観戦記1622 WBAフェザー級スーパー王座戦 カール・フランプトンvsレオ・サンタ・クルス | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

10月20日にラスベガスでロブ・ブラントに判定負けし、WBAミドル級王座を失った 『観戦記1601』 村田諒太選手の去就が本人の口から「現役続行」が宣言されホッとしたものの、再び王座挑戦までのイバラの道を考えると大変な決断だったろうな。

ミドル級ではWBAスーパー、WBC王者のサウル・アルバレスが12月15日にWBAスーパーミドル級王者のロッキー・フィールディングに挑戦するので、WBCは暫定王者のジャーマル・チャーロが正規王者になるのか!?WBAのスーパー王座はどうなるのか!?

ロブ・プラントの初防衛戦に、村田選手と2012年のロンドン五輪決勝で闘ったブラジルのエスキバ・ファルカンが挑戦するとか!?

王座の持ち回りにならないように、基本的にダイレクトリマッチはしない方向だが村田選手とロブ・プラントの1戦には再戦条項があった気がしたのでV2戦で実現するのか!?

基本的にダイレクトリマッチが禁止されていっても、プロの世界で人気選手同士が対戦し僅差で王座が移動すれば立場を代えてリマッチは実現する。

2016年7月に、WBAフェザー級スーパー王者のレオ・サンタ・クルスにカール・フランプトンが挑戦した1戦もスター同士で判定も2-0の僅差だったのでダイレクトリマッチとなった!
 

 

 

北アイルランド出身のフランプトンは、アマが盛んな欧州らしく100戦以上しているも8敗しかしていないらしい

 

 

22歳でハンガリーのサンドール・シナイアを2RにTKO勝ちでデビュー戦を飾る~7連勝4KOで、2010年12月にギャビン・リードとBBBofcケルトスーパーバンタム級王座決定戦で争い2RにTKO勝ちで王座栄冠~2011年3月にノンタイトル戦でオスカル・チャシーンに4RにTKO勝ち~6月にロビー・ターリーに判定勝ちで、BBBofcケルトスーパーバンタム級王座の初防衛に成功~9月に、マーク・クオンとのコモンウェルス 英連邦スーパーバンタム級王座決定戦を4RにTKO勝ちで王座獲得~2012年1月にクリス・ヒューズを7RにTKOで降し、コモンウェルス英連邦スーパーバンタム級王座の初防衛に成功~3月には、プロスペール・アンクラを2RでKOしてコモンウェルス英連邦スーパーバンタム級王座の2度目の防衛に成功~5月には、ラウル・イラレスとのIBFインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座決定戦を大差判定で王座栄冠~9月にはスティーブ・モリターを6RにTKOで降し、IBFインターコンチネンタル王座の初防衛とコモンウェルス英連邦スーパーバンタム級王座の2度目の防衛に成功~2013年2月には、キコ・マルチネスのEBU欧州スーパーバンタム級王座とIBFインターコンチ ネンタル王座の統一戦を9RにTKO勝ちで2冠制覇~10月にジェレミー・パロディを6RにKOし、EBU欧州スーパーバンタム級王座の初防衛とIBFインターコンチネンタル王座の3度目の防衛に成功~2014年4月に、元WBOフライ級王座&元WBAスーパーフライ級王者のウーゴ・カサレスと当時、レオ・サンタ・クルスが王者だったWBCスーパーバンタム級指名挑戦者決定戦を2RでKOし挑戦権を獲得~しかし、日本で長谷川穂積選手に7RにTKOで防衛した 『観戦記967』 キコ・マルチネスのIBFスーパーバンタム級王座に挑戦し判定で破り世界王座を初栄冠~初防衛戦は、2015年2月に挑戦者決定戦で石本康隆選手を8RにTKOで下したクリス・アバロスを5RでTKO~2度目の防衛戦では元WBCフェザー級王者、アレハンドロ・ゴンザレスの息子のアレハンドル・ゴンザレスJrにダウンを奪われるも大差判定勝ち 『観戦記967』

 

 

そして、2016年2月にWBAスーパーバンタム級王者のスコット・クイッグと、自身のIBFスーパーバンタム級王者を賭け統一戦をし 『観戦記1145』 イギリスvsウェールズという大盛り上がりの試合を2-1でフランプトンが勝利し王座統一。

 

 

WBAは新王者となったフランプトンに対し、WBAスーパーバンタム級スーパー王者のギジェルモ・リゴンドーとの対戦を指令する。しかしプランプトンは、王座を返上してフェザー級に転級~レオ・サンタ・クルスに挑戦して、WBAフェザー級スーパー王座を奪取。 

そして、ダイレクトリマッチとしてWBA2位のレオ・サンタ・クルスが挑戦!

 

 

軽量級きってのスターとなった3階級制覇のレオ・サンタ・クルスは、止まらない連打で Teremoto(地震)のニックネームを持つ。 17歳で、ジュニア・オリンピック・インターナショナル・トーナメント優勝~18歳の2006年10月にデビューし、ペドロ・シルバを2RでKO~2007年2月の2戦目にロドリゴ・エルナンデスと引き分けがあるも、14勝1分無敗で2011年3月にWBCユースバンタム級暫定王座決定戦で後に亀田和毅選手や、山中慎介選手と対戦する 『観戦記764』 シュテファーヌ・ジャモエを6RにKOして初の王座獲得~6月にホセ・ロペスを5RでKO~7月にエベルト・ブリセーニョを11RにKOして、WBCユースバンタム級暫定王座の初防衛に成功~11月にホルへ・ロメロを3RにTKO~2012年1月に後に下田昭文選手に負けるも、WBOバンタム級暫定王座を獲得し亀田和毅選手と統一戦をするアレハンドロ・エレナンデスを4Rに棄権に追い込む~2012年6月にアブネル・マレスの返上したIBFバンタム級王座を長谷川穂積選手に挑戦経験がある、ブシ・マリンガと争い大差判定で破り王座獲得。9月に、元WBAフライ級&元WBOバンタム級暫定王者のエリック・モレルを5Rに棄権に追い込み初防衛に成功~11月に、ビクトル・ザラテを 9RにTKOで降し2度目の防衛に成功~12月には後に山中慎介選手のWBCバンタム級王座に挑戦する  『観戦記624』  アルベルト・ゲバラに判定勝利で3度目の防衛に成功~体重苦とビックマッチを求めてIBFバンタム級王座を返上しスーパーバンタム級に上げて、日本人ともセレス小林さん、小島英次さんと2度、本田秀伸さん、名城信男さん、相澤国之さん、川嶋勝重さん、亀田興毅選手と戦ったアレキサンドル・ムニョスと2013年5月にUSBA全米スーパーバンタム級王座決定戦で争い5RにTKO勝ちで王座獲得~そして8月には、WBCスーパーバンタム級王者のビクトル・テラサスに挑戦し3RにTKO勝ちで2階級制覇  『観戦記587』

 

 

12月の初防衛戦では、WBCスーパーバンタム級5位のセサール・セダの挑戦を受け判定勝ちで初防衛に成功  『観戦記660』 2014年3月には、元WBA&WBC&IBFスーパーフライ級王者のクリスチャン・ミハレスに大差判定勝ちで2度目の防衛に成功  『観戦記735』9月には、WBC12位のマヌエル・ローマンを2RにTKO勝ちで3度目の防衛に成功~2015年1月にも、WBCフェザー級14位のヘスス・ルイスを8RにTKOで降し4度目の防衛に成功~2015年5月には、あの 「世紀の一戦」 フロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオ 『観戦記865』 のアンダーカードに組まれたノン・タイトル戦フェザー級契約で、ホセ・カエタノをジャッジ3者とも100-90の圧勝で3階級制覇の足掛かりをつくる  『観戦記872』そして8月に、元3階級制覇王者でWBA&WBCスーパーバンタム級2位のアブネル・マレスとWBAフェザー級スーパー王座決定戦(この当時、WBAには正規王者と暫定王者がいる)2-0の判定勝ちで3階級制覇を達成  『観戦記982』

 

 

WBCからダイヤモンド王座を送られる程の人気ぶりで、ESPNでの放送も高視聴率を記録する。2016年2月には、元IBFスーパーバンタム級王者でWBAフェザー級8位のキコ・マルチネスを5RにTKO勝ちし初防衛に成功  『観戦記1150』

 

 

そして2016年7月にカール・フランプトンに判定負けし初黒星。そして半年置き、WBA2位としてダイレクトリマッチに挑む!

人気者同士の対決で、挑戦者になったサンタ・クルスだが、またも90万$(約9500円)前回は50万$(役5000万円)だったフランプトンだが、王者になり100$(約1億500万円)

 

 

2017年1月28日 WBAフェザー級スーパー王座戦 カール・フランプトンvsレオ・サンタ・クルス

 

 

カール・フランプトン 23勝14KO無敗 2階級制覇王者

 

レオ・サンタ・クルス 32勝18KO1敗1分 元3階級制覇王者

 

 

1R、サンタ・クルスはいつも通り、ガード高くジリジリ前に出て打っていく!左を突きながら右!
 

 

フラプトンはガードを下げ、低く構えながら動き打ち返す!いきなり両者ともに激しく打ち合う!
 

 

2R、リーチでは劣るフラプトンだが、踏み込みのスピードで左を入れていく
 

 

3R、手数はサンタ・クルスだが、フラプトンが絶妙な距離感で闘う
 

 

4R、フラプトンが出てくる!ロープに詰めたり、距離を取ったりしペースを掴む

 

 

5R、距離を取り出入りで勝負するフラプトンに、サンタ・クルスはボディーで止めにいく

 

 

しかし、フラプトンの入るスピードは落ちない!右!

 

 

6R、サンタ・クルスが得意の左ボディーから連打!距離が詰まってくる~フラプトンは回転力で対抗

 

 

7R、フラプトンがよく見ながら、サンタ・クルスの左に右を被せる

 

 

しかし、サンタ・クルスが強く出る!フラプトン廻る~サンタ・クルスが追いかけ打ち込む!

 

 

8R、フラプトンが前に前に出て、接近戦で回転をあげる!サンタ・クルスはやりづらそうも返す

 

 

9R、接近戦で打ち合う!お互いに打たれながらも、決定的なダメージは受けず引かない!

 

 

 

10R、大歓声に押されてフラプトンが出る!サンタ・クルスも下がりながら返すが、ロープに詰まる

 

 

11R、フラプトンが止まらない!前に出て手数多く攻める!

 

 

サンタ・クルスは下がりながらも左ボディー!

 

 

12R、フラプトンが出る!サンタ・クルスも向かい打つ!お互いに手数落ちないも、決定的なダメージブローは奪えず終了

 

 

 

判定は、114-114 113-115 113-115 2-0でサンタ・クルスが王座奪還!

 

 

これはどっちが勝ちでもおかしくなかった!前戦では中にフランプトンが入り接近戦で打ち勝っていたが、今回はサンタ・クルスがいつもの接近戦での回転力での勝負だけに拘らず長い距離でも上手く攻めていたか!?しかし、フランプトンも飛び込みながらの連打は流石で見事な好勝負。

サンタ・クルスは 『リベンジを望んでいたんだ!俺のやるべきことをやった。前回同様に厳しい試合になることは分かっていた。以前にも言っていたとおりに、3戦目をいつでもいいぜ』 と話す。

フランプトンは 『サンタ・クルスはリーチを使い賢く闘ったね。言い訳はしないが、とてもいい勝負だったよ。今度はベルファストでやろう』 これは、しばらく置いてから3戦目もあるのか!?サンタ・クルスは11月にWBA11位のクリス・アバロスと防衛戦。

 

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