| アルゼンチン |
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4 |
2(前半)1
2(後半)0
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1 |
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韓国 |
メッシ ゴールなくても勝利の立役者
【W杯1次リーグB組 アルゼンチン4-1韓国】想定通りの厳しいマークにあっても、メッシは勝利の立役者となった。
先制点は意外な形で生まれた。前半17分に左FKを左足で放り込むと、ボールは相手に当たってGKの横をすり抜けた。オウンゴールであっさりと先制しても、韓国の守備は緩まない。自陣でのドリブルも強引なタックルで止められ、相手に警告が出るほどだった。
だが、後半31分に味方とのパス交換からドリブルでペナルティーエリア内に侵入。左からのシュートを一度はGKに防がれたが、はね返りを再び角度のないところから狙うとポストに当たり、こぼれ球をイグアインが簡単に押し込んだ。その4分後には相手守備陣に囲まれながら、ふわりと浮かせる意外性たっぷりのパスで決定機を演出。イグアインのハットトリックをおぜん立てした。
身長170センチの小柄な体で世界中の注目を集めるレフティーが、期待通りに南アフリカの地で輝きを放った。
アルゼンチンのイグアインがハットトリック
アルゼンチンがイグアインの今大会初のハットトリックを含む4点を奪って快勝した。前半から攻撃を支配し、FKの好機から2点を先制。後半はやや前掛かりになった韓国の裏を突く速攻がさえわたり、いずれもメッシが中央から持ち込んでつくった好機をイグアインが立て続けに決めた。
韓国は前半終了間際に敵陣での相手DFの緩慢なミスを突いて1点を奪取。後半は何度か鋭いカウンターからゴールに迫ったが、逆に相手に速攻を許して失点を重ねた。
「マークしたが…」韓国“メッシの壁”に完敗
韓国が“メッシの壁”に屈した。優勝候補のアルゼンチンに1―4と大敗。前半17分、相手エースFWメッシのFKが死角に入っていたFW朴主永の右すねに当たり不運なO・Gを献上。その後はメッシのドリブルに振り回され、FWイグアインには、今大会初のハットトリックを決められる屈辱を味わった。
前半ロスタイム、MF李青龍が相手DFの緩慢な動きを見逃さず、唯一の得点を決めたが、反撃もこの一瞬だけ。現役時代の86年メキシコ大会でマラドーナを擁したアルゼンチンに1―3で敗れている許丁茂監督は「メッシはマークしたが、寄せきれなかった」と厳しい表情で振り返った。
「次はベスト16を懸けた最後の試合。この教訓を生かしたい」とエースのMF朴智星。次戦は22日のナイジェリア戦。韓国は1次リーグ突破を懸けて第3戦に臨む。
試合総括
ボールを支配したのは技術に優れるアルゼチン。トップ下に入ったメッシ、自由に動くテベスを起点にチャンスを作り、16分にはFKからオウンゴールで先制に成功。さらに33分にもFKからイグアインがヘディングシュートを決めてリードを2点に広げる。前半終了間際に韓国のイ・チョンヨンに1点を返されるものの、後半にメッシを起点とする攻撃からイグアインが2点を挙げてハットトリックを達成。メッシが世界最優秀選手の力を発揮し、アルゼンチンに4-1の勝利をもたらした。