こんにちは。
昨日、録画していた「秘密のケンミンSHOW極」を見ました。
みちのくケンミン語 春の特別集中講座
良いですよね、方言。
さすがに「青森」は、難しいですが、「ちょす」とか「つまる」とかは、仙台でも分かる方言です。
また、書こうかな いがすか
今日は、令和3年度問52の過去問を○×式で解答してみましょう。
エネルギー需給動向やエネルギー政策に関する記述についての問題です。
それでは、早速。
問題
2010年代後半以降、日本では、原油ならびに天然ガスいずれもの大半を、中東から輸入している。
正解は?
×
今日は、「エネルギー需給動向やエネルギー政策」に関する問題です。
1問目は、日本の原油と天然ガスの輸入先。
問題は、2010年代後半の輸入実績。
中東から輸入していると言っていますが、、、
まずは、原油から。
参照:資源エネルギー庁・出展:経済産業省 2019年度
原油は、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタールなどの中東の国々から輸入しています。
そのため、原油については正しい記述。
次に、天然ガス。
参照:資源エネルギー庁・出展:財務省 2019年度
天然ガスの主な輸入先は、オーストラリア、マレーシア、カタールからの輸入。
と言うことで、「日本では、原油ならびに天然ガスいずれもの大半を、中東から輸入している」ってのは、間違いです。
問題
2010年代後半の日本では、一次エネルギーの7割以上を化石エネルギーに依存しており、再生可能エネルギーは3割にも満たない。
正解は?
○
2問目は、「一次エネルギー」の割合。
問題では、化石エネルギーが7割以上で、再生可能エネルギーは3割にも満たないと言っています。
化石エネルギー=例:石炭・石油・天然ガスなど
再生可能エネルギー=例:太陽光・風力など
これも参照ありで、、、
参照:資源エネルギー庁 2018年度
化石燃料=化石エネルギー
依存度は、85.5%ですから、7割以上は、正しい記述。
そして、再エネ等は、8.2%。
再エネ等(水力除く地熱、風力、太陽光など)は未活用エネルギーを含むと書かれていますが、3割にも満たないってのは、こちらも正しい記述。
と言うことで、この肢は、正しい記述です。
問題
現在、世界最大のエネルギー消費国は米国であり、中国がそれに続いている。
正解は?
×
3問目は、「世界最大のエネルギー消費国」。
問題では、米国、それに次いで中国と言っています。
つまり、消費量世界ランキング。
良さげなグラフを探したんですが、、、
ここは、参照:グローバルノートさんのサイトリンクを。。。
データ更新日 2022年1月5日 2019
***********単位:千兆ジュール
1 中国***159,956
2 米国* * *105,964
3 ロシア***35,396
4 インド** *33,533
5 日本*** *20,029
問題とは、「米国」と「中国」の順位が逆です。
中国、それに次いで米国です。
そのため、この肢は、間違いです。
ちなみに、ここで、、、
一次エネルギー=加工されない状態で供給されるエネルギー。石油、石炭、原子力、天然ガス、水力、地熱、太陽熱など。
二次エネルギー=一次エネルギーを転換・加工して得られるエネルギー。電力、都市ガスなど。
問題
2020年前半には、新型コロナウイルス感染症拡大による先行き不安により、原油価格が高騰した。
正解は?
×
4問目は、この問題。
これ微妙だと思っちゃったんですが、2020年前半、、、今年は2022年、当てはまると言えば当てはまると。。。
「代」ではなかったんですね、、、ちゃんと読まないといけませんね。
と言うか、今、2022年ですから「代」って勘違いも甚だしいですね。
2020年前半の動きは以下の如く、
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大
↓
各国の主要都市が封鎖されたり、人の移動が禁止、自粛
↓
車の通行量が減、飛行機が減便、工場が稼働しない
↓
石油が使われなくなった
結果、原油価格は、「下落」。
つまり、この肢は、間違いです。
余談なんですが、
通常、原油は世界で1日に1億バレルほど消費されているようです。
それが2020年4月には、前年比で1日2,900万バレルほど消費量が減った。
余剰分を、各国がタンカーやパイプライン、貯蔵用タンクなどに貯めていましたが、貯蔵スペースが少なくなったことを背景に、原油価格がマイナスに。
需要と供給のバランスと言うヤツですね。
余剰分ができると言うことは、
産油国で減産することにつながり、
産油国グループが、協調減産を続けた結果、今に至る。
在庫が減ってくることで原油の値段が上がり続けて、今の状況になっている。
ガソリン高~い。
問題
パリ協定に基づき、2050年までに温室効果ガスの80%排出削減を通じて「脱炭素社会」の実現を目指す長期戦略を日本政府はとりまとめた。
正解は?
○
今日の最後の問題。
パリ協定は、京都議定書の後継的な気候変動に関する国際的枠組みのことです。
気候変動枠組条約に加盟する全196ヶ国全てが参加する枠組みとして史上初。
これが採択されたのが、2015年(平成27年)12月12日。
場所は、フランスのパリ。
そのずっと前、平成21年8月に、
当時の環境大臣斉藤鉄夫さんが、「温室効果ガス2050年80%削減のためのビジョン」ってのを発表しています。
これを通じて、パリ協定の2020年以降の枠組みとして、外務省のページに、
この中で、「脱炭素社会」云々について書かれています。
いま、よく聞く、「カーボンニュートラル」。
カーボンニュートラル=地球上の温室効果ガスの排出量と吸収量・除去量を均衡させること。
カーボンニュートラルを基本理念とし、「脱炭素社会」の実現に向け、政策の継続性・予見性を高め、脱炭素に向けた取組・投資やイノベーションを加速させるとあります。
と言うことで、この肢は、正しい記述です。
方言をあんまり使わなくなった世代ですが、、、
番組を見ていて気付いたのは、宮城県はどっちかと言うと「単語」かなと。
「いずい」とか、「たごまる」とか、「け」とか「い」とか。
秋田、青森のように長々とは話さないような気がします。
そう言った意味では分かりやすいかも。
個人的な意見ですけどね。
今日のところはここまでです。