10日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、マンチェスター・ユナイテッドはホームでミランを迎えた第2戦を4-0の圧勝で飾り、2試合の合計スコアを7-2として準々決勝進出を決めた。
アウエーでの第1戦を3-2で制し、アドバンテージを持ってホームに戻ってきたマンUにとって、今回の試合は全く問題にならなかった。試合開始から、スピード、パワー、メンタリティーといったすべての面でミランを圧倒したマンUは13分、主将ネビルの右クロスに大黒柱のルーニーがヘディングで合わせて楽々と先制。一方、この失点により、勝ち抜きのためには3ゴールが必要となったミランは、横綱相撲を展開する相手を前に、全く反撃のきっかけをつかめないまま前半を終えた。
後半に入ると、ミランはDFボネーラに代わりMFセードルフを投入して、MFアンブロジーニをDFに下げる攻撃的布陣で臨む。だが、その効果が発揮される間もなく出はなをくじかれる。46分、自陣でボールを奪い左サイドを突破したナニのアーリークロスを再びルーニーが押し込み、マンUがリードを2点に広げる。59分にもスコールズのアシストからパク・チソンが決め、大量3点のリードを奪って試合を決定づけた。
もはや完全に望みを絶たれたミランにとって後半唯一の見せ場は、この日ベンチスタートとなったベッカムの古巣へのお披露目しかなかった。64分、7年ぶりにオールド・トラフォード(マンUの本拠地)に立ったベッカムは、スタンドのファンからスタンディングオベーションで迎えられる。一方、66分に2ゴールを挙げたルーニーを下げる余裕を見せたマンUは、終了間際の88分にもラファエルの右クロスからフレッチャーが頭で決め、ミラン相手に4得点を挙げる完全勝利。今シーズンのCL優勝候補の筆頭に躍り出た。
