安保法制の党首討論をちょこっと見た。自衛隊員のリスクが高まる、自衛隊が戦闘に巻き込まれる、って野党から指摘があり、安倍さんは根拠なく「そんなことは絶対にない」という答弁の繰り返し。
法制の枠組みからして「絶対にない」わけがないだろう。危険な地域に出張っていって、友軍が交戦状態になれば助けに入るのが集団的自衛権なのだからして。友軍を見捨てて逃げるのなら、最初から派兵すべきじゃない。
「自衛隊のリスクが」とか「巻き込まれる」という言い方もそもそも変。自衛隊がやることは日本がやること。国民は他人事みたいに思ってちゃいけないでしょう。そして戦闘は巻き込まれるのではなく、そこに派兵するならすでに自主的参加してるものです。
まず自衛隊はどんなときにどこまで派兵していいのか、そこの議論ができてないのに、たとえば中東あたりで交戦状態になった場合を前提にして、他国の領土領空に入るかどうかって話になってる。
あれ? もう中東派兵することになってるの、私が知らなかっただけ? 今までイント洋で給油とか機雷掃海とかイラク復興支援とかやってたけど、もう違うフェーズに来てる。このままいくと次に派兵するときは自衛隊は戦闘行為ができる軍隊として世界に認知されるし、自衛隊もそれなりの装備で行くことになるんでしょう。空母とか仕立てて、、、。
これまでのように「自衛隊はゴマメでよろしく」とはいかない。戦争したくないなら遠方派兵しないこと。防衛は日本周辺を固めるべし。中東から石油を買わなくても済む方法を死にもの狂いで考えるべし。
個人的には、直接的な日本の防衛のために集団的自衛権は必要と思うが、しかし。石油や原発材料欲しさに遠い他国の戦争に加担して平気な国に、なりたくない。