バオバブサン・テグジュペリの『星の王子様』を読んだ人なら、バオバブの木について書いてある記述を覚えておられることと思います。生命力旺盛で、星を埋めつくしてしまうような巨大な木であり、星の王子様の仕事は、バオバブの小さな芽を抜いて星を守ることでした。 ところがマダガスカルで、そのバオバブが乱開発で痛んでいるとのことです。強いように見えても、はかないものはあるのです。