込むが、アローヨは引きながらタイミングを読んで打ち終わりに右!

 

5R、飛び込むアンカハスだが、アローヨに読まれて当たらない

 

それでもアンカハスは、突き刺すような右ジャブから左ストレートを打つ~アローヨは外して当ててはいるが軽いパンチ

 

6R、アンカハスが、当たるところなら何処でも!打ちまくる!

 

アローヨも必死にクリンチするが、アンカハス止まらない!左!右!

 

フラついたアローヨに、アンカハスは追撃もアローヨは足がもつれて倒れスリップ

 

アンカハス攻める!アローヨは、必死にクリンチで逃れてラウンド終了

 

7R、アローヨのダメージはどうか!?アンカハスが攻めるも、ヒットしなくアローヨに反撃される!

 

しかし、アンカハスがラウンド終了際に左ボディー~踏み込んだ左ストレートを伸ばして効かせる!

 

8R、アローヨが接近戦を仕掛ける~しかし、アンカハスのボディーが効いている!

 

アローヨが下がる~アンカハスがロープに追い詰め、ボディーでアローヨの体を折る!

 

アローヨは廻りながら返すが、ボディーが効いて腰が引けている~アンカハスがボディーから連打でダウンを奪う!

 

立ち上がったアローヨに、アンカハスが飛びかかって極めにいく!しかし、大振りでかわされラウンド終了

 

9R、アンカハスが左オーバーハンド!しかし、アンカハスは綺麗に極めようと意識し過ぎか!?逆に、アローヨに細かくまとめられる

 

しかしボディーが効いているアローヨを、アンカハスがロープに追い込み連打!アローヨがダウンかと思われだが、レフリーの判断はアンカハスの引き倒しでスリップ

 

10R、アンカハスは、前ラウンドのラッシュした疲れもあるか!?それほど手数が出なく、アローヨに前に出られ反撃される

 

11R、またも、アンカハスは足を使う~アローヨがガムシャラに連打!アンカハスも軽くパンチを合わせるが、アローヨの勢いは止められず押し込まれる

 

12R、ポイントでは厳しいだろうアローヨが、走って打ちにいく!アンカハスが右フックを合わせる!一瞬グラついたアローヨ!

 

しかしアローヨは、最後まで逆転を狙って振っていくが捕まえられず試合終了

 

判定は、109-118 112-115 110-117 3-0の判定勝ちでアンカハスがIBFスーパーフライ級王座を奪取!

 

見事にアンカハスが、初の世界戦でダウンを奪い完勝!中盤には倒しきるかとも思われた勢いのあったアンカハスだが、最後はスタミナ切れもありアローヨの反撃を受け1者は3ポイント差も残る2者のジャッジは大差で間違いのない判定勝利。

しかし、ファイトマネーは日本円で40万円・・・・そのお金でバナナ農園に長年働きづくめで家族を支えてくれた父親に住居をプレゼントしたらしい。

そしてアンカハスの初防衛戦は、わずか4ヶ月後にIBF14位のホセ・アルフレド・ロドリゲスを7R終了時TKOで降す~そして、7月にはパッキャオのアンダーカードでIBF3位の帝里木下選手を7RにTKO勝ち 『観戦記1334』 11月にIBF4位のジェイミー・コンラン 『観戦記1901』 2018年2月にIBF9位のイスラエル・ゴンサレスを10RにTKOで降す 『観戦記1962』 と連続KO防衛をしながら井上尚弥選手にも挑発する。

 

★でもパッキャオが井上選手は危険だ!と反対したとか 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村