《本日のDVD観賞》
今日は(9月24日)木村翔選手のWBOフライ級王座2度目の防衛戦!WBOフライ級1位の田中恒成選手の挑戦を敵地名古屋に乗り込んでの試合。
しかし、木村選手にとっては名古屋では敵地とは言えないぐらいのキャリアを積んでいる。
木村選手は中学3年生から熊谷のコサカジムでボクシングを始め、高校時には1年生でインターハイに出場するなどしたがボクシングも辞めてしまう。しかし、23歳からコサカジムの会長から青木ジムを紹介されて再開。2013年4月に24歳でデビューするも、E&Jカシアスジムの王子翔介選手に1RでKO負け~その後は4回戦で5連勝するも、2014年9月小久保聡選手に0-1のドローも新人王戦は敗者扱い~2015年2月に青木功選手との再起戦はドローも、2015年5月に金子智之選手に判定勝ちし、B級トーナメント・ライトフライ級で優勝。 勢いに乗り6勝6KOで2016年11月に、WBOアジア太平洋フライ級王座決定戦で坂本真宏選手を2-0の判定で降し王座獲得しWBO7位につける~2017年5月に香港でサックシット・チャイヨンジムに2RでKO勝ち。
そして木村選手はWBOアジア・パシフィック王座の初防衛戦をクワンタイ・シッスモーゼンと対戦予定も、7月にゾウ・シミンに挑戦する事が決定しWBOアジア・パシフィック王は返上して上海に乗り込む~デビュー戦から30万$(約2900万円)貰ったゾウ・シミンに対し、ジムに住み込みから5万円のアパートに住みバイトをしながらの木村選手が 「追いかけ回して苦しめたい。正々堂々殴り合って必ずベルトを持って帰ります」 との宣言通りに、低くグイグイ入っていきパンチのないゾウ・シミンは突き放せずにポイントはゾウ・シミンがリードしていたが11Rに逆転TKO勝ちで世界王座栄冠 『観戦記1411』
大晦日には、元WBCフライ級王者でWBOフライ級1位の五十嵐俊幸選手を9RにTKOで降す 『観戦記1423』
そして、興行権のオプションを持つゾウ・シミンと再戦かと思われたがゾウ・シミンが目の負傷で引退状態。興行権を握る中国側が日本での防衛戦に対し首を縦に振らないような話が伝わり、かといって中国人にフライ級世界ランカーはいない。2017年11月に、元IBFフライ級王者のアムナット・ルエンロンを降したスーパーフライ級のグ・ウェンフェンくらいしかいない。そこで、ゾウ・シミン側は同じ中国のマックス・パワー・プロモーションに興行権を売りWBAミニマム級王者のノックアウト・CP・フレッシュマートvs熊朝忠とのWタイトル戦となって中国のチンタオ市で開催!
挑戦者はWBOフライ級3位のフローイラン・サルダール!1989年フィリピン生まれのサルダールは、2009年7月に20歳でデビューしローランド・ガモロを3RにTKOで降す~その後も1分はあるも連勝を重ね、2010年11月にリムエル・オビドスを1RにKOしてWBOアジア太平洋フライ級ユース王座を獲得~12月にジョッカー・ブハウィを2RにKOして初防衛に成功~2月には、日本で内藤大助さんとも対戦した 『観戦記25』 リエンペット・ソーウィラポンとWBOフライ級ユース王座決定戦で対戦し1RにKOして王座獲得~2012年3月には、アレハンドロ・モラレスを判定で降しWBOアジア太平洋&ユース王座を防衛~9月にはホセ・アルフレド・ティアドを判定で降し、WBOオリエンタルフライ級暫定王座を獲得~その後も勝星を重ねるも2014年6月に、8日に井岡一翔選手と対戦した 『観戦記1533』 マックウィリアムズ・アローヨに2RでKOされ初黒星~2015年5月には、ファリス・ネンゴを5RにTKOで降しWBOインターコンチネンタルフライ級王座を獲得~しかし、2016年9月に来日し井上拓真選手と対戦し1Rにダウンを奪うも失速し判定負け。その後は5連勝5KOして世界挑戦のチャンスを掴む!弟は元WBOミニマム級王者のビック・サルダール
木村選手としたら中国とはいえ、フィリピン人のサルダールよりホームに近いほど中国での知名度が高い木村選手!WBOフライ級1位の田中恒成選手との対戦が控えているだけにキッチリ防衛できるか!?サルダールは元WBOミニマム級王者のビック・サルダールに続き念願の兄弟世界王者になれるか!?
2018年7月27日 WBOフライ級王座戦 木村翔vsフローイラン・サルダール
木村翔 16勝9KO1敗2分 2度目の防衛戦
フローイラン・サルダール 28勝19KO2敗1分 WBO3位
1R、やはり木村選手がガードを固めながら重心低く前に出る!サルダールも右で止めようと強く打っていく
2R、木村選手は止まらない!ボディーでサルダールを止めにいく~サルダールも単発だが強く返す
3R、サルダールも出始める!右で木村選手を下げて連打!
しかし、木村選手も低く低く構えながら廻り打ち返す
4R、削り合いになると木村選手が有利か!?ローブローの注意があるも、木村選手は気にせずボディーでサルダールを下げる!
5R、木村選手がボディーでサルダールを追い廻す!サルダールは低く入ってくる木村選手に下がりながらアッパーで起こす!
頭を着けての打ち合い!木村選手が軽く左アッパーを二発入れてから左ボディー!効いた!
木村選手が逃さない!ボディー!ボディー!サルダールはたまらずダウン!
立ち上がったサルダールに、木村選手はボディー連打でロープに追い込み顔面へ!
木村選手のボディーでサルダールの体が折れる!しかしラウンド終了まで持ちこたえる
6R、一気にラウンド開始から木村選手がラッシュ!逃がさない!レフリー止めるか!?
なんとかサイドに逃れたサルダールも体を入れ換えて返す
しかし、再び木村選手のボディー!ボディー!崩れ落ちる!
なんとか立ち上がろうとするサルダールだがカウントアウト!
見事に木村選手が6RにKO勝ちで2度目の防衛に成功!これで王座奪取~防衛まで総てKOの凄まじい勢い!この試合でゾウ・シミン陣営とのオプションは終わったのか?そしてまもなく、田中恒成選手との3度目の防衛戦が始まる。あの、ワシル・ロマチェンコに並ぶデビュー12戦目での3階級制覇なるのか!?またも敵地の名古屋に行き、雑草王者がエリートを倒して一気にメジャーな王者になるか!?しかしテレビ生中継が関東ではない・・・・・
★なんだかよく分からないネット中継で観戦中! 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村