観戦記1934 WBOライトフライ級王座決定戦 ファン・アレホvsアンヘル・アコスタ | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

コロナウィルスの影響で世界のスポーツイベントが止まっていますが、楽観的な観測か!?7月ぐらいから伸びた世界戦などのスケジュールが再セットアップされているが開催場所も含めてどうなるのか・・・・マニー・パッキャオvsマイキー・ガルシア、タイソン・フューリーvsデオンテイ・ワイルダー.3などヨダレが出るカードがこれ以上伸びないで‘大観衆‘の中で開催される日が早く戻りますように。

日本では、4階級制覇王者でWBOスーパーフライ級王者の井岡一翔選手が昨年末にWBO1位のジェイビエール・シントロンを判定で降し 『観戦記1872』 初防衛に成功。2020年は、スーパーフライ級に上げてWBO1位にランクされた3階級制覇した田中恒成選手の挑戦を受けるはず!フライ級に上げてからの大激闘振りに観ているのが怖くなる程の田中選手だが、ライトフライ級王者時には両目の眼窩底骨折を負ったこともある。

そして、田中選手の返上したWBOライトフライ級王座の新王者決定戦に出場するのが田中選手に判定負けするまで16戦16勝16KOのパーフェクトレコードだったアンヘル・アコスタ!

 

1990年10月にプエルトリコのサンファンに生まれたアンヘル・ティト・アコスタは、貧民街のバリオ・オブレロで育ち兄の影響で9歳からボクシングを始める~IBFフライ級王座にも挑戦したホセ・ラウレアーノ、元WBCウェルター級王者のビクター・オルティスからの指導も受ける。

アマチュアでは、2010年7月に中央アメリカ・カリブ海周辺の国が参加する国際総合競技大会でライトフライ級金メダルを獲得~2012年のロンドン五輪予選で敗退しプロへ転向。自国プエルトリコの英雄のミゲール・コットがプロモートするプロモーションと契約し、2012年11月にアレクシス・デ ィアスを 3RにTKOで降しデビューを飾る~その後も連続KOを重ね、2015年3月にアルマンド・バスケスを7RにKOして10戦10KOでWBC中央アメリカライトフライ級王座を獲得。

その後も防衛戦を含む4KOで、2016年11月にはWBOラテンアメリカライトフライ級王座決定戦でルイス・セハを2RにKOして王座獲得~そして2017年2月にジェフェ・ウトニとのWBO挑戦者決定戦を10RにTKOで降し勝利し挑戦権を獲得。そして、16戦16勝16KOで、WBOライトフライ級田中選手に挑むが判定負けで初黒星

 

そして7ヶ月置いての再起戦が、その田中選手が返上したWBOライトフライ級王座の新王者決定戦!対戦するのは、WBO4位のファン・アレホ!

 

1984年1月メキシコのヌエボ・レオン州出身のアレホは、2009年4月に25歳でデビューするが3連敗~しかし2010年からは16連勝11KOして、2014年8月にホセ・グアダルーペ・マルティネスを11rにTKOで降してメキシコライトフライ級王座を獲得~12月にエルファゴ・シエラを判定で降し、2015年2月にもヘスス・ファロを判定で降しメキシコライトフライ級王座の初防衛に成功~5月にはホセ・リバスを判定で降し、10月にドニー・ニエテスのWBOライトフライ級王座に挑戦するも大差判定負け。

2016年1月にイバン・ロドリゲスを5RにKOして再起し、5月にルイス・マヌエル・デヘスス・マシアスを判定で降しWBCメキシコライトフライ級王座を獲得~8月にガブリエル・ラミレスを判定で降し初防衛に成功~2017年3月に、ヘナロ・リオスを2RにTKOで降し2度目の防衛に成功~9月にも、ルイス・ハビエル・セリトとドローで3度目の防衛に成功

 

やはり、WBOの本部はプエルトリコだけにアコスタに連続でチャンスが与えられたのではないのか!?と、思ってしまう決定戦・・・本来は田中選手の眼窩底骨折による、暫定王座決定戦だったが、田中選手が2日前に正式に王座を返上した為に正規王座決定戦に格上げ!

ミゲール・コットの引退試合のアンダーカードでプエルトリカンが大挙押し寄せたMSGで、同郷のアコスタが今度こそ世界王者に成れるか!?

 

2017年12月2日 WBOライトフライ級王座決定戦 ファン・アレホvsアンヘル・アコスタ

 

ファン・アレホ 25勝15KO4敗1分 WBO4位

 

アンヘル・アコスタ 16勝16KO1敗 WBO5位

 

1R、自信満々にアコスタが、いきなり詰めていき左フック~右!アレホも左を合わせる!

 

アコスタがガンガン攻める~アレホも廻りながら左フック!

 

2R、やはり、アコスタが自信満々に振っていく~左フック!左アッパー!

 

アコスタが打ち込む!右はかわされる~お互いに左フック!ダメージはアレホがあるか!?アコスタが、回転よく打ち押し込む~ボディー!

 

3R、お互いに、スピードあるパンチが交差する~アレホの左にアコスタが右をかぶせる!アレホも足を使いながら返す!

 

4R、アコスタがプレスをかける~アレホは廻りながらカウンター!アコスタが一瞬下がるが、直ぐにガンガン前に出る!

 

5R、アコスタが、回転力ある連打でアレホをロープに追い込みボディー!アレホは打ち終わりに左フックを返す!

 

それでも、アコスタは止まらない~連打で追い廻しボディー!効いた!さらにアコスタが連打!ボディー!

 

6R、前に出るアコスタに、アレホはサウスポーにスイッチ~サウスポーを苦にしないアコスタがコーナーに追い込む!アレホはオーソドックスに戻すが、アコスタは止まらず右!

 

7R、打ち続けるアコスタ~アレホは耐えるが、明らかにダメージが貯まる!アコスタが、強いパンチを打ちまくる!しかし的中率が悪い

 

8R、スイッチを繰り返すアレホに、アコスタは距離を詰めて左フックをガンガン振りまくる!

 

アレホも押し戻す~アコスタが豪快に振る!アレホも、まだまだ返す!

 

9R、ポイントでは厳しいアレホが、急に出始める!アコスタを追い廻す!アコスタが足を使いながら返すがアレホの右!

 

10R、アコスタは早くも逃げ切りにはいったか!?攻めないで廻る~アレホは追いかけて打つ!ボディー!

 

アコスタは右に廻りながら強振する~右!

 

同時に左フックを振るが、鋭くアゴを捕えたのはアコスタ!

 

アレホはついにダウン!なんとか立ち上がるが無理!終了!

 

見事に10RにKO勝ちでアコスタがWBOライトフライ級王座を獲得!ライトフライ級とは思えない、プレシャーをガンガンかけてフルスイングのパンチで倒し切ったアコスタ。試合を極めた左フックが母国の英雄である、3階級制覇のフェリックス・トリニダードのフックに似ているのもあって愛称は「TITO」らしい。アコスタの初防衛戦は半年後の2018年6月に、2017年12月に京口紘人選手に挑戦したカルロス・ブイトラゴ 『観戦記1427』 と初防衛戦。

敗れたアレホの次戦は11ヶ月後の2018年11月に、またもプエルトリカンのジョナサン・ゴンサレスとNABO北米フライ級王座に挑戦するも8RにTKO負け。

 

★井岡選手と田中選手の対決が早く決まらないかなぁ 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村