観戦記1503 WBAインターナショナルヘビー級王座戦 ルイス・オルティスvsマリル・スコット | 人生マイペンライ

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このblogを書いている時点で、2019年にもボクシングヘビー級王座の4団体統一戦が濃厚となっているが・・・・なにせビックマネーを生み出すヘビー級で、各団体の思惑や指名挑戦者、お互いに自国開催を主張するなどでそう簡単には決まらないだろう。

ましてや、WBAは直ぐに暫定王者やスーパー王者を設定するから話がややこしくなる。

そんな困ったWBAの暫定王者問題で、しかも強い暫定王者だとそれは話がややこしいのがルイス・オルティス

 

ウラディミール・クリチコがWBAスーパー王者、ルスラン・チャガエフが正規王者でいた段階の2014年9月に、WBAヘビー級暫定王座決定戦でルイス・オルティスがラティーフ・カヨデを1RでTKO勝ち。しかし、試合前の薬物検査で違反薬物が検出され暫定王座を剥奪~それでもWBAは再度、2015年10月にオルティスとWBAヘビー級15位のマティアス・アリエル・ビドンドで暫定王者決定戦をして3RにKO勝ちでオルティスがWBA暫定王座を獲得

 

早くも12月には、WBA6位のブライアント・ジェニングスと初防衛戦を7RにTKO勝ちで暫定王座の初防衛に成功 『観戦記1178』

 

WBAがアレクサンダー・ウスティノフとの指名試合を指令するが、オルティスは2016年3月にトニー・トンプソンとの防衛戦を計画するがWBAは直近で負けが多いトンプソンを挑戦者と認定せずノンタイトル戦となり6RにKO 『観戦記1215』

 

そしてWBAは、WBA3位のアレクサンダー・ウスティノフと対戦するよう指令を出すが、オルティスがファイトマネーの配分で拒否!プロモートもゴールデンボーイ・プロモーションとも決別・・・・そしてWBAはオルティスから暫定王座を剥奪する。

 

オルティスはWBA1位をキープしたが、ノンタイトル戦として対戦するのがマリク・スコット!

 

マリク・スコットは1980年10月生まれの36歳で、2000年11月にデビューしトニー・フォスターにTKO勝ち~2012年9月まで35連勝12KO!2013年2月にドロー~7月にビタリ・クリチコに挑戦経験がある、デレック・チゾラに初黒星を喫するも2014年1月にグローバー・ヤングをKOし再起を飾る。

 

そして、2014年3月にWBCヘビー級王座挑戦者決定戦として無敗の30勝30KO!WBC3位のデオンテイ・ワイルダーと対戦し97秒でKO負け 『観戦記805』

 

しかし、10月に再起しアレックス・リーパイに判定勝ち~2015年10月にトニー・トンプソンに判定勝ち。

 

王座も剥奪されプロモーションも変えて、再び世界王座を目指すオルティスはWBAが進めるアンソニー・ジョシュア、デオンテイ・ワイルダーと闘うまでは無敗をキープしなければいけなくキッチリ倒してアピールしたいところ!

 

2016年11月12日 WBAインターナショナルヘビー級王座戦 ルイス・オルティスvsマリク・スコット

 

ルイス・オルティス 25勝22KO無敗2無効試合 元WBA暫定ヘビー級王者

 

マリク・スコット 38勝13KO2敗1分

 

1R、オルティスは詰めていくが、スコットは距離を取って廻る~オルティスが来い!と煽るがスコットは距離を取る

 

オルティスが突っ込むがスコットはクリンチ

 

2R、廻るスコットにオルティスが強引に突っ込む!しかしスコットは距離を取って廻るばかりで、ほとんどパンチを出さない

 

3R、オルティスが、ススッと詰めていき右フック!スコットは、フラつくが持ちこたえる~

廻るばかりのスコットを止めようとオルティスのボディー!

 

4R、オルティスが詰めていくとクリンチするスコット

 

しかし、オルティスが左を叩きつける!堪らずスコットはダウン!

 

立ち上がるも逃げるばかりのスコットに、オルティスは攻めまくるが極めれない

 

5R、廻るだけのスコットに、オルティスが仕留めにかかり踏み込みが深くなる!左!ダウン!

 

スコットは立ち上がる~オルティス極めるか!?しかし極めきれない

 

6R、ただ耐えているだけのスコットに、オルティスが左を打ち込む!しかしスコットも頭を振りながら耐える

 

7R、オルティスの左をダッキングして、スコットの頭を当てながらの右!常にロープを背負いながらだがカウンターを狙う

 

8R、常にロープを背負うスコットに、オルティスが攻めまくるが極めきれない

 

9R、やはり、スルスルッとロープにオルティスが追い込む~スコットの右をダッキングして左ボディー!ダウン!

 

立ち上がったスコットをオルティスが追い廻すが、またも極めきれない

 

10R、オルティスが一方的に攻めるも、守りに徹したスコットを崩せない

 

11R、ガードを固めて倒されまいとするスコットに、オルティスも攻めきれない

 

12R、オルティスが一方的に攻めるが、決定的なダメージは奪えず試合は終了・・・

 

判定は、120-105 120-106 119-106 ジャッジ1名だけ1ポイントスコットに振っただけのオルティスの完勝!あまりにも策がないスコットは逃げるだけで、オルティスも倒し切れなかった。

そしてオルティスは、12月にデビット・アレンを7RでTKO勝ち~しかし、禁止薬物の陽性での出場停止などで1年間隔が空き、2017年12月にダニエル・マルツを2RにKOと無駄にキャリアを過ごす。しかし、2018年に入り3月にWBC王者のデオンテイ・ワイルダーとのビックマッチが決まる!

 

★しかし峠を過ぎたオルティスは悲しくも・・・・・ 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村