garden shop coniwa西村です。
7月に開店されたばかりのSalon La merさんへ、ちょこっとお邪魔してまいりました。
オーナー様のご人徳で、お祝いに届いた観葉植物や胡蝶蘭が所狭しと10鉢以上!
毎朝お手入れに1時間くらいかかっちゃうというお話をお聞きしていたので、様子を見てみたいなと思っていました。
サロンの前の大鉢はラメールさんからのご依頼で、わたしが納品させていただいたもの。
もともとあった植物も活かしながら寄せ植えしました。
どれも元気で嬉しくなります。
ジニアもペンタスも花数が増えてますね~
いつ見ても水切れすることなく管理されてます。
以前、「朝夕の2回、お水やりしてる」とおっしゃってましたが、鉢底から水が出てくるまでたっぷりとあげていれば、大鉢は朝か夕方だけでもいいかも。
真ん中に見えてるコリウスは鉢が小さいので、水切れご注意ですね~
でも結論から言って、どの観葉も蘭もほぼほぼ元気でした
(なので、あまり写真撮ってなかった…)
週に1回などと決めずに、葉っぱの様子を見て水やりのタイミングが分かるようになれば、もっとラクできます。
調子が悪そうなとき、まず見直していただきたいのは置き場所です。
暑すぎないか、暗すぎないか、日差しが強すぎないか。
冬なら寒すぎないか。
風が通っているか。締め切りの部屋は厳しいです。
室温は10~30度くらいが目安。ほとんどの観葉が育ちます。
水切れのサインは、まず新芽がたらんと下を向いてきたとき。
鉢土の表面が湿っているときは水やりしなくていいのですが、気を付けたいのは、チョロ水!危険!
表面しか濡れていなくて、いつも中~底の方まで水が到達していないとき、根っこは水が吸えないし、表面のジメジメで病気や虫がつきやすくなるし、良いことありません。
何回かに1回でも、鉢底から水が出るまでしっかりお水をあげましょう。
鉢皿の水を捨てるのも大変なので、できるだけ少なめにしたいのも分かります、分かります(笑)
窓のないコーナーに置く観葉は長くても1週間ほどでローテーションを。
茎や葉が根本からやや半透明の黄色や茶色になったりして、ふにゃふにゃしてたら根腐れの恐れあり。
急いで土を乾かして、風通しの良い場所に移動させましょう。
水のやり過ぎや、乾きにくい環境が原因です。
状態が改善されないときは、鉢から抜いて、腐った根を整理して新しい土で植え替えます。
水をやっても下葉が枯れて落ちていくときは、根詰まりです。
古い根を切って、新しい土で植え替えましょう。
※coniwaでも植え替え承ります。
こちらはconiwaに入院となったオーガスタ。
可愛がってもらっていたのでとっても元気ですが、キノコとコバエが発生していたとのこと。
大変ご迷惑をおかけしました!
土に有機物が入っているので、珍しいことではないですが不快ですよね。
急にコバエが出てきたときは、2~3日風通しの良い日陰に置いておくといなくなります。
(ずっと外に出してると、新たな虫が付くこともあるのでご注意を)
乾燥気味にしてキノコを生やさないようにもしたいですね。
虫が少なくなってきたところで、土の表面への植物用の薬剤スプレーも念のため数回しておきます。
どうしても解決しないときは、土を全部落として、新しい土で植え直します!
私はコバエで植え替えまではしたことありません。
コガネムシの幼虫がついたときは、根っこを全部食われるので植え替えますが。。。
室内の害虫用の殺虫剤はキツイのであまりおすすめしません。
特にガスのスプレーは冷害をおこしますので植物に直接吹きかけないようご注意ください。
大きなコウモリラン(ビカクシダ)もありました。
水苔で板付けされているので、ときどき水苔部分をバケツに沈めるなどしてあげたいですね。
水苔を覆うように広がっている貯水葉の上のところからたっぷり水をかけてあげるのもおすすめ。
左上の小さな葉が垂れてるので、そろそろ水やりのタイミングです。
いずれにしても屋外かお風呂場などで景気よく水をあげましょう。
他の観葉よりはお水好きな子だと思ってお世話して下さい。
店頭や店内で綺麗に植物が管理されているお店って、入ってみたくなりますよね…
植物の声が聞けるひとは、お客様の声も聞けるひとだと思っています。