観戦記251 東洋太平洋ライト級王座戦 荒川仁人vs嶋田雄大 | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

私は先日40才になりました。私より年上の格闘家は、そうは居ません。今や30代の王者が多くなったとはいえ、減量がある体重競技であり しかも頭部への打撃がある競技ですのでボクシングは37才定年制を取っています。

しかし日本王座&世界戦経験者には特例でライセンスを更新しています。 嶋田雄大 ちょうど41才になる昨日(8月13日)に、東洋太平洋ライト級王座に挑戦します。 日本王座を5度防衛して、世界戦を待ち続けて代役で 2008年6月に エドウィン・バレロに挑戦 『観戦記105』 さらに2009年7月に敵地アフリカでパウエル・モーゼスに挑戦も惜敗。しかし世界戦以外ですと、2000年のリック吉村戦以来負けていません。

王者の荒川選手も、見た目も、たぶん実物も人の良さそうで、勢いのある八王子中屋ジム所属の日本王者~東洋太平洋を2011年10月に栄冠。

2012年8月13日 東洋太平洋ライト級王座戦 荒川仁人vs嶋田雄大

荒川仁人 22勝14KO1敗1分け WBC1位 WBA9位 嶋田雄大 27勝17KO5敗1分け 東洋太平洋6位

 

1R、お互い静かに距離を測る。嶋田選手はサウスポー対策は得意なのでやりずらさは無さそうです。

2R、嶋田選手が距離を詰めてコーナーに詰めて連打。

3R、嶋田選手が低く入り右ボディー。泥臭く前に出て打つ。

4R、嶋田選手が止まらない!前に出て肩で押しながらボディーを打ちまくる。

5R、公開採点で負けているのを知ったからか、嶋田選手が突っ込んでくるところにパンチを出すも止まらない。

6R、止まらない嶋田選手に荒川選手も、押し負けずに体ごと当たりパンチを振る~しかし嶋田選手が上手く頭の位置をずらしながら戦う。

7R、お互いに頭を付けて打ち合う!体力で荒川選手が押し切りロープに詰めて連打!ダウンを奪う。

8R、またも押合いながらの打ち合い!荒川選手のほうが的確に当てる。根性で押し返す嶋田選手に荒川選手の右フックが当たり、写真のように座り込むように嶋田選手がダウンしたところでレフリーが試合を止める・・・・

 

泣けました。両選手とも好きな選手ですが、嶋田選手の愚直なまでのファイトには感動します。これで引退してしまうのか、体のことを思うと引き際なのかも。

 

★嶋田選手の入場曲は 矢沢永吉の 『Get Up』 格闘技blogランキングをクリック