すこしだけ童謡を調べている | 緑の錨

緑の錨

歴史家の山本尚志のブログです。日本で活躍したピアニストのレオ・シロタ、レオニード・クロイツァー、日本の歴史的ピアニスト、太平洋戦争時代の日本のユダヤ人政策を扱っています。

来年以降の準備のために、すこしだけ唱歌・童謡を調べています。

奥の深い世界であり、音楽と政治という観点からも、はなはだ興味ぶかい研究分野なので、すでにいくつもの先行研究が存在しています。

同時に、やはり歌い継がれてきた唱歌・童謡は、時代を超えて人々の心を託すに足りる「傑作」であるようにも思われます。

現在の状況で、「ふるさと」という唱歌は、特別な意味を持つ作品になりましたが、それもまた作品に、このような人々の心を託すに足りるだけの素地が存在していたからであると感じています。

多くの世代の人が、共通して歌える音楽として、唱歌や童謡を大事にしていくことが望ましいと考えます。



動画はピアノ独奏版の「ふるさと」です。