No.522 白川道「身を捨ててこそ」→ 4点
0点→途中リタイア。読むことが苦痛。出会ったことが不幸。意味が分からない。
1点→なんとか最後まで読んだが、時間のムダだった。つまらない。
2点→可もなく不可もなし。ヒマつぶしにはなったかなというレベル。
3点→難点もあるがおおむね満足。この作者なら他の作品も読んでみたい。
4点→傑作。十分に楽しんで読めた。出会えてよかった一冊。他人にもすすめたい。
5点→最高。とにかく良かった。人生の宝物となる一冊。
※ 小数点は、上記点数の中間です。
↓↓↓↓↓↓ ここから本編です ↓↓↓↓↓↓
白川 道「身を捨ててこそ」→ 4点
発行元 :株式会社幻冬舎
初版発行:2012/5/25
あらすじ
昭和44年。
23歳の梨田雅之は入院生活を送っていた。
先物取引で3000万円の勝負に勝った代償としてヤクザに脇腹を刺されたのだ。
カネは掴んだが、人生の目的を見失っていた梨田は、そこで運命のように一人の老人と出会う。
「人間は働かなくちゃいけない」という老人の助言に従って東京で働き始めた梨田が経験する新しい世界とは。。
ギャンブル小説の金字塔、「病葉」シリーズの続編第一弾!
コメント
麻雀を知らない私が、それでも時間を忘れて読みふけった傑作「病葉」シリーズの続編ということで大いに期待しながら読んだ。
基本的にはドライに淡々と、しかし時には驚くほどセンチメンタルという物語のテイストは前作と些かも変わらず、あっという間に読了。
自分でも本当に不思議なのだが、ギャンブルには一切興味がないのに、本作の主人公梨田から目を離すことができない。
自分とは対極にある世界を存分に楽しめるという点において、小説の楽しさを象徴している作品と言って良い気がする。
昭和44年という、猥雑ながらも希望とエネルギーに満ちた世界の雰囲気も実に良かった。
続編、早くでないかな~。
ちなみにシリーズの流れは「病葉流れて 」「朽ちた花びら」「崩れる日なにおもう」ときて本作「身を捨ててこそ」へ繋がる。
麻雀およびギャンブルが好きな方、あういは福本伸行氏の「アカギ」「カイジ」「銀と金」辺りが好きな人は絶対に読むべきシリーズだと思う。
まだ、という方は是非!
http://www.amazon.co.jp/dp/4344021843/ref=nosim/?tag=kentanodokush-22
了。
No.521 東野圭吾「赤い指」→ 3点
0点→途中リタイア。読むことが苦痛。出会ったことが不幸。意味が分からない。
1点→なんとか最後まで読んだが、時間のムダだった。つまらない。
2点→可もなく不可もなし。ヒマつぶしにはなったかなというレベル。
3点→難点もあるがおおむね満足。この作者なら他の作品も読んでみたい。
4点→傑作。十分に楽しんで読めた。出会えてよかった一冊。他人にもすすめたい。
5点→最高。とにかく良かった。人生の宝物となる一冊。
※ 小数点は、上記点数の中間です。
↓↓↓↓↓↓ ここから本編です ↓↓↓↓↓↓
東野 圭吾「赤い指」→ 3点
発行元 :株式会社講談社
初版発行:2009/8/12
あらすじ
平凡な家庭で突如起こった痛ましい殺人事件。
しかも、犯人は痴呆症状のある老婆だという。
しかし、そこにはどうしても納得できないひとつの謎があった。
真相はどこにあるのか。
そして「真実は俺達じゃなく彼ら自身の手によって明らかにされなければならない」という刑事・加賀恭一郎の意味するところは何なのか・・?
ひとつの事件を通して、家族のあり方を問う社会派推理小説。
コメント
刑事・加賀恭一郎シリーズ。
しかし、正直ちょっとイマイチだったかな。
一言で言うと、犯人一家があまりといえばあまりにいじましく愚鈍過ぎて気が滅入った、という感じの作品。
主人公(?)のお父さんが、善人でも悪人でもなく小人という感じで、人間としての器が小さ過ぎてまったく魅力がなかった。
そして、その周辺にいる家族、妻も子も母親も、全員が「自分のことしか考えていない」という意味においてほとんど同罪で美しくなかった。
何の想像力も野心もなく、日々の安寧と安楽だけを求める人間の心情なんて別に知りたくもないし、ましてや感情移入なんてできないのだ。
どんなに現実的な小説でも、それが物語である以上はそこに何らかのファンタジーというか美しさみたいなものが必要なんだよなということを再確認した作品。
まあしかし、そこはなんと言っても東野氏なので、文体も実にさらさらと読みやすくて、もちろん最後までそれなりに楽しんで読むことはできた。
加賀刑事シリーズとしては、やっぱ「新参者」がよかったかな。
http://www.amazon.co.jp/dp/406276444X/ref=nosim/?tag=kentanodokush-22
了。
No.520 石田衣良「赤・黒(IWGP外伝)」→ 3.5点
0点→途中リタイア。読むことが苦痛。出会ったことが不幸。意味が分からない。 1点→なんとか最後まで読んだが、時間のムダだった。つまらない。 2点→可もなく不可もなし。ヒマつぶしにはなったかなというレベル。 3点→難点もあるがおおむね満足。この作者なら他の作品も読んでみたい。 4点→傑作。十分に楽しんで読めた。出会えてよかった一冊。他人にもすすめたい。 5点→最高。とにかく良かった。人生の宝物となる一冊。 ※ 小数点は、上記点数の中間です。 ↓↓↓↓↓↓ ここから本編です ↓↓↓↓↓↓ 石田 衣良「赤・黒(IWGP外伝)」→ 3.5点 発行元 :株式会社文藝春秋 初版発行:2006/1/10 あらすじ 池袋の片隅でギャンブルにはまった男が選んだ「逆転の一発」はカジノの売上金強奪という荒っぽい方法だった。しかし、計画は失敗に終わり、男は莫大な負債を抱えることとなった。 ・・このままでは終われない! 全てを賭けた、最後の戦いがはじまる。 コメント タイトルに「外伝」とある通り、マコトの登場しないIWGP。 そして、そいういう見方で見ると、あの果物屋の若旦那兼使用人がどれほど秀逸なキャラなのかが改めて分かった気がする。 本作も決してつまらない作品ではない(本当に十分に面白い)んだけど、作品全体の空気が硬くて重い。 ギャングとかヤクザとかがじゃんじゃん出てきて殴ったり撃ったりするんだから、当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、同じような話でもマコトの語り口調にかかると、これが不思議と柔らかく軽くなるのだ。 個人的に、やっぱIWGPは本編の方がいいな。 とは言え、これは好みの問題で、むしろハードボイルドが好きな方は本作の方がしっくり来るのかもしれない。 IWGP好きな方は是非! http://www.amazon.co.jp/dp/4167174103/ref=nosim/?tag=kentanodokush-22 了。


