観戦記1636 WBCクルーザー級王座戦 トニー・ベリューvsBJ・フローレス | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

WBSSの財政難の報道の続報はどうなったのだろうか・・・・井上尚弥選手の準決勝は2019年3月にプエルトリコと云われているが、時差の問題もあるし生中継があるか不安でしょうがない。

2017年にクルーザー級とスーパーミドル級で始まり、2018年にスーパーライト級とバンタム級がスタートした。しかし、欧州のスターの問題だろうが他にいくだれも階級があるのに再びクルーザー級でも開催され1回戦が終了している。どうせなら他の階級で開催してくれやほうが嬉しいのだが・・・・

blog内ではまだまだクルーザー級のWBSSまで辿り着いていなく、WBCクルーザー級王者トニー・ベリューの初防衛戦!

 

ベリューと言えば、映画「ロッキー」シリーズのスピンオフCREEDの映画の中で不敗のライトヘビー級王者で主役のアドニス・”ドニー”・ジョンソン(アポロ・クリードの非嫡出子)と闘うリッキー・コンラン、その大事な役をトニー・ベリューが演じた。ベリューはリバプール出身で、アマでは40勝32KO7敗の戦績を残す。キックボクシングもしていたらしく、25歳になる2ヶ月前の2007年10月に遅いデビュー~ハイペースで試合をこなし、12連勝(9KO)で2010年3月にアトーリ・モーレとコモンウェルスイギリス連邦ライトヘビー級王座決定戦を1RにTKO勝ちで栄冠~9月にボブ・アジサフェを判定で降し初防衛に成功~12月にオビール・マッケンジーを8RにTKOで降し2度目の防衛に成功~2011年7月にオビール・マッケンジーとBBBofc英国ライトヘビー級王座決定戦も兼ねて再戦し、判定勝ちでコモンウェルスイギリス連邦王座の3度目の防衛(後に返上)とBBBofc英国ライトヘビー級王座を獲得~2011年10月にネイサン・クリバリーのWBOライトヘビー級王座に挑戦するも、判定負けで世界王座獲得ならず~2012年4月にダニー・マッキントッシュを5RにTKOで降し、BBBof c英国ライトヘビー級王座を再栄冠~9月には、WBCインターナショナルライトヘビー級王座決定戦でエジソン・ミランダを9RにTKOで降し王座栄冠~11月には、WBCライトヘビー級シルバー王座決定戦でロベルト・ボロンティを大差判定で降し王座栄冠~2013年3月に後にセルゲイ・コバレフのWBA&IBF&WBOライトヘビー級王座にも挑戦する 『観戦記1227』 アイザック・チレンバとドローで初防衛に成功~5月に、アイザック・チレンバと再戦し判定勝ちし2度目の防衛に成功~11月に、アドニス・スティーブンソンのWBCライトヘビー級王座に挑戦し6Rにキャリア初のダウンを奪われTKO負け 『観戦記676』 

 

2014年3月に、元WBAクルーザー級暫定王座のヴァレリー・ブラドフとのWBOインターナショナルクルーザー級王座決定戦を12RにKOして栄冠~7月に、フリオ・セサール・ドス・サントスを5RにTKOで降し初防衛に成功~11月に、マルコ・フックのWBOクルーザー級王座挑戦権を賭けてネイサン・クレバリーと再戦し2-1の判定勝ちで挑戦権獲得~2015年6月に、イビツァ・バカリンを6RにTKO勝利~9月に、アルトゥルス・カリコスキーズを5RにTKO~12月に、EBU欧州クルーザー級王座決定戦でマテウシュ・マステルナクに判定勝ちで栄冠。

そしてイギリスの人気者のベリューWBCランキングも6位まで上がり、WBCクルーザー級王者のグレゴリー・ドロストが怪我で休養王座~WBC王座に挑戦予定だったランキング1位のイルンガ・マカブと王座決定戦を3RにTKO勝ちしてついに世界王座栄冠 『観戦記1366』 

 

そして今回も自国イギリス・リバプールの大歓声の中で初防衛戦は!WBCクルーザー級14位のBJ・フローレス!

 

アメリカ・サンフランシスコ出身のフローレスは、18歳でゴールデングローブ・ライトヘビー級優勝~2003年5月に23歳でデビューしダラス・レーンを1RにTKO勝ち~ハイペースで試合をこなし、3年弱で16連勝10KO無敗の快進撃~2006年5月に、アリ・シュプリームとWBF全米クルーザー級王座決定戦を1RにTKO勝ちして王座獲得~その後も2007年1月にWBFスーパークルーザー王座、3月にIBAスーパークルーザー級王座などのマイナータイトルを栄冠~2008年2月にはダーネル・ウィルソンとのUSBA全米クルーザー級王座&IBFクルーザー級王座挑戦者決定戦を判定勝ち~しかし世界王座挑戦に恵まれず、2009年3月にホセ・ルイス・エレーラに判定勝ちしNABO北米クルーザー級王座を獲得~8月にエピファニオ・メンドーサを4RにTKOで降し初防衛に成功~しかし11月にダニー・グリーンのIBOクルーザー級王座に挑戦するが判定負けし初黒星~8ヶ月置き再起し、2011年7月にNABAアメリカ&NABO北米暫定クルーザー級王座決定戦でニコラス・イアヌッツィを5R終了時TKOで降し王座栄冠~さらに10月にポール・ジェネットとのWBC米大陸&WBAラテンアメリカクルーザー級王座決定戦をジャッジ3者フルマークの判定勝ちで栄冠~2012年1月にウーゴ・ピネダを6RにTKOで降し、10月にはデビット・マクマネーを2RにTKOで降し、NABA北米クルーザー級&NABO北米クルーザー級王座を獲得~ノンタイトル戦を3連勝2KOして、ついに2015年7月にベイブ・シュメノフとWBAクルーザー級暫定王座決定戦も判定負けで王座獲得ならず~2016年5月にロベルト・サントスに判定勝ちし再起し世界王座再挑戦のチャンスを掴む! 

 

リング下には次期挑戦者!?前年に3年半振りに復帰した元WBA&WBCクルーザー&WBAヘビー級王者のデビット・ヘイが観ている!人気者のベリューが初防衛戦をスッキリとクリアーしてビックマッチに進めるか!?

 

2016年10月15日 WBCクルーザー級王座戦 トニー・ベリューvsBJ・フローレス

 

トニー・ベリュー 27勝17KO2敗1分 初防衛戦

 

BJ・フローレス 32勝20KO2敗1分 WBC14位 

 

1R、フローレスがガンガン右ストレートを打っていく!ベリューも打ち終わりに左フックを狙う 

 

2R、フローレスの右を読めてきたベリューが、かわして左ボディー!

 

明らかに低いが、レフリーは死角にいる~アピールするフローレスもベリューは追撃!  

 

ベリューが右を叩きつけて左フック!フローレスダウン!   

 

立ち上がったフローレスにベリューが極めにいく!しかしフローレスもラフに右を叩きつける! 

 

ベリューが一気に出る!右はカスった感じだが返しの左フックでフローレスは再びダウンを奪う!  

 

立ち上がったフローレスにベリューが振り回す!しかし、フローレスもカウンターノ左!

 

それでも、ベリューがブンブン振り回してロープに追い込み右!左!右!再びダウンを奪う! 

 

フローレスは立ち上がってラウンド終了 

 

3R、フローレスがダメージ確認しながらも前に出る~ベリューはガード低くもらってる 

 

接近戦での右はフローレスの方が当たったが、返しの左フックはベリューのほうが鋭くアゴを捕らえる!

 

フローレスはダウン!なんとかカウントアウト寸前に立ち上がるもダメ! 

 

見事に3RにTKO勝ちでベリューが初防衛に成功!そしてリングサイドのヘイを挑発する! 

 

いやぁ~この階級でWBSSが開催されるのが分かる!破壊力もスピードもテクニックもあり、ミドル~クルーザーの17階級あるボクシングで2番目に重く90.7kgがリミット。東洋人にはとても縁が薄い階級だが、西島洋介さんもマイナー団体ではあるがWBFクルーザー級王座を栄冠しているので藤本京太郎選手もクルーザーでよいのでは・・・

そしてベリューは5ヶ月後の2017年3月にデビット・ヘイの挑戦を受ける!

 

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