観戦記1877 UFC Fight Night.21 宇野薫vsグレイゾン・チウバ | 人生マイペンライ

人生マイペンライ

格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のDVD観賞》

 

コナー・マクレガーのカリスマ振りに痺れまくった、先週の日曜日に(1月19日)生中継されたUFC246!blog上では、まったく追いついていないのが悔しいが堪能させてもらった。そして、WOWOWのゲスト解説には‘星の王子様‘宇野薫選手が出演してなんとも嬉しかった!

‘総合格闘技のパイオニア‘とも呼ばれる宇野選手は、UFCで2度タイトルマッチをするも栄冠ならず。そのことも、宇野選手が現役を続けている理由らしく 『もし、UFCのベルトが取れていたら満足して、もっと早く辞めていたと思うんですよ。でも、取れなかったことへの悔しさと未練が、僕が戦い続ける理由の一つにもなっているので、UFCってそれぐらい魅力的な場所なんですよね。やはり、総合格闘技の元祖であり、最高峰。誰もが認めるメジャーリーグということが一番ですよね。僕自身、総合格闘技の世界一の舞台だと思っていますし、1993年に誕生してから今日まで、ずっと進化し続けているのがすごい。どんどん強くてキャラクターがある選手が出てくるし、常に技術革新が行われています』

 

1975年5月生まれ、神奈川県横須賀市出身の宇野選手はサッカーや野球をし高校からレスリングを始める~同じレスリング部の渋谷修心選手とパンクラスの入門試験を受けるも、渋谷選手は合格するが宇野選手は不合格~スポーツ専門学校に進学し、金沢区のシューティングジム八景に入会する。この時点で、佐藤ルミナさんの指導を受けたらしい。

その後、ヒクソン・グレイシーとも闘った西良典さん率いる和術慧舟會に移籍~1996年アマチュア修斗で決勝に進出するも、後の桜井マッハ速人さんに破れ準優勝~10月に修斗でデビューし、桜井速人選手と再戦も1Rで1本負け~2勝1分後の1997年12月にトーナメント・オブ・J軽量級に出場し、決勝に進出するも植松直哉選手に1R23秒で1本負け~1998年は3連勝して、10月のVARE TUDO JAPAN.98でヒカルド‘リッキー‘ボテーリョに3RKO勝ち 『観戦記460』 そして、1999年5月に修斗ウェルター級王座決定戦で佐藤ルミナ選手を3Rにスリーパーで1本勝ちして王座栄冠 『観戦記201』 9月にディン・トーマスを3Rに1本で降す~12月のVARE TUDO JAPAN.99でアンドレ・ペデネイラスとはドロー~2000年4月にデニス・ホールマンに判定勝ちするも、8月にマーシオ・クロマドに3R1本負け。

そして、12月に修斗ウェルター級王座に防衛戦で佐藤ルミナ選手との運命の再戦を1RでKO勝ち 『観戦記341』 そして、その場でベルトを返上し修斗からの旅立ちを宣言・・・・

そして2001年2月のUFC30に参戦し、いきなりジェンス・パルバーとUFCバンタム級王座決定戦で対戦するも0-2の判定負け~6月のUFC32でファビアノ・イハに1RでTKO勝ち~しかし、11月のUFC34でBJ・ペンに11秒でKOされてしまう~2002年5月にイーブス・エドワーズに判定勝ちし、2002年5月のUFC39のライト級王者決定トーナメントでディン・トーマスに判定勝ち~2003年2月のUFC41での決勝でBJ・ペンと再戦も、1-1のドローで王座栄冠ならず。しかしBJ・ペンとの再戦は行われず、9月のUFC44ではエルメス・フランカに2RでKO負け。

2004年3月に修斗に復帰し、川尻達也選手とドロー~K-1のリングでMMAルールで闘い2連勝し、2005年3月のHEROS旗揚げ戦でヨアキム・ハンセンに1RでKO負け~9月のHEROSミドル級王座決定トーナメントで、1回戦で所英男選手に判定勝ち~しかし、準々決勝で山本KID選手にカットによる2RTKO負け~2006年3月にリック・クレメンテに判定勝ちし、5月からのHEROSミドル級トーナメントでは1回戦でオーレ・ローセンに2Rで1本勝ち~8月の準々決勝ではブラック・マンバに2RでKO勝ち~10月の準決勝では、アイヴァン・メンジバーに判定勝ち~しかし、同日の決勝でJZ・カルバンに判定負け。

2007年は3月にアリ・イブラハムに1Rで1本勝ち~7月からのミドル級トーナメントでは、1回戦で永田克彦選手には判定勝ち~しかし、9月の準決勝ではアンドレ・ジダに判定負けし顎を2ヵ所骨折してしまう。

2008年はDREAMが誕生し、5月のミドル級GP2回戦から参戦して石田光洋選手に2Rで1本勝ち~しかし、7月の準決勝で青木真也選手に判定負け。2009年に再びUFCと契約し、6月のUFC99でスペンシャー・フィッシャーに判定負け~11月のUFC106では、ファブリシオ・カモエスと1-0のドロー。

 

そして、1年10ヶ月振りの勝利を目指して闘うのがグレイゾン・チウバ!

 

ブラジルのリオグランデ・ド・ノルデ州出身のチウバは、1998年に15歳からブラジリアン柔術とレスリングを始める~柔術とレスリングで州王者になる。様々なローカル団体に出場して、2003年7月には初来日しDEEPで光岡映二選手と対戦も2R負傷しTKO負け~2004年6月には、Jungle Fightライト級王者のアドリアーノ・マルチンスに判定勝ちするなど戦績を積む。

2006年11月のUFC65でUFCに初参戦するも、ニック・ディアスに2RでTKO負け~2007年6月のUFC Fight Night.10でジェフ・コックスに1Rで1本勝ち~9月のUFC75でも、テリー・エティムに判定勝ち~しかし、2008年2月のUFC81でタイソン・グリフィンに判定負け~さらに、7月のUFC85でも、ジョー・スティーブンソンに2Rで1本負け~2009年2月のUFC Fight Night.17で、リック・クレメンティに1Rで1本勝ち~4月のUFC Fight Night.18でも、ジェレミー・スティーブンスに判定勝ち~6月のThe Ultimate Fighter.9 Finalで、メルヴィン・ギラートに1-2の判定負け~2010年3月のUFC104では、ジョシュ・ニアーに判定勝ちして連敗を止める。

 

UFC復帰後は勝ち星が無い宇野選手だが 『判定ではなくて、1本を狙っていきたいと思ってます』 と話す!チウバは宇野選手が前戦で引き分けたファブリシオ・カモエスに1本勝ちしている寝技のスペシャリストだが、アメリカントップチーム入り後は打撃に磨きをかけている!

 

2010年3月31日 UFC Fight Night.21 宇野薫vsグレイゾン・チウバ

 

宇野薫 25勝12敗

グレイゾン・チウバ 23勝4敗

 

1R、両者ともクリーンに拳を合わせる~宇野選手がインロー!

 

左右に動く宇野選手に、チバウがパンチで前に出る!

 

宇野選手のインローがローブローになってしまい、一旦試合が止まる

 

宇野選手がフェイントー入れながら、チバウの左に右フックを合わせる!

 

宇野選手がローを出すも、チバウの勢いに倒される!

 

宇野選手は入らせないようとするが、チバウがバックを取る

 

一気にチバウがパウンド!宇野選手は体制を整えようとするも、チバウはバックをキープ

 

宇野選手は立ち上がる~ルミナ戦を彷彿させるバックからの展開だが離れる

 

パンチの打ち合いも、お互いになかなか当たらない

 

チウバの左!宇野選手効いてしまった!

 

下がった宇野選手にチウバが左!アッパー!

 

崩れた宇野選手にチウバがガンガン殴る!宇野選手は必死に避けようとする!

 

とにかくチウバは殴る!鉄槌!

 

なんとか宇野選手は動いて追撃は避けるも、チウバにバックを奪われる

 

宇野選手はなんとか追撃は避ける~立ち上がったチウバだが、再び上を取る

 

宇野選手は必死に防御するが、チウバにパスされて再びパウンドを喰らう!

 

嫌がった宇野選手に、チウバがバックマウントから拳を落とす!

 

宇野選手は、ガードできずに固定され動けない!レフリー止めるか!?

 

ついにレフリーが止めに入ってしまう・・・・

 

チウバが圧倒的な攻撃力で、見事に1RでTKO勝ち!

 

この試合が2020年1月時点で、宇野選手のUFC最終試合となる。そして、この年の暮れに日本でDynamiteに出場し宮田和幸選手に判定負けしてしまう。2012年9月には古巣の修斗にも参戦し、2017年4月には修斗世界フェザー級王座にも挑戦する。

2019年11月に3年7ヶ月振りの勝利を上げた宇野選手だが、2020年はどのような闘いを魅せてくれるのだろうか!?そいて、迫っているだろうラストファイトまでジックリ応援したい!

 

★宇野選手とは同郷で現在の住まいも近い 格闘技blogランキングをクリック⇒闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村