大名古屋ビルヂング閉館の報道 | 緑の錨

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歴史家の山本尚志のブログです。日本で活躍したピアニストのレオ・シロタ、レオニード・クロイツァー、日本の歴史的ピアニスト、太平洋戦争時代の日本のユダヤ人政策を扱っています。

衝撃でもあり、感無量でもあるニュースです。名古屋駅前にあり、「大名古屋ビルヂング」の表記は生涯にわたって見慣れてきました。

子どものころは、この「ビルヂング」という表記がずいぶん奇異に思えたものです。戦前のことを学ぶようになってからは、むしろ親しみを感じましたが。

平凡な感想ではありますが、時代は確実に変わっていくのだと痛感いたしました。

冷静に考えれば東京駅丸の内口の変貌などをみても、駅前を新しい計画で更新していくのは必然なのでしょう。なじんだものは永遠に続くように錯覚します。しかし、変化するときは変化してしまうものなのです。



大名古屋ビルヂング閉館(毎日新聞)