ケンタの書評ブログ -2ページ目

No.525 楡周平「羅針」→ 3.5点


ケンタの書評ブログ


0点→途中リタイア。読むことが苦痛。出会ったことが不幸。意味が分からない。
1点→なんとか最後まで読んだが、時間のムダだった。つまらない。
2点→可もなく不可もなし。ヒマつぶしにはなったかなというレベル。
3点→難点もあるがおおむね満足。この作者なら他の作品も読んでみたい。
4点→傑作。十分に楽しんで読めた。出会えてよかった一冊。他人にもすすめたい。
5点→最高。とにかく良かった。人生の宝物となる一冊。

※ 小数点は、上記点数の中間です。

↓↓↓↓↓↓ ここから本編です ↓↓↓↓↓↓

楡 周平「羅針」→ 3.5点
発行元 :株式会社文藝春秋
初版発行:2012/1/30

あらすじ
戦争中に父親を亡くした関本源蔵は、母親を助けるために高級が保証された船乗りの道を針路として決めた。
それから30年に渡る源蔵の生活を、海と陸の両方から描いた作品。

コメント
淡々と風景を描いたような作品。
表紙に描かれたイラストの意味が分かりにくいのと同様、本作の主題についても確たるものを思い描くことは出来なかった。

ただ、楡氏のフィールドである「この経済社会の中で人が生きるということ」については全編を通じてしっかりと貫かれていた。
個人的に海や魚が大好きなので船乗りが主人公の本作についてもワリと楽しく読めたが、盛り上がりみたいなものはなかった。
人によっては退屈な作品かもしれない。

http://www.amazon.co.jp/dp/4163811109/ref=nosim/?tag=kentanodokush-22


了。

No.524 東野圭吾「白銀ジャック」→ 3点


ケンタの書評ブログ


0点→途中リタイア。読むことが苦痛。出会ったことが不幸。意味が分からない。
1点→なんとか最後まで読んだが、時間のムダだった。つまらない。
2点→可もなく不可もなし。ヒマつぶしにはなったかなというレベル。
3点→難点もあるがおおむね満足。この作者なら他の作品も読んでみたい。
4点→傑作。十分に楽しんで読めた。出会えてよかった一冊。他人にもすすめたい。
5点→最高。とにかく良かった。人生の宝物となる一冊。

※ 小数点は、上記点数の中間です。

↓↓↓↓↓↓ ここから本編です ↓↓↓↓↓↓

東野 圭吾「白銀ジャック」→ 3点
発行元 :株式会社実業之日本社
初版発行:2010/10/15

あらすじ
スキー場に爆弾が仕掛けられた。
人質は何千人ものスキー客。
そして、身代金は3000万円。

危険があることを公表し、スキー場を閉鎖すればすぐに解決するのだが、それは運営会社と周辺の住人がまとめて生活の糧を失うことを意味する。
運営会社は要求に従って身代金を支払うことを決めた。
しかし、それは新たな悪夢の始まりに過ぎなかった。
白銀の世界を舞台に繰り広げられる、緊迫の数日間。
はたしてスキー場の運命は!

コメント
犯罪の手法としては非常に秀逸で、さすがは東野圭吾と唸らされた。
確かにこのような場合、企業側が一度でも身代金を支払ってしまうとその瞬間に企業側もある意味で「共犯」となってしまい、その後は絶対に公表できなくなるだろう。
要求に従うことがそのまま新たな弱みに直結するというアリ地獄のような搦め手だが、企業の論理から言うとこれにハマってしまう会社も結構あるんじゃないかと思った。

途中までは非常に興味深く読んだのだけれど、個人的には最後はちょっと・・という感じ。
奇想天外すぎていまいち納得がいかなかった。
まあ確かに「あっと驚く結末」ではあったけれどね。

http://www.amazon.co.jp/dp/4408550043/ref=nosim/?tag=kentanodokush-22


了。

No.523 三浦しをん「風が強く吹いている」→ 4.5点


ケンタの書評ブログ


0点→途中リタイア。読むことが苦痛。出会ったことが不幸。意味が分からない。
1点→なんとか最後まで読んだが、時間のムダだった。つまらない。
2点→可もなく不可もなし。ヒマつぶしにはなったかなというレベル。
3点→難点もあるがおおむね満足。この作者なら他の作品も読んでみたい。
4点→傑作。十分に楽しんで読めた。出会えてよかった一冊。他人にもすすめたい。
5点→最高。とにかく良かった。人生の宝物となる一冊。

※ 小数点は、上記点数の中間です。

↓↓↓↓↓↓ ここから本編です ↓↓↓↓↓↓

三浦 しをん「風が強く吹いている」→ 4.5点
発行元 :株式会社新潮社
初版発行:2009/7/1

あらすじ
小さな頃からランナーとして英才教育を受けながら、足の故障から夢をあきらめたハイジ。
天才ランナーと言われながら、走ることに屈折した思いを抱いたカケル。
二人が出会った時、運命は動き始めた。

彼らは果たして箱根に挑むことができるのか。
純度100%の青春小説。

コメント
傑作!
実にまっとうでしかも心から楽しめる青春小説でした。

個人的にはハイジが竹青荘のみんなに「実はお前ら全員陸上部員だったのだ!」と打ち明けるシーンが一番好きだったかな。

ふと気がつくと、自分が既に素敵な物語の一部として取り込まれているというのはサイコーの状況だと思うし憧れた。

ただ走る、というシンプルな世界に対してこれほど奥行き深く描くことができるのかという点において驚愕かつ脱帽の一冊。
もうすぐ箱根駅伝。

今まであまり興味もなかったけど、来年はちょっと見てみようかな。
超おすすめ!

http://www.amazon.co.jp/dp/4101167583/ref=nosim/?tag=kentanodokush-22


了。