観戦記813 WBCミドル級王座戦 セルヒオ・マルチネスvsミゲール・コット | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

なんとも夢のビックマッチ!3階級制覇したミゲール・コットが4階級目を目指して、WBCミドル級王者のセルヒオ・マルチネスに挑戦!

マルチネスは2002年にアルゼンチンを離れスペインに移住~シュアハウスに住みながら用心棒や、レストランの皿洗いをしながらボクシングを続ける。度々、怪我に泣かされるも33歳でWBCスーパーウェルター級暫定王者決定戦に勝利し初の世界王者に輝く。

 

「Maravilla(驚異の男)」にニックネームを持ち、2010年4月にケリー・パブリックを判定で降して35歳でミドル級も制して2階級制覇~しかし王者になってからも怪我が多く、試合間隔が長くなり2011年10月のダーレン・バーカー戦 『観戦記21』 2012年3月のマシュー・マックリン戦 『観戦記154』 2012年9月のフリオ・セサール・チャベスとの世紀の1戦 『観戦記275』 2013年4月に、WBAミドル級暫定王者のマーティン・マレー戦 『観戦記496』 と、間が空いてしまって再び1年2ヶ月振りの試合となる。挑戦者は、3階級制覇王者で多くのビックマッチを実現してきたミゲール・コット!

 

プエルトリコ人初の4階級制覇王者を目指すミゲール・アンヘル・コット・バスケスは、なんと!幼い頃に太っていたからボクシングを始めたらしく、18歳の時に世界ユース選手権でウェルター級準優勝~1999年の世界選手権では、ライトウェルター級で出場も1回戦負け~2000年のシドニー五輪に出場も1回戦負け。

2001年3月にアメリカでデビューし、ジェイソン・ドゥセットを1RでTKOに降す~その後も12連勝9KOで、2003年2月にセサール・バサンとのWBCインターナショナルスーパーライト級王座決定戦を11RにTKOで降し王座獲得~6月にロッキー・マルチネスを2RにKOして、WBCインターナショナルの初防衛とNABO北米スーパーライト級王座を獲得。9月にWBAスーパーライト級挑戦者決定戦も兼ねた、デメトリオ・セバレスとのWBCインターナショナル王座の防衛戦も8RにTKO勝ち~12月にカルロス・マウサを8RにTKOで降し3度目の防衛に成功、2004年2月にもビクトリアーノ・ソーサに4RでTKO勝ちして4度目の防衛に成功。5月にもラブモア・ヌドゥを判定で降し、5度目の防衛とWBAラテンアメリカ王座と、IBFスーパーライト級王座挑戦権を獲得。

2004年9月にWBOスーパーライト級王座決定戦で、ケルソン・ピントを6RにTKOで降し王座獲得~12月に、ランドール・ベイリーを6RにTKOで降し初防衛に成功~2005年2月にデマーカス・コーリーを5RにTKOで降し2度目、6月にモハメド・アブドゥラエフを8RにTKOで降し3度目、9月にリカルド・トーレスを7RにKOして4度目、2006年3月にジャンルカ・ブランコを9RにTKOで降し5度目、6月には元IBFスーパーライト級王者のポール・マリアッジを判定で降し6度目の防衛に成功。12月に、同じプエルトリコ人で無敗のカルロス・キンタナとのWBAウェルター級王座決定戦を5R終了時にTKOで降し2階級制覇達成。2007年3月に、オクタイ・ウルカルを11RにTKOで降し初防衛に成功~5月には、元2階級制覇王者のザブ・ジュダーを11RにTKOで降し2度目の防衛に成功~2007年11月には、元3階級制覇王者のシェーン・モズリーを判定で降し3度目の防衛に成功~2008年4月に、WBA9位のアルフォンソ・ゴメスを5R終了時TKO勝ちで4度目の防衛に成功~7月には、IBFウェルター級王座を返上してまで挑戦してきたアントニオ・マルガリートとの挑戦を受けるが11RにTKO負けで初黒星を喫し王座陥落 『展望記3』 しかし、2009年2月にマイケル・ジェニングを5RにTKOで降しWBAウェルター級王座を獲得 『観戦記417』 6月に元IBFウェルター級王者のジョシュア・クロッティに2-1の判定勝ちで初防衛に成功~そして11月に5階級目の王座を目指すマニー・パッキャオの挑戦を受けるが12RにTKO負けで王座陥落 『観戦記467』 2010年6月に再起戦でいきなりWBAスーパーウェルター級王者のユーリ・フォアマンに挑戦し、9RにTKO勝ちして3階級制覇達成 『観戦記207』 2011年3月に、元2階級制覇王者のリカルド・マヨルガを12RにTKOで降し初防衛に成功

 

12月に初黒星を喫したアントニオ・マルガリートの挑戦を受け、10R終了時にTKO勝ちで2度目の防衛に成功 『観戦記44』2012年5月に5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーの挑戦を受けるも、判定負けで王座陥落 『観戦記174』 12月にオースティン・トラウトのWBAスーパーウェルター級王座に挑戦するも判定負けで連敗 『観戦記380』 2013年10月に9年振りのノンタイトル戦で、デルビン・ロドリゲスを3RにTKOで降す 『観戦記637』 

 

前日計量でコットは、スーパーウェルター級より1ポンド重いだけの体重。

 

2014年6月7日 WBCミドル級王座戦 セルヒオ・マルチネスvsミゲール・コット

 

セルヒオ・マルチネス 51勝28KO2敗2分 2階級制覇

 

ミゲール・コット 38勝31KO4敗 3階級制覇

1R、マルチネスは左に廻る。詰めるコットの左フック!効いた!

すかさずコットは連打で、マルチネスは早くもダウン!

コットは、またも左フック!マルチネスの脚が踊る!コットの追撃でマルチネスは2度目のダウン!

立ち上がったマルチネスは、フラフラでカスっただけで3ダウン目!なんとか立ち上がったマルチネス。フリーノックダウン・ルールに助けられなんとかラウンド終了

2R、マルチネスは距離を取って回復をはかる。しかし、押されただけでもスリップダウンをしてしまう

3R、やはり、コットの左フックを被弾するマルチネス

4R、コットの左フックがカスるたけでマルチネスの脚が揺れる。コットが一気に詰める!

5R、マルチネスは距離を取りながら長い攻撃

6R、コットが追いかけ廻す!マルチネスは脚捌きが戻ってきたか!?要所では打ち返す!

7R、マルチネスも前に出始める!しかしパンチのヒット率はコットが上

8R、マルチネスが攻めるも、コットは焦らずかわしながら打つ

9R、マルチネスの左の打ち終わりに、コットの右ショート!効いた!

コットがカウンターで左を合わす!マルチネス膝が着いた!?ダウンを取られる

10R、始まってもマルチネスが出てこない・・・

見事にコットがTKOで4階級制覇を達成!9Rまでの採点表ですと、マルチネスは1ポイントも取れていない。いやぁ~コットは2連敗した時に、もう終わったかな!?と思ってしまったので失礼しました!

ボブ・アラムはコットの次戦は12月を予定。相手の候補には、サウル・アルバレス!ゲンナディー・ゴロフキン!フロイド・メイウェザー!の名前を出す。

誰と戦っても今年最大のビックマッチ!でもメイウェザーの9月はどうなったんだ?

 

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