観戦記1798 NABF&NABO北米ライトヘビー級王座戦 オレクサンダー・グボジークvsクレイ | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

8月31日に開催された、ロンドン五輪の金メダル対決!と盛り上がったイギリスO2アリーナでのWBA&WBOライト級王者のワシル・ロマチェンコとWBC1位のルーク・キャンベルがWBC王座決定戦も兼ねた3団体統一ライト級王座戦。ロンドン五輪では、ワシル・ロマチェンコはライト級で金メダル(前回の北京五輪はフェザー級で金メダルだがロンドン五輪でフェザー級は開催されなかった)ルーク・キャンベルはバンタム級で金メダル(準決勝で清水聡選手に勝利)

なにせロンドン五輪には日本が誇るWBAミドル級王者の村田諒太選手を始め、3団体統一ヘビー級王者になったアンソニー・ジョシュア、WBOフライ級王者になったゾウ・シミンなど流石の金メダリストが揃っていた。

そして、ワシル・ロマチェンコと同じウクライナのオレクサンドル・ウシクは4団体統一クルーザー級王者になりヘビー級へ進出。そして、やはりウクライナからロンドン五輪にライトヘビー級で出場し銅メダルに輝いたのがオレクサンダー・グボジーク(オレクサンドル・グウォジク)

 

1987年4月にウクライナのハルキフ出身 「ウクライナの爪」の異名を持ち、アマで2009年、2010年、2011年度ウクライナのライトヘビー級王者。2009年の世界選手権では3回戦、2011年の世界選手権ではベスト8~2012年のロンドン五輪の準決勝で、アディリベク・ニアジムベトクに判定負けして銅メダルを獲得。

2013年のユニバーシアード・ライトヘビー級で金メダルを獲得してトップランク社と契約~マネージャーはワシル・ロマチェンコと同じエグリス・クリマス、アメリカのカルフォルニ州オックスフォードを拠点にプロ転向~2014年4月、マニー・パッキャオvsティモシー・ブラッドリーⅡ 『観戦記755』 のアンダーカードでデビューし、マイク・モントーヤを1RでKO勝ち~ハイペースで連勝を続け9連勝7KO無敗で、2016年4月にナジブ・ムハンマディを2RにKOしてNABF北米ライトヘビー級王座を獲得~7月に、アドニス・スティーブンソンのWBCライトヘビー級王座に挑戦経験のある 『観戦記986』 トミー・カーペンシーを6RにTKOで降し初防衛に成功~11月に3団体ライトヘビー級王者のセルゲイ・コバレフに挑戦経験がある 『観戦記1227』 アイザック・チレンバを8R終了時にギブアップさせる 『観戦記1462』

 

そして、世界挑戦が迫ってきただろうNABFの2度目の防衛戦とNABOの初防衛戦の相手はクレイグ・ベイカー!

 

1984年2月アメリカのテキサス州出身のベイカーは、2008年8月に24歳でデビューしてラス・トンプソンにTKO勝ち~その後も15連勝11KOも、2015年5月にエドウィン・ロドリゲスにTKO負け~1年1ヶ月置いて、2016年6月に16戦全勝のスティーブ・ロメット8RにTKOで降す。

そして再び1年2ヶ月おいて、なぜかグボジークの防衛戦の相手に選ばれる!早く世界戦をしたいグボジークが、またも流れるような動きからの84%を超えるKO率を誇る剛腕を爆発させるか!?

 

2017年9月16日 NABF&NABO北米ライトヘビー級王座戦 オレクサンダー・グボジークvsクレイグ・ベイカー

 

オレクサンダー・グボジーク 13勝11KO無敗 NABF2度目&NABO初防衛戦

 

クレイグ・ベイカー 17勝12KO1敗

 

1R、グボジークが左をポンポン打ちながら、華麗な足捌きで廻る~右を打ち降ろす!

 

 

ベイカーも動きながら返すが、グボジークが打ち終わりを狙う!

 

2R、ベイカーがプレッシャーをかけてグボジークを追い回す~廻ったグボジークも、ベイカーの右!

 

グボジークは、さらに変幻自在に廻って右!

 

3R、見事な動きで廻りながら当てていくグボジークに、ベイカーは付いていけない

 

 

前に出ているのはベイカーだが、完全に動きをつかんだグボジークは当てさせずにカウンター!

 

4R、グボジークのギアが上がる~前に出て上下に散らしながら右!

 

それでもベイカーは前に出て、左右に動くグボジークを追いかける!

 

5R、前に出ているのはベイカーも、手数とヒットは圧倒的にグボジーク

 

当てさせないで当てるグボジークに、ベイカーは打たれても前には出る

 

グボジークがパンチをまとめる~軽いながらも。これだけ打たれるベイカーのダメージはどうか!?

 

6R、ベイカー打たれる~左で止められ、打てば右を返される!

 

流石に効いているベイカーが止まる~グボジークが極めにかかる!

 

ロープに詰まったベイカーにグボジークの右!

 

効いた!崩れそうなベイカーにグボジークが右を叩き落とす!

 

ベイカーはダウン!立てるか!?

 

立ち上がったベイカーにグボジークが極めにいく!危ない!

 

ロープに詰まったベイカーにグボジークの右!左フック!連打!

 

レフリーが慌てて止めに入る!

 

見事に6RにTKO勝ちでグボジークが世界前哨戦を飾る!まぁ・・・ちょっと力の差があったのでグボジークの凄さが分かりづらかったが、流石に足運びと身のこなし!そしてこのクラスならばでの力強さでなんとも堪らない!しかし、強くてウクライナ人でなかなか世界戦ができないグボジーク・・・・

この試合の3ヶ月前にセルゲイ・コバレフとアンドレ・ウォードで3団体統一ライトヘビー級王座再戦がありウォードが完勝 『観戦記1714』 ウォードはそのまま引退。WBCはアドニス・スティーブンソンが指名挑戦者のエレイデル・アルバレスを避けて地元で独自路線。そしてトップランク社と契約するグボジークは、半年後の2018年3月にWBC10位のメディ・アマールとWBCライトヘビー級暫定王座決定戦!

 

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