観戦記1860 UFC Fight Night.132 阿部大治vsリー・ジンリャン | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

今や日本では老舗のパンクラスと修斗はONE Champion shipと提供をし、王者になるとONEと契約となった。ONEの日本大会でパンクラスvs修斗が行われるなど良い面が出ている2019年だったが、2020年はどうなるのか!?RIZINとは距離を置くのか!?せめてアジア圏内ぐらいは上手く提供できないのかと思ってしまうのは、やはりMMAでは2019年末の段階では「UFC」の存在が大きすぎる!

世界各国で大会を開催するUFCだが、ナンバー大会はほぼ北米&ブラジルばかりでナンバー大会は日本で3回のみで、韓国やフィリピン、中国でFight Night大会が開催されるぐらい。

そして、ここ3年で3回開催されているのがシンガポール大会!2018年のシンガポール大会では日本人5人が出場する大会となるが、本戦前のプレリミナリーファイトに石原夜叉坊選手 『観戦記1844』 佐々木憂流迦選手 『観戦記1831』 井上直樹選手 『観戦記1836』 安西信昌選手 『観戦記1850』 そして唯一、メインカードに出場したのが阿部大治選手!

 

新潟県に生まれた阿部選手は、小学校2年生から柔道を始める~高校生の時にインターハイ90kg級で優勝~東海大学から特待生での推薦を受けるが、地元の「チームゼロス」に入会(とても熱く素晴らしい会長さん)2011年4月のRISE76にてキックボクシングで大冶ZLSとしてデビューし、大選手に2RにKO勝ち~9月にデビュー3連勝しRISEルーキーズカップで優勝。しかし、12月に木村秀和選手に3RにTKO負け~戦闘民族克巳選手、小澤和樹選手を連続KOするも、10月にタイガー・ナッツ選手に判定負け~2013年1月からのJ-NET WORKヘビー級王座決定トーナメント1回戦で木村秀和選手に延長で判定負け~6月のREBELSで吉沢大選手を1RでKO勝ち~7月に新日本キックで嚴士鎔選手に1RでTKO勝ち~9月の新日本キックで松本哉朗選手に判定負け~2014年1月のJ-NET WORKで後にJ-NET WORKライトヘビー級王者になる臼井憲史選手を1RでKO~2014年3月からのJ-NET WORKライトヘビー級王座決定トーナメントで準決勝をKONZISI BADBOY選手、決勝で藤田智也選手を降し王座獲得。

そしてMMAに転向~ハワイのHMCで練習をして2016年4月にパンクラスでデビューし、伝統のネオブラッド・トーナメントのウェルター級1回戦で五十嵐涼亮選手に1R24秒でTKO勝ち~9月の決勝は不戦勝となり優勝~代わりの中村勇太選手に1RでKO勝ち~11月に高木健太選手に判定勝ち~2017年2月にブライソン・カマカを1RでKO~7月にキング・オブ・パンクラシストウェルター級王者の三浦広光選手に挑戦し2RにTKO勝ちし王座獲得!

そして9月のUFC日本大会、UFC Fight Night.117第1試合に参戦してイム・ヒョンギョンに判定勝ち~しかし、2018年2月のUFC221でルーク・ジュモーに判定負け 『観戦記1602』

 

そして6月のシンガポール大会で対戦するのは、中国のリー・ジンリャン!

 

1988年3月中国の新疆ウイグル自治区生まれのジンリャンは、散打とレスリングをしてからMMAを始める~ブラジリアン柔術茶帯も取得し、2007年9月にAOW.8でMMAデビューしてガジエフ・マハチを2Rにパウンドで1本勝ち~さらにUltimate Martial Arts Combatなどで2連勝し、2010年6月にLegend Fighting Chmpionshipに参戦するがパット・クローリーに判定負けで初黒星~その後3連勝して、2012年2月にペ・ミョンホのLegend Fighting Chmpionshipウェルター級王座に挑戦するも判定負け~6月にダン・ポーリングに判定勝ちし、2013年4月にルーク・ジュモーに3Rで1本勝ちしてLegend Fighting Chmpionshipウェルター級王座を獲得。

2014年5月のUFC173でUFCに初参戦し、デビッド・ミショーに2-1の判定勝ち~10月のUFC Fight Night.54でノーディン・タレブに判定負け~2015年5月のUFC Fight Night.66では、ディエゴ・リマを1RでKOする~9月の日本大会UFC Fight Night.75では、中村K太郎選手に3Rで1本勝ち~2016年7月のThe Ultimate Fighter.23ではアントン・ザフィアに1RでKO勝ち~2017年1月のUFC on FOX.23でも、ボビー・ナッシュを2RにKOする~6月のUFC Fight Night.111では、フランク・カマチョに判定勝ち~11月の地元中国でのUFC Fight Night.122では、ザック・オットーに1RにTKO勝ち~しかし、2018年2月のUFC221ではジェイク・マシューズに判定負け。

 

UFCで4年、6勝を上げるリー・ジンリャンがUFC2戦目の阿部選手に貫録を魅せるか!?柔道インターハイ優勝~キックボクシングでもベルトを巻き、MMAでもパンクラスで王者になるなど快進撃を続ける阿部選手がUFCでも上り詰められるか!?

 

2018年6月23日 UFC Fight Night.132 阿部大治vsリー・ジンリャン

 

リー・ジンリャン 14勝5敗 元LFCウェルター級王者

 

阿部大治 6勝1敗 元パンクラスウェルター級王者

 

1R、お互いに、遠い距離からの打撃で牽制する

 

ローを蹴り合いながら距離が詰まって打ち合うも、お互いにヒットはしない

 

ジンリャンのカウンター!さらに、スイッチしながら右が合ってくる!

 

阿部選手も、押されながらもローから右!

 

2R、阿部選手が関節蹴り!しかし、ジンリャンはドンドン前に出てくる!

 

阿部選手がバックスピン~まったく怯まないジンリャンは、前に出続けてロー~パンチを振る!

 

お互いにローとパンチの展開が続き、グラウンド展開にはまったくならない

 

ジンリャンの右!アッパーは浅かったが、常に攻めて見栄えのいい攻撃

 

さらに動きながら打撃を出してくるジンリャンだが、阿部選手も右クロス!ジンリャンも右オーバー!阿部選手は効いたか!?

 

ジンリャンのハイキック~さらに前蹴り!阿部選手は効いたか!?

 

下がった阿部選手にジンリャンの飛びヒザ!

 

3R、ジンリャンがさらに勢いづく!手数多くロー!

 

ジンリャンが攻める!バックブローは阿部選手かわすも攻撃が出ない

 

阿部選手もハイキック!左フックは相打ち気味も、効いたのは阿部選手

 

常に前に出て先に手を出すジンリャンに、阿部選手も突っ込むが押し戻される~ジンリャン右!

 

阿部選手も必死にパンチを振るが、ジンリャンはロー~手数落ちない

 

最後までスタンドでの打撃の展開が続き、下がることなく攻めたジンリャンで終了

 

勝利を確信しているジンリャンは、金網に上がり中国からの応援にアピール

 

判定はジャッジ3者とも、30-27でジンリャンの判定勝ち!なんともブルファイターのジンリャンに押されて、J-NETWORKでキックボクシング王者になったこともある阿部選手を打撃で完封。これで阿部選手は2連敗になり、残念ながらUFCからリリースされてしまう。しかし直ぐにONE Chmpion Shipと契約し、4ヶ月後の10月に開催されたPursuit of Greatnessでブラジルのルイス・サントスと対戦。

UFC Fight Night.132は日本人が5人出場したが、勝利したのは佐々木憂流迦選手のみという厳しい結果となる。

やはり階級がフライ級とはいえ、王座戦でデメトリアス・ジョンソンに負けただけのUFCで7勝1敗の戦績を残した堀口恭司選手は凄い!そして、その堀口選手に完勝した朝倉海選手をUFCでも観てみたいものだが・・・

 

★中国勢は4人出場して4勝無敗・・・・・  格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村