コロンビア大学東亜図書館の至宝といわれるライブラリアンの甲斐美和先生は、
角田柳作先生の後継者としても有名ですが、
1930年代の代表的日本人ピアニストであり、活発な演奏活動を行っています。
甲斐先生はメットネルの弟子マキシム・シャピロの高弟であり、
その演奏は世界水準に照らしても一流だったと伝えられます。
また、多くの日本人留学生の面倒をニューヨークで見続けたことでもしられます。
甲斐先生は1937年のショパン・コンクールにも出場しておられます。
当時、原智恵子、井上園子とならんで、日本を代表するピアニストとされていました。