観戦記1462 NABF北米ライトヘビー級王座戦 オレクサンダー・グボジークvsアイザック・チレ | 人生マイペンライ

人生マイペンライ

格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のTV鑑賞》

 

井上尚弥選手への招待が正式に届き、日本でも関心が高まってきたWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)リチャード・シェイファー、カレ・ザワーランドの大物プロモーターが仕掛けた賞金総額は5000万$(約53億円)優勝者には1000万$(約11億円)が贈られるクルーザー級、スーパーミドル級の強豪が集まったトーナメント。スーパーミドル級はメンバーが少し残念だったが、クルーザー級は素晴らしいメンバーが揃う!

日本では日本ランキングすらない階級だけに注目が集まらなかったが、バンタム級で井上選手が参戦となるともう楽しみでしょうがない!

 

そんな日本では注目が集まりにくいスーパーミドル級~クルーザー級だが、スーパーミドル級(76.2kg)とクルーザー級(90.72kg)の間がライトヘビー級(79.38kg)

なんと言っても‘破壊神‘セルゲイ・コバレフとWBSSの前にスーパーミドル級の強豪を集めた変則トーナメントで優勝した‘神の子‘アンドレ・ウォードのスーパースター同士の対決!

その1戦のアンダーカードでも、ライトヘビー級注目の1戦がありました。あのワシル・ロマチェンコと同じ、ウクライナのオリンピックメダリストのオレクサンダー・グボジーク(オレクサンドル・グウォジク)

 

「ウクライナの爪」の異名を持ち、アマで2009年、2010年、2011年度ウクライナのライトヘビー級王者。2009年の世界選手権では3回戦、2011年の世界選手権ではベスト8、2012年のロンドン五輪の準決勝でアディリベク・ニアジムベトクに判定負けで銅メダル獲得。2013年のユニバーシアード・ライトヘビー級で金メダルを獲得しトップランク社と契約しマネージャーはワシル・ロマチェンコと同じエグリス・クリマスの元でプロ転向~2014年4月、マニー・パッキャオvsティモシー・ブラッドリーⅡ 『観戦記755』 のアンダーカードでデビューし、マイク・モントーヤを1RでKO勝ち~ハイペースで連勝を続け9連勝7KOで、2016年4月にナジブ・ムハンマディを2RでNABF北米ライトヘビー級王座を獲得~7月に、アドニス・スティーブンソンのWBCライトヘビー級王座に挑戦経験のある 『観戦記986』 トミー・カーペンシーを6RにTKOで降し初防衛に成功

 

そして2度目の防衛戦に迎える相手は!アフリカのマラウイ共和国出身のアイザック・チレンバ!

 

2005年10月にデビューし、ザムサンカ・ティンドレニを2RにTKOで降す~8連勝も、2007年7月にウィルビーフォース・シヘポに判定負け。11月にシヘポと再戦し判定勝ちでリベンジする~2008年9月に、ABUアフリカスーパーミドル級王座決定戦でチャールズ・アダムを判定で降し王座栄冠~2009年6月には、WBOアフリカライトヘビー級王座決定戦でデビッド・バサジジャミビュールを判定で降し栄冠~10月にも、WBCインターナショナル&ABUアフリカライトヘビー級王者のドゥドゥ・ヌグンブに挑戦し判定勝ちし両王座を獲得~2010年6月にマイケル・ボリングとのIBOスーパーミドル級王座決定戦を判定で制し王座栄冠~11月にトーマス・イーストハイゼンとドロー防衛~2011年3月にビカピタ・メロとWBCインターナショナルライトヘビー級王座決定戦で対戦し判定で降し王座栄冠~2連勝後の2013年3月に後のWBCクルーザー級王者になるトニー・ベリューのWBCライトヘビー級シルバー王座に挑戦するもドローで獲得ならず~5月にベリューと再戦するも判定負けで王座獲得ならず~再起3連勝後の2015年3月に、NABF北米ライトヘビー級王座決定戦ワシリー・レピクヒンを判定で降し栄冠~11月には、IBFライトヘビー級王座挑戦者決定戦をWBCシルバー王者のエレイデル・アルバレスと争うも0-2の僅差判定負け。世界王座挑戦の夢は潰えたかと思われたが、ロシアでのWBA&IBF&WBOライトヘビー級王者のセルゲイ・コバレフの凱旋試合の相手に選ばれるが判定負けで世界王座獲得ならず 『観戦記1227』

 

そして再起戦でオレクサンダー・グボジークのNABF北米ライトヘビー級王座に挑戦!WBC4位、WBO9位、IBF10位に付け、ロマチェンコと似たようなステップを踏むグボジークがさらに連勝を伸ばし世界挑戦へ進めるか!?チレンバのセコンドにはあの4階級制覇王者のロイ・ジョーンズが!

 

2016年11月19日 NABF北米ライトヘビー級王座戦 オレクサンダー・グボジークvsアイザック・チレンバ

 

オレクサンダー・グボジーク 11勝9KO無敗 2度目の防衛戦

 

アイザック・チレンバ 24勝10KO4敗2分 WBC10位

 

1R、チレンバが速いジャブを下がりながら打つ~グボジークが前に出て右を打ち込んでいく

 

2R、グボジークが打ち続ける!しかし、チレンバも柔らかくかわしながら返す 

 

3R、チレンバが腰を落として強く振ってくる!グボジークも動きながら手数は落ちない

 

4R、チレンバが出る!グボジーグは右クロス!

 

チレンバは自分のペース~グボジークが軽いながらも回転速い連打!

 

5R、チレンバが大きい長い右を連発!グボジークもらってしまうが、ペースは譲らず手数を出す

 

6R、グボジークがいきなり出る!しかしムリに極めに淡々と当て続ける、チレンバは鼻血を出す

 

7R、グボジークが当て続け追い廻す! 

 

グボジークの右ボディー効いた!下がるチレンバにラッシュも極めきれない

 

8R、グボジークが攻める!防戦一方だったチレンバが急に打ち返す!

 

しかし、チレンバはボディーが効いて下がる!

 

グボジーク連打!極めるか!?

 

しかしラウンド終了。しかし、コーナーに戻ったチレンバはギブアップ!

 

見事にグボジークがNABF北米ライトヘビー級王座の2度目の防衛に成功!やはりウクライナ・スタイルなのか足捌きが見事かつ手数多く!いままで最長で6ラウンドだったが、今回は8R終了でもラッシュをかけているので長いラウンドでも大丈夫か!?コバレフが倒せなかったチレンバをTKOで降すのだからたいしたもので、次戦はアメリカMGMで、ロマチェンコがジェイソン・ソーサの挑戦を受ける試合のアンダーカードでユニエスキ・ゴンサレスの挑戦を受ける

敗れたチレンバは次戦でもチャンスを得て、ブレイク・キャパレロとWBCインターナショナルライトヘビー級王座決定戦!

 

★世界中でこのスタイルが流行るんだろうな 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村