12日のヨーロッパリーグ(EL)決勝で、延長の末フラムを2-1で下したアトレティコ・マドリーのウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランは、チームの全得点をたたき出し、タイトル獲得に貢献したことを素直に喜んだ。
「僕たちは勝利に値するプレーをした。自分にゴールチャンスが巡ってきたのはラッキーだった。いつもチャンスは逃さないようにしているが、延長戦の終盤に決勝ゴールを挙げられたというのは一味違うね」

 これまで、欧州のリーグ得点王と位置付けられる“ヨーロッパ・ゴールデンシュー”を2度(2004-05シーズンおよび2008-09シーズン)獲得しているフォルランだが、今回のEL決勝でのゴールが、これまでのキャリアで最も重要であると考えているようだ。
「僕はこれまでゴールデンシューを2度も獲得することができ、とても幸せな思いをしてきた。2度目の受賞となった昨シーズンも素晴らしい1年だった。たが、このゴールの方がうれしい。なぜなら、チームのタイトル獲得に結びついたからだ。キャリアの中で最も重要なゴールとなった」

 アトレティコにとって今回のEL制覇は、1961-62シーズンの旧カップ・ウィナーズカップ以来、48年ぶりのヨーロッパのカップ戦でのタイトル獲得となったが、フォルランは、まだチームが成し遂げた偉業への実感がわかないという。
「まだ試合を終えたばかりなので、今大会について冷静に振り返る余裕はない。だが、自分たちがいかに重要なことを成し遂げたのか、時間とともに実感してくることだろう。僕たちはチームのためにすべてを尽くしてきただけに、今はただ勝利を満喫したい」

 最後に、関係者への感謝の意を述べたフォルランは、19日にセビージャと対戦するスペイン国王杯決勝での2冠達成に意欲を見せるとともに、地元ファンの熱狂を肌で感じたいとの意思を示した。
「今回の勝利は、家族、友人、そしてアルゼンチンにいる恋人にささげたい。とはいえ、優勝を味わった後はしっかりと英気を養いたい。なぜなら、次はスペイン国王杯の決勝が待っているからだ。サポーターには、あまりの馬鹿騒ぎは自重してほしいが、この喜びを満喫してもらいたい。マドリーの街が(チームカラーの)赤と白で埋め尽くされる光景が見られるのを楽しみにしている」