ガヤ・エ・レイ 2005 | 緑の錨

緑の錨

歴史家の山本尚志のブログです。日本で活躍したピアニストのレオ・シロタ、レオニード・クロイツァー、日本の歴史的ピアニスト、太平洋戦争時代の日本のユダヤ人政策を扱っています。

イタリアのモンラッシェ シャルドネの至宝といわれるワイン。開栓後日を置くほどに深みを増し、三日目には偉大な風格まで出てきました。

モンラッシェ、バタール・モンラッシェに比すべきワインと最初は思いましたが、しかし、実際には南の、別の個性を持った、そして同様に偉大なワインであるようです。

たしかに、バターのような風味や重厚性、イタリアの白で最高峰といわれる複雑性はあるのです。しかし、たぶん、ブルゴーニュの偉大な白にくらべて、より直裁。これは南のワインの特徴である気がいたします。そして、魅了するような糖。

ただ、あこがれをしっているひとだけが、わたしのなやみがわかるのです。

どうしようもなく、イタリアの花と風を思いだします。